餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

P3会議から30年

2015-08-22 22:06:58 | 映画
映画「だれも知らない建築のはなし」を見て来ました。
小さい頃よく怪我やら病気やらで色々医者を点々としたから何となくわかったのですが、お医者さんには2つの組織があったように思います。市民病院のグループと大学病院のグループと。違う分野の処置だと紹介してくれる病院がその系列になると。建築にもあるのですね。主に大学の関係になるのでしょうが、派閥があってそれに入っていないと仕事がないと。70年からこっち建築の世界で何が起きていたかようやく何となくわかりました。
奈義町現代美術館を見て磯崎新さんっていいなと思っていたのですが、建築家としてよりコミッショナーとして活躍されていたとか。安藤さんはつながりのない個人、建築界では排除されているので世間を味方につけるしかなかった。ポストモダン建築がバブル期にあふれ、奇抜な建物が次々建てられたが、今は上海がそうなっているとか。今は建築家不在、経済優先だそうです。また皆大学に行って建築家を目指すから圧倒的に大工さんが不足。作る人がいない、かといって海外から呼ぶこともしない、これでは日本はダメになると。まず大工さんが儲からないといけない。これには納得。大工さんでも左官さんでもまずは仕事する人にお金を次にデザイナーですね。
それと建築家でない福岡地所の方のインタビューが結構面白かったです。