餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

かじりつく日

2006-03-21 23:14:41 | 日記・エッセイ・コラム
シェイクスピア「十二夜」読了。
たまには古典作品も読んでみようということで(そっちかい)。
去年映画「恋に落ちたシェイクスピア」を見たら最後が「十二夜」の冒頭で終わっていました。どんな話か気になったので。原文は読めないのでわかりませんが、この訳者さんの苦労の具合から考えると原文はたぶんダジャレの嵐ですね。しかも合間に入っているって程度ではなく、ダジャレの合間にストーリーが進んでいるのような。日本で匹敵するのは黒崎緑さんの「しゃべくり探偵」か。黒崎緑さんならなにわのシェイクスピアを名のっても大丈夫だと思う今日この頃(それって近松門左衛門では)。

京都までお墓参りに行ってきました。いつも混んでいる電車がこころもち空いている。何でだろうと考えたら時はまさにWBCの決勝まっさかり。テレビ見ている人が多かったのね。


シュレちゃん

2006-03-20 23:57:08 | 日記・エッセイ・コラム
シュレッダー、身近にあるのでとりあえずシュレちゃんとつけてみました(そのままや)。
そう言えばシュレーディンガーの猫をシュレ猫と略しているのを見たことがあります。メジャーな言葉なのね。
考えてみるとシュレーディンガーさんって量子力学の確率的解釈を嫌ってこのパラドックスを作ったのに、不確定性原理の代名詞のように使われているのは本人にとって不本意なのではないかなとか思ってみたり。
うん、きっと猫だったからここまで普及したのね。思考実験なので箱に入れる生き物は何でも良かったはず。実験動物らしくショウジョウバエやマウスにしておけばここまで広まらなかったろうに。しかし、シュレーディンガーのショウジョウバエで広まったらそれはそれで嫌だろうなと。
今日もどこかで誰かが猫の議論をしているのでしょう。


私の話を聞いてくれ

2006-03-19 23:21:18 | アート・文化
友人と「鴨居玲展」に行ってきました。実際見るとこの方の絵はとても発色がいいです。きらきらして見えます。なのにとても暗く感じるのは何故。いや暗いと言うよりつらい、かな。命がけで描かれているような絵でした。
時間があったので映画に行こうという話になりましたが、友人が行きたいと言ったのが「エミリー・ローズ」。それってホラーやん。ホラーちゃう、実話だと。よけい恐いやないの。だから、実際にあった事件の裁判ものだと。リーガルの言葉にひかれて渋々観に行きました。恐くないわけではないけど、うん、基本的に大岡越前は好きみたいです(どこがだ)。


代名詞の迷宮

2006-03-18 23:56:00 | 本と雑誌
森博嗣「ダウン・ツ・ヘブン」読了。
この次があの話でああなっているってことは、この話はこうなるのね、と思っていたら。ああなっていました。まあ、確かにあの場所では(わからんて)。

ダイレクトメールいちいち破るのがめんどうなのでついにシュレッダー買いました。小さいのですが。最初だけは楽しい。


恐竜のCM付き

2006-03-17 23:44:35 | 本と雑誌
「進化ダ・」読了。角田光代「手をつないでゆっくりと歩く」、有栖川有栖「ジージーとの日々」が収録されています。
「手をつないで~」は携帯を持っていない男の人が変人のように書かれています。ひと事とは思えない。まあ、変人ではあるわな。「ジージー~」は暖かいSFですが、ちゃんとオチはつけるんですね。