エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ムスカリ

2014年04月18日 | ポエム
ムスカリ・・・春を告げる紫色である。



ムスカリの花言葉は・・・。
「通じ合う心」「失望」「失意」「絶望」「寛大な愛」「明るい未来」である。




   ムスカリ


  そう
  小粒でコケテッシュな花が
  美しいソプラノで声を転がしていく
  一つ一つの音声が鮮明に
  転がり込んでくる

  ムスカリが咲いて
  また一つ春が深まった




何年か前、ふっと思い文字にしたのである。

実は、昨日平林寺の大祭に出かけたのであった。
半増坊の大祭であって、そのメルクマールは「転読」である。



多くの住持が、一斉に教典を誦す。
壮大な音の世界である。



教典に風を通す、年一回の行である。
明日改めて、報告したいと思っている。



      荒 野人