エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

實俳句を読む・・・はじめるに当たって

2013年07月17日 | ポエム
里中實遺句集「夢捨てず」がリリースされた。
誠に結構な句集である。

結構とは、全体の創りの事である。

いまぼくは、とりわけ贔屓にしているカフェでこの稿を書いている。
昨日までの暑さが、嘘のような涼しさである。
二階の窓からは、エンジュがハラハラと白い花を零している。
歩道は、さながら白くお化粧したようである。



梅雨が空けた11日、主宰のお供をして神奈川県の秦野の句会にお邪魔した。

「秦樹会句会」である。
實さんの所属していた鶴巻俳句会が合流して、地域の句会として発展したのである。
大先輩が多く、俳句も上質である。
俳誌からまつの観賞を受持つ同人が、お二人。
和哉さんと幸雄さんである。
結社のネット関係の責任者、I T委員長・英三さんもおられる。



多士済々の、充実した句会である。
また、この句会は先取の気概を発揮されておられる。

事前投句方式で、句会にはPCで清記されたペーパーが出される。
入力は、和子さんがなさっておられると聞いた。
大変なご努力であって、敬意を表したい。

ぼくの所属するほとけ泥鰌句会も事前投句方式で、ぼくが入力作業をさせて頂いている。
この入力作業は、楽しい。
みなさんは「お世話になります」などと労を労って下さるが、実は勉強させて戴いているのはぼくである。

少し脱線した。

實俳句である。
原稿用紙でおおむね20数枚である。

明日から、逐次アップしていきたいと思っている。
少し根気よくお付き合い頂ければ幸いである。







「舗道染む槐の花の咲き始め」







今日はエンジュで詠んでみた。
明日から、實俳句の鑑賞を始めたい。



        荒 野人