今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

感動した豚肉のすき焼き。

2018年11月01日 | 今日の料理
あまり「すき焼き」って食べた事がないのもあるが。
どうも甘いのって苦手で、本能的に避けてきたのかも)

「ワケギ」を大量に安く手に入れたので

そこに豚肉があったから、牛では無いけれど、すき焼きにした。
(別に鶏でも豚でも正直なんでも良かった、味さえ濃過ぎて食べられないのでなければ・・・)

瞬間関西風とアタマの中がこんがらがっていて肉をとりあえず焼こうかな?と、フライパンを温め、そこに以前豚バラ肉をボイルした時に取っておいた豚のラードを塗る。
牛肉だったら牛脂を塗るから、豚だしラードでいいんじゃね?って)

でも、やっぱり関東風にしたくなって
『割り下』を急遽、酒・砂糖・醤油・出汁の素・水を加熱して入れて関東風は焼かないが今更ね)、
※みりんは(全部がみりん味になってしまうから)苦手なので入れない
ワケギと豆腐(←あまり分厚くしない、1cm強ぐらいの幅)と共に煮る。
※牛肉だったら味を浸み込ませる為に、こんなに煮たら硬くなるけれど、豚ってそんなに硬くならない!!
なんて便利なんだ!!!

卵を漬けて、ご飯と、

豆腐が結構入っているし2日分はあるだろうな。豆腐は翌日の方が浸み込む。

無茶苦茶、美味しかった!!!
これネギじゃなくワケギだから、豚肉に合ったのかもしれない
ワケギって、純粋なネギ科じゃなくて、ネギやタマネギ・エシャレットとの雑種なんだよな。
豚肉と玉葱は合う!!

ワケギはネギと違い球根からで育つので、下の方にエシャレットの様なちょっと丸みのある球根があるのが「わけぎ」の見分け方。
(思い出して欲しい、ネギは白い部分が長細いハズ
※味は少し甘めだね、エシャレットほどウっとはならないが・・・、今回のすき焼きみたいに結構マスキングをしないと敏感な人には個性が強い野菜かもしれない。
ヌタでさえ、ちょっとエシャレットっぽい時があって・・・ちょっと・・・

葱(←ワケギと読む)を調べると・・・

ギリシア原産で広島県で栽培が盛んで、
・熊本ではワケギ(葱)を人文字or一文字
・大分では千元(センモト)
・南九州では(チモト)
・沖縄ではビラ
と様々な呼び方で呼ばれ、関東全般では「ワケギ」と呼ばれている。

オマケ

・あまったタレ(煮汁)で野菜の煮物にしたり。

ご馳走を食べた後は少し調整しないとな。
(常備菜にもなるし)
※TKGはかき混ぜ過ぎたらダメ、かき混ぜ過ぎない事で食べる度に変化がある大人の食べ方
(そしてTKGにすれば大体の物がマイルドになるので、お子様でも野菜をおかずに食べられるだろう)。
あまりないコダワリの中で、このかき混ぜない事はかなりの重要度

・あまったタレ(煮汁)で角煮や豚ナンコツ煮にしたり。

ニンジンや野菜類は浸み込み過ぎないように出来上がり次第途中で取り出す。

食べる時やタッパで保存する時に、又、合わせればいい。
(これだけ豚を使うと流石に生姜を入れたけれど

・余ったタレで饂飩を炒めて(←滅多に焼きうどんってしないのだけれど)、野菜が摂取出来る焼きうどんにしたり
(塩・胡椒が味のメイン、醤油は香り程度の少々がオススメ、ま、好みだけれど)

・タレを冷蔵庫で保管している時に上に固まる油脂は取り除いても良いかも。
(その場合は味を代えるか、オカカでも足すかする、その分のコクが減ってしまうから
卵黄は凄く良かった!!