餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

役に立たない知識を

2017-02-09 23:36:52 | 本と雑誌

佐藤治子「スーツケースの中身で旅は決まる」と犬塚則久「しっぽがない!」読了。

「スーツ-」著者はアパレルブランドのデザイナー及びデレクターとして活躍した人で、ミラノ、ロンドン、パリと長年でかけています。でもこれは割とアジアを中心にどういう着回しをしたか、どういうお土産を買ったかなどが書かれています。おしゃれなんですが荷物は少なく。おしゃれもしないし海外旅行にも行かないし、まるで役には立たないのですが読んで一緒に歩き回ったような気分になれます。お土産の見つけ方がうまかったり、リーズナブルなホテルを見つけるのがうまかったりはそれまでの勉強代のおかげだとか。勉強にお金をかけているのね。

「しっぽ-」動物達が勉強するりくのうえ学校でただ一人の先生いぬやま先生が骨のある動物の特徴としてしっぽがあることをあげます。するとコアラのふくろい君が「先生、ぼくにはしっぽがありません」。なるほどと思ったいぬやま先生、しっぽのある動物とない動物は何が違うのか調べてみることに。わからず先祖をたどって行くと答えは海の中に。5億年をさかのぼります。ただの球だった生き物が袋状になった時、口と肛門は一緒でした。そのうち穴を口に使うグループと肛門に使うグループに分かれます。口に使うグループがカニ、エビ、タコ、トンボ、ホタテ、ミミズなど尻尾なしのグループに。肛門に使うグループがナマコ、ヒトデ、ホヤ、魚、鳥、ケモノなど骨のある「しっぽ一門」に。人もしっぽ一門なんですね。しかしナマコのしっぽって…。目から鱗の進化論でした。