エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ねじ花

2013年07月01日 | ポエム
ねじり花、あるいはねじれ花。
または、もじすりとも言う。

もじすり・・・ねじれた紋様の絹織物を指す言葉である。
とまれ、草の原や土手の斜面にスックと立つ姿はなかなか良いものである。

花穂がらせん状に捩じれて咲くのである。
子房は緑色で、淡いピンクの花は真横に咲く。
特徴的な花である。



ねじ花は万緑の季節に咲く花である。

ピンクと白の二つの色で咲く。
その割合は、ほぼ半々である。
また、捩じれていない、ねじ花もあるのだ。
直滑降の花茎である。







「ねじ花のキリリと締まる草の上」



「土の殻破り螺旋のねじの花」







今日は、ねじ花をよくよく観察した。
面白くも悲しい花である。

とりあえず、二句紹介する。
この二句を含めた5句を投句予定である。



たまさか、俳句結社からまつの俳誌に「花の俳句の特集」企画があり作品募集の呼びかけがあった。
5句投句で々花で・・・、とある。
既発表でも良いとのこと。

それでは・・・と前の句帳を紐解き「ねじ花」の句を探し、改めて詠んでみたのである。
良い句が見当たらないけれど、からまつで俳句修行の身なれば「応募せざるをえまい!」と思ったのである。

これから推敲を重ねて応募する予定である。



        荒 野人