明日から彼岸入りで、予報によるとようやく気温は下がるようです。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。
有機無農薬栽培で酒造好適米「雄町」&「山田錦」を栽培している「山崎農園」さんを訪ねました。有機無農薬栽培の圃場を見るのは初めての体験です。場所は岡山県倉敷市、8月も終わりに近づいているというのに、まだまだ暑い1日でした。
上が早生の「山田錦」、下が晩生の「雄町」です。
気のせいか稲も穂もシュッとして力強そうに見えました。バッタやトンボなどの昆虫もたくさん共生していました。
無農薬栽培の秘訣は「タニシ」とのことです。
水の中に生息している黒いものがタニシです。タニシが害虫などを食べてくれるのだそうです。
でもこのタニシは最初に植えた苗を食べてしまい、再度苗を植えなおすそうです。再度植えた苗はもう満腹なので食べません。そして苗が少し成長するともう食べることは出来ないそうです。
でもタニシがいれば、合鴨はいらないとおっしゃっていました。フランスの有機無農薬畑で聞いた「ミミズが従業員」という話を思い出しました。
このピンク色したものがタニシの卵だそうです。成虫では想像できないカラフルさで驚きました。さらに、この卵は猛毒を持っていて、誤って食してしまうと命にもかかわるそうです。こわっ。
左が山崎農園の二代目三男坊(ご自身でそう名乗っています)、山崎正人社長。そして右がこの時ご一緒した富山県南砺市五箇山の三笑楽酒造、山崎英博社長です。同じ山崎姓はただの偶然ですが縁を感じます。
お互い共感し合ってご縁が繋がりました。来期には、山崎農園さんの有機無農薬雄町米で三笑楽酒造さんがエスポアのPB酒を醸してくれることになりそうです。乞うご期待ください。(O.K.)