餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

首をはねよ

2007-05-26 23:34:35 | 日記・エッセイ・コラム
荒牧バラ公園に行って来ました、もう様々な色のバラがここぞとばかりに咲き乱れています。
うちのバラもあと2,3本増やしたくなります。無理そうだけど。
向かい合った煉瓦の柱に左は紅いバラがつたって咲いていて、右は白いバラがつたって咲いていました。しかしその白バラの中のいくつかが赤い。ピンクに近いですが。「不思議の国のアリス」の世界だなと思いました。赤いバラを植えよと女王に言われたのに白いバラを植えてしまったトランブ兵がペンキで白バラを赤くぬっています。女王様に気付かれる前に早く塗らないと首が飛ぶ。
ちょっとメルヘンな謎でした。


名作になるために

2007-05-25 23:20:52 | 本と雑誌
名作が名作になるためには+αが必要。連城三紀彦さんの某作品は自作を名作にするためにその+αを演出した歌人の話でした。
クリスティの「アクロイド殺害事件」は名作ですが、この作品が上梓された時はフェアかアンフェアかと論争が起こったそうです。この論争こそが「アクロイドー」を印象づけたのではないかと思ってみたり。この論争リアルタイムで聞きたかったです(英語なのでわかりません)。
去年日本のミステリ界で論争が起こりました。東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」は本格か否か。起こしたのは推理作家の二階堂犂人さん。
ということで、東野圭吾「容疑者xの献身」読了。ようやく論争が読めるけど…とっくに終わっていました。ま、いいか。
もちろん作品自体もすごいのですが、この作品を名作の域にまで押し上げたのは二階堂さんの功績だなと思う今日この頃。


誤解

2007-05-24 22:48:00 | アート・文化
時々美術館に一緒に行く友達が小磯記念美術館の「日本近代洋画への道」を見に行こうかどうか悩んでいました。「カタロク持って来ようか」と言ったら「買ったんですか」と驚かれました。普段買わないし、ここの美術館のは部数が少ないのか薄い割に高いのです。
「鮭はめったに来ないからねー」と答えたら「とうとう鮭にまで手を出しましたか」と。
そうそうオホーツク海産が最高なのよ…って、ちがーうっ!由一の鮭がいいのであって鮭マニアではないぞ。
鮭マニア…どんなんだ?


電気ヒーター

2007-05-23 23:20:53 | 本と雑誌
森見登美彦「きつねのはなし」読了。タイトルを聞いて「てぶくろを買いに」とか想像していましたがほのぼのさは全然ないです。きつねですらない。何か異形のもの。
4つの短編がその異形のものを通じてゆるやかにつながっています。時間の超えた永遠の京都のおはなしです。