餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

いかに歴史が暗黒か

2017-08-20 22:55:18 | アート・文化

「怖い絵展」で「怖い絵」の作者中野京子先生の講演会があるというので朝から整理券をもらいに並びました。「怖い絵」展、すごい人気で次々人が来ます。うわー。

展覧会に来ている絵の解説は図録に書いてあるからということで講演会は「怖い絵展」を開催するにあたっての苦労と今回の目玉となった「レディ・ジェーン・グレイの肖像」についてのお話でした。「怖い絵」の面白さは絵に秘められた怖さをわかりやすく説明してあるところです。日本も人のことは言えませんが近衛にまつわるヘンリー8世の話がひどかったです。持参金を返すのが嫌で病弱だったお兄さんのお嫁さんをもらい、再婚するために宗教を変え前妻を無実の罪で処刑し。関わりたくない人です。話がどんどん横に行って脱線していくのですが、歴史って俗な目で見ると色々面白いかもしれません。

「青木千恵展 漆黒の身体」と「熱き男たちのドローイング II期 JUN TAMBA」を見て来ました。

「青木-」大きな漆の作品なのですが黒くて滑らかで石の像かと思います。手袋をしたら触れる展覧会でした。滑らか、背骨のくぼみまでわかります。いいな。

「熱き-」鉄のオブジェなどです。この方のはぶっとい針金のような鋼鉄をねじったような形ですが、どこか可愛い。グルグルとねじった端がのびて足ような「歩く人」とかほんとうに歩いているみたいでした。