餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

大文字から小文字に

2015-05-30 23:26:18 | アート・文化
「美似 the NIPPON」と「シャガール展」に行ってきました。
「美似-」現在は海洋堂所蔵になっている俳優の今清水栄一さんのコレクションを中心としたミニチュアコレクション展です。
ナイトスクープの小枝さんのパラダイスのシリーズがあって、おじいさんが一人で作ったちょっとずれた楽園紹介みたいなのコーナーがありました。なんかそれに似ているなと。ここは前入江コレクションというものすごい精緻なミニチュア展をしていたので今回のはまだ手作り感が残るかなと。でもそれがいい感じのコレクションです。途中にその入江コレクションも少し紹介してあって、最後に海洋堂コーナーが。つい見入ってしまいます。
「シャガール展」シャガールの油絵とリトグラフの展覧会です。年表を見ながら私が始めて美術館に行き始めた頃、まだシャガールは生きていたのよね、としみじみ。ピカソはちょっと前亡くなっていたけど。推理小説を読み始めた頃クリスティーもクイーンも生きていたし。推理小説を読む人が回りにいなくて、初めて推理小説を読むクラスメイトに振られた話題がフレデッリック・ダネイが亡くなったねというものでした。話がそれているぞ。
シャーガール関連の日本人画家の絵も紹介されていました。中山巍の名前があってにっこり。この方金魚を何点か描いておられます。残念ながら来ていたのはパリ時代の知らない人の肖像2点でしたが(おもむろにがっかりするな)。
谷口忠大「ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム」読了。
初めてビブリオバトルという言葉を見たときはゲームソフトの名前かなくらいに思っていましたが、正式な競技なのですね。小学生向きのミニビブリオバトルの仕方の本を読んだことがあります。これはビブリオバトルが生まれた経緯と広がり、ルールがちょっと。具体的な例などが載っています。面白い。ただの本のお勧め会かと思ったら、本よりも紹介したその人を知るツールになっていました。楽しそう。してみたいものです。大和郡山で金魚ビブリオバトルとかあるかな。金魚のおつかいを勧めますよ(みんな読んでいるか)。
作者の夢はビブリオバトルが普及して固有名詞のBibliobattleではなく、一般名詞のbibliobattleになることだそうです。