餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

何度でも始めて会う

2024-12-08 23:41:37 | アート・文化

「特別展 東郷青児 美の変奏曲」を見て来ました。
東郷青児さんと言えばクッキーの缶というイメージですが(私だけ?)、東郷青児が東郷青児になるまで過程があるのだなと。荒く塗ったキュビズムからCGのような滑らかなキュビズムっぽい体になり(円筒をつなげたような太い体)、淡い色になり細くなり大人の女性から少女になり。考えたらありえない体つきなのに綺麗なんです。夢の中で出会ったような美しさです。このくびれいいな(やはりそこかいっ)。うん、癒されます。


展覧会も変わるよね

2024-12-01 00:50:09 | アート・文化

「開館5周年記念 京都の嵐山に舞い降りた奇跡!!伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!展」と「H&H 芭蕉と蕪村、2人のカリスマ」に行って来ました。なんじゃこの展覧会名は?今流行りの新文芸みたいです。この時期は近づきたくない、でも若冲だし、と嵐山に。やっぱりすごく人多い。しかし動けないような殺人的混雑を考えていたのでいくらかましでした。
「-伊藤若冲」確かに見たことない掛け軸が来ていました。若い時のすごく精緻な鶏から後期の気の抜けきった打ち出の小槌まで。あれだけ精緻に描きこんだからこそあの単純な線の墨絵の鶏が描けたのね。野菜の絵も可愛かったです。若冲の仏画は初めて見ました。やはりすごい人です。
「H&H-」HaikuとHaigaらしいです。芭蕉自ら文章と絵を記した「のざらし紀行図鑑」や蕪村の力の抜けたほのぼのとした絵が楽しい。蕪村の弟子の紀楳亭のカチカチに乾いた「乾鮭図」が面白かったです。
外の人はすごいですが、いつもは美術館の中は少ないんです。でも若冲は多かったです。さすが。人の熱気でちょっと暑かったくらい。日が暮れてからちょっと人が減っていたのでおみやげなど見てみました。


キリコと言えばこれ

2024-11-26 00:26:27 | アート・文化

キリコ展の入ったところがあの広場風になっていました。「これ見ると輪転がししたくなるね」と言ったら「それ何?」と友人。
「自転車の輪っかを棒で押して走る遊び知らない?」
「それは知っているけど、何でキリコと関係あるの」
「え、キリコの代表作と言えばそれでしょ」
「マネキン絵じゃないの」
まあそれもあるけど。あとで調べてその絵を見せました。「ああ、見たことある」と。
「通りの神秘と憂鬱」と言うタイトルらしい。今回は来ていませんでしたが。個人蔵なのかな。古い絵なので財団に入っていないのね。有名だと思っている人は少ないのかな。どっちが浮かぶ人が多いのか気になりました。