ヨサコイは、弾ける。

神話の時代、女は踊ることで時代を創ったのだ。
その日本神話の最たるものが、天照が隠れた岩戸を開くために踊ったという記述である。

踊るのは、別に女だけではない。
男も踊るのだ。
今も東南アジアに残る男の踊りは、狩猟民族に多い。
自らを鼓舞し、一族郎党を養うための祈願の踊りであるからだ。
種の繁栄が託されるのである。

「よさこいの指の先から汗奔る」

卑弥呼の登場は、その実体化である。
そもそも卑弥呼は巫女であって、統治者では無いからである。

巫女が神事として神楽を奉納する。
神代の時代から引き継がれた行為であって、神聖にして犯すべからざるものである。

巫女鈴を書き鳴らし舞い踊る様は、妖しい。
しかも、神楽は基本的に夕刻から舞われるケースが多い。

神楽を舞う。
神事の舞い。
人の愉悦を誘う舞い。
本能を刺激する煽情的な舞い。

この連綿とした舞の流れがヨサコイであり、土佐の阿波踊りであり、各地に残る風の盆であり、庶民の最も楽しんだ盆踊りであるのだ。
就中、東北三大祭りは死者を弔うに、その死者をもって弔う。
大地を踏みしめるのだけれど、その土の下には無念の死体が累々と重なっている。
そうしたものが、歴史なのだ。
そうした舞いの本質を・・・。
君は知っているか?
君はそうしてぼくを翻弄したのだよ。
だがしかし・・・。
君は女神であって、確かにあの時ぼくのもとへ降臨したのだ。
荒 野人

神話の時代、女は踊ることで時代を創ったのだ。
その日本神話の最たるものが、天照が隠れた岩戸を開くために踊ったという記述である。

踊るのは、別に女だけではない。
男も踊るのだ。
今も東南アジアに残る男の踊りは、狩猟民族に多い。
自らを鼓舞し、一族郎党を養うための祈願の踊りであるからだ。
種の繁栄が託されるのである。

「よさこいの指の先から汗奔る」

卑弥呼の登場は、その実体化である。
そもそも卑弥呼は巫女であって、統治者では無いからである。

巫女が神事として神楽を奉納する。
神代の時代から引き継がれた行為であって、神聖にして犯すべからざるものである。

巫女鈴を書き鳴らし舞い踊る様は、妖しい。
しかも、神楽は基本的に夕刻から舞われるケースが多い。

神楽を舞う。
神事の舞い。
人の愉悦を誘う舞い。
本能を刺激する煽情的な舞い。

この連綿とした舞の流れがヨサコイであり、土佐の阿波踊りであり、各地に残る風の盆であり、庶民の最も楽しんだ盆踊りであるのだ。
就中、東北三大祭りは死者を弔うに、その死者をもって弔う。
大地を踏みしめるのだけれど、その土の下には無念の死体が累々と重なっている。
そうしたものが、歴史なのだ。
そうした舞いの本質を・・・。
君は知っているか?
君はそうしてぼくを翻弄したのだよ。
だがしかし・・・。
君は女神であって、確かにあの時ぼくのもとへ降臨したのだ。
荒 野人