2105 慌てた。焦った。実印を無くした。昨日、昼前に銀行へ行って、その時、実印を胸ポケットに入れて持って行き、何度か押印をして、胸ポケットの戻し、昨日書いたように、慌てて銀行を後にした。その時から、勿論、実印の事は、頭になかった。実印に関してのことは全く記憶が無かった。今朝、昨日の申請書のBNIをBANK NEGARA INDONESIAに変えなければならないので、訂正用に実印を持って、銀行へ行かなければならなかった。
昨日、着てた服の胸ポケットに実印がない。そこから、焦った。実印をどこかへ置いたという行動は全くしていない、無意識にでも、無いと思う。どこかに落としたと思い、と言っても、家の私が移動した範囲と焼津へ往復の車の中しか、捜す場所はない。焼津で友人と会った喫茶店や孫を連れて行った病院かもしれないが、そこまで行ったり、意味が無いと思ったから、電話で問い合わせたりする気にはならなかった。
結局、何とか、サインだけで許してもらおうと、銀行へ行った。印鑑を持ってくるのを忘れたといったら、何やら目の前に茶封筒を出され、昨日、他のお客いさんが入り口ロービーで拾って届けてくれたということだった。そういえば、会う人に、遅れるという電話をそこで掛けた、HPを出す時に、同じポケットに入っていた実印を落としたのでした。
喜んで,ほっとして、手続きは終わった。ありがとうと言って、その場を離れ、途中、買い物に依って家に戻った。銀行から出て、一時間過ぎていた。通帳と印鑑をいつも抱えている鞄に戻そうとしたところ、印鑑が無い、ポケットに無い。そういえば、銀行の椅子から立ち上がる前に、ポケットへ入れたという記憶が無い。ホッとしすぎて、喜んで、すっと立ちあがり、その場を離れてしまったのでした。
銀行へ戻って、先ほど座った席に辺りに印鑑が置いてなったか、先ほどの掛かりの人に聞いたら、無かった、知らないという。困った。どこに置いてしまったのだろうかと思いながら、ふと、座っていた椅子を見下ろすと、背もたれの立ちあがり部分に、あった。何故、こんなところに?坐っていれば、ズボンの右後ろのいつも財布を入れて行くポケットのあたりだ。そんなところに印鑑をしまうはずが無いのに、おと思いながら、また、ほっとした。
銀行のカウンターの向こう側にいる10人ほどの人たち全員が私を見ている。恥ずかしい。人って届けてもらっって受け取ったものを、また、置き忘れるなんて。頭を掻きながら、“認知症が進行していますから“と、妙なこと口走りながら、その場を離れた。まったく、何という日だ、今日は、やっぱり、アルツが進行しているのかなと思ったりする。ショックだった。パニック障害の症状にいつも気を取られていることも確か。
実印が入っている小さな袋、50年以上、このままである。auのワイマックス2である。
認知症 アルツハイマー ボケ