地底人100物語

相手にとって不足なし

都心のジモ専。

2013年11月24日 | 東京の地底人
その日私は遅い昼食を、西新宿のとあるトンカツ屋で食べていた。
カウンターしかない店内に他に客の姿はなく、カウンター越しにご主人と世間話をしながらのランチタイムだ。
いつしか話題はかつての新宿十二社温泉に。
「あそこはもうなくなっちゃったけど、ここにくるお客さんの話だと、あそこに見えるマンションに温泉があるらしいよ。褐色の湯で十二社温泉に似ているらしいね。マンションの住人のほか、テナントの従業員とか出入りの業者も入れるみたいだけど、聞いた話だから。どこまでホントだか」

なるほど。
それはちょっと気になる。
ということで、日をあらためて行ってみた。
これがそのマンション。

けっこうな高層マンションで、上を見上げるとのけぞってしまいますね。
玄関前にいくとこの看板。

地下にサウナ付きの温泉浴場があるようです。
看板を見ながら写真を撮っていたら「こらこら」と声をかけられた。
振り向くと管理会社の人?
お話をすると、温泉を利用できるのはマンションの住人のみ。
「ぜひ入居の契約をしていただき、温泉にお入りください」
と営業をされました。
都心のニュータイプのジモ専ですね。

しかしここの家賃て、いったいいくらなんだろう。
気になる方はフリーダイヤルに電話するかWebで検索してみてください。

こちらは裏手にあった煙突。



2012年1月のメモより。

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奥多摩温泉「観光荘」

2012年05月15日 | 東京の地底人
天気がよかった週末。
ドライブメインで奥多摩方面へ出撃してきた。

向かった先は奥多摩温泉「観光荘」
以前、奥多摩の某温泉宿でうつぼさんと遭遇した時に教えていただき、気になっていたところだ。
最近古いバイク雑誌を読み返していた際にもその名が見つかり、天の啓示と判断した。

国道411号を奥多摩駅入口で右折。
セメント工場の脇道からぐるりと反時計まわりに橋を渡ると「←観光荘」の看板。


矢印にしたがい左折をしようとすると5ナンバーの車がやっとというような細い路地。

ここか?と躊躇していると郵便配達の赤カブおじさんが通りかかったので聞いてみた。
「この道ですよ。すぐそこですから」
お礼を言って左折をすると確かに目の前だった。

日帰り入浴は15時まで。
タオルとバスタオルがついて550円。これは良心的だ。
階下の浴室へ案内いただく。

男女別に内湯が一つづつ。
女湯の方は窓に簾がかけてあり、狭く薄暗かった。
男湯は画像のとおり。小さいながらも大理石風の湯船。

窓を開け放す。
眼下に日原川の流れと対岸にはセメント工場。
ジェット2本がややうるさいかな。
やや白味を帯びた透明湯は弱くトロリとした肌触り。
適温に調整されているものの、けっこうな温まりがある。
充分に温まったら、鉱泉風呂のお約束。
湯船に突き出た蛇口が2本。
一方からは熱湯、もう一方からは冷水が出てくる。
この冷水、すっきりとしたと甘味で、気のせいか後味に硫黄のような苦味があるようにも思え、ひとまず源泉としておこうと思う。
臭いはないが、こちらも気のせいくらいにタマゴの臭いがただよったようにも感じた。
もしかしたらワタシ自身に先週行った白濁硫黄泉の臭いが残っていたのか??
で、この冷水を洗面器にとって何杯もアビルマン。
温まって汗の噴き出る体に気持ちいい~。
湯あがりは体の芯は温まっているのに爽快感。小気味のいい湯だ。
お礼をいった帰り際、「宿の前の道はず~っと狭いので、来た道を戻るといいですよ」とアドバイスをいただいた。
宿の方の温かさにも満足し、今日はこの1軒で終了。陽が沈む前に帰るとしよう。

奥多摩温泉と奥多摩温泉第2源泉の混合泉
ふっ素とメタほう酸の項で温泉法に該当
成分総計0.189g/Kg
18.9℃ pH9.9 H20.1.28

2011年10月の入浴メモより

〒198-0212
東京都西多摩郡奥多摩町氷川1765
TEL:(0428)83-2122

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