映画「ウィキッド ふたりの魔女」を見て来ました。
壮大な話でしたが、見終わった後「え、終わり?続くの?」と疑問に。最後の英語のテロップにはPart1と。やはり続きがあるのね、聞いてないよ。タイトルに前編後編をつけてよ。心構えが違うから。最後に起こったことを最初にしているのでそこまでするのでしょうが。エルファバの扱いがひどいよ。悪い事していないのに最期があれなのね。あのライオンはあのライオンなのかとか。気になるところも色々。後編も見ると思います。
かんさび「アルマ骨董堂のふしぎ夜噺」読了。
漫画ですがしみじみ読みごたえがあります。骨董に関する不思議な話というと雨柳堂夢咄が有名ですが、これは構造がちょっと変わっています。骨董屋で兼業作家の「私」がある蔵にお邪魔しています。蔵の物丸ごと鑑定を受けていて、その間にその蔵の依頼者が「私」の怪異集を読むという形です。春の話、夏の話、秋の話、冬の話と日本の伝承に分かれています。表紙にツルっとした赤い金魚があったのでガラスの金魚でもでてくるのかなと思い、夏の「夕涼みの幻」カラー表紙が蛍が飛び交う川面に金魚が飛んでいるという絵でした。わくわくして読んだら夏の項に金魚はいませんでした。え?ないのかーと冬の「遠き雪影」を読んでいたら出ました。夜更けの飴売り。親戚の家でごちそうになり人通りのない道を歩いていたら飴売りが出ている。集まった子供たちがいろんなものを持ってきて飴に替えてもらっています。でも何もなくて泣いている子がいる。持っていたお土産を渡しその子の飴代にしてもらったらもらいすぎだと金魚の飴をもらいます。これか。その飴を持って帰って食べずに台所に置いていたらたびたび夜になると泳ぎだすと。この飴欲しい。次の飴の御礼では人間に借りを作ってはいけないと母親に言われたその子が山神の子供が生まれた祝いに招待してくれることに。念のため懐に南天を入れていきます。楽しく宴会に参加するのですが、明け方までに帰らないといけないと山神がこの間の飴屋を呼びます。飴屋が透明な和金をいくつか作るとそれが南天に集まります。和金たちは南天の実を飲み込みます。皆に別れを告げると和金が先導してくれます。洞窟の中で南天が赤く光り和金も光って道を照らします。ふっふっふ。日本の伝承には「供養絵額」があります。あるお寺に亡くなった人があの世で暮らしている様子を絵にして奉納するお堂があります。そこに女の子がお菓子とおもちゃに囲まれた弟の姿を見つけます。その部屋の一番手前に金魚が2匹入った金魚鉢が。球体で口がひらひらしたのです。細かい。この心遣いは嬉しい。本の奥付にも飴の金魚が。楽しい一冊でした。
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