地底人100物語

相手にとって不足なし

横向温泉「中の湯」

2017年02月27日 | 福島の地底人
横向温泉「中の湯」

ずいぶん久しぶりだなぁ~と思ったら、10年振りだった。

訪れたのは横向温泉「中の湯」
ご覧のように建物はかなり渋い。

10年前のほうがボロかったような気がしたけど…
あとで写真を探してみよう。

湯銭300円を払って館内へ。
館内もこの外観から想像するとおりだ。

脱衣所は一段下がった位置にあり、雑然としながらも余裕の広さ。
女性はこの脱衣所を通り抜け、奥のドアから女性用脱衣所へ行くのかな?

振り返ると、テレビ東京の土曜スペシャルで紹介されたパネル。

「湯の香ただよう自炊の宿」
平成6年9月に放送されたようだ。

では、裸になってお風呂へ。
と、その前に入口の張り紙を確認。

加温・加水なし
右手の浴槽が古くからの温泉
なるほどね。
ということで浴室に入ると、真ん中を仕切られた浴槽がひとつ。

この右側の少し黒ずんで見える方が古くからの温泉ということか。
別の角度からもう一枚。


前回来た時はけっこう混んでいて、右側の湯船に6人くらいギュウギュウ詰め。
身動きができなかった。
ぬる湯だったんで、皆、お湯といつまでも♪…という感じだったなぁ。
で、今回は独占♪
たっぷり堪能するぞぉ~、と活き込んで突入すると!
えぇ~?っていうくらい熱い!
湯を味わうって感じじゃない!
いったいどうしちゃったんだろう。

帰ってきてから検索したところ、東日本大震災以降湯温が上がったらしい記載が見つかった。
そういうことがあるんだ。

湯は金気と炭酸の混じった臭い。

気合バリアを装着して再度突入するも敗退。

窓の外をみると露天風呂があったので行ってみた。

山の空気に冷やされ適温かな、と期待したがとんでもない。
さらに熱くて身を沈めることすらできなかった。

次回は晩秋の頃を狙って行こうかな。

中ノ湯
単純温泉
28.8℃ 5.1L/分(動力揚湯) pH7.0
成分総計788.0mg/Kg
調査及び試験日 平成21年12月16日

福島県耶麻郡猪苗代町若宮中ノ湯甲2975
TEL 0242-64-3341

2016年7月の入浴メモより。

こちらは10年前の雄姿。

2階が少し歪んでいるのがわかる。
当時は男女の仕切り壁が半分ないオープンな浴室だったが、現在はこのように普通に仕切られている。


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会津大塩温泉(福島)

2015年08月02日 | 福島の地底人
奥会津の大塩温泉。
通年利用できる温泉は共同浴場1軒だけですが、特定の時期に温泉が噴き出すなど、話題豊富な温泉地であります。

□ 大塩温泉共同浴場
2014年6月から改築工事中だった共同浴場。
「たつみ荘のオヤジブログ」によると、2015年8月8日(日)に改修工事を終えて再オープンとのこと。
再開時には露天風呂も併設されるそうです。
楽しみですねぇ~。

季節限定の露天風呂
雪解けの季節の2~3週間だけ温泉が吹き出す露天風呂。

期間限定の露天風呂
共同浴場が改築工事期間中、からっぽの季節限定露天風呂に配湯し公開。
本体配管工事のため2014年12月末で終了したというウワサも。

河原の露天風呂
ダム建設に伴い水没した共同浴場跡が、ダムの放流とともに姿を現した奇跡の湯!!
しかし2014年10月下旬、またも川面に沈んでいきました。

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大塩温泉「期間限定の露天風呂」

2014年08月31日 | 福島の地底人
大塩温泉「期間限定の露天風呂」

会津大塩温泉にある1軒の共同湯。
それが建て替えのため、今年の6月から利用できない状況にある。
国道からの入り口のところにはこんな看板がでています。


共同浴場は利用できないものの、源泉はあまっているし、すぐ下にはシーズンオフで空っぽの露天風呂の湯船はあるし。

で、2つのコラボっつうか、有効利用をかねて、「季節限定の露天風呂」に「共同湯の源泉」を投入し、「期間限定の露天風呂」が公開中なのであります。
利用にあたっては「たつみ荘」の敷地内を通るので、たつみ荘に一言声をかけて利用してください。

共同湯の源泉を直に非加熱で利用しているとのことです。
ではその辺で裸になって入浴いたしましょう。

あれっ?意外と温度があって、髪が汗でにじみます。
共同湯は加熱していたので、源泉は温いものと先入観がありましたが…
同浴した常連さんによると、共同湯は加熱のためボイラータンク経由で投入していたので、湯温がやや下がっていたんだそうです。
また、共同湯や季節限定の露天風呂の透明感のある湯に比べると、期間限定の露天風呂は濁りが強いですよね。
これは湯船の大きさに比較して湯量が少ないので、酸化して濁りがでているからだそうです。


季節限定の露天風呂の湧出量はこの倍以上あるそうですが、末期になって湧出量が減ってくると、この期間限定の露天風呂と同じように濁りがでているんだとか。
解説ありがとうございました。

しかし、川風に吹かれながらの温泉は気持ちがいいですね。
もう少し涼しくなってアブがいなくなる頃がベストかな。

2014年8月の入浴メモより。

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大塩温泉「季節限定の露天風呂」

2014年08月20日 | 福島の地底人
大塩温泉「季節限定の露天風呂」

ゴールデンウィークつったらアレさ、奥会津の大塩の、そうそうそう。
季節限定の幻の露天風呂さね。
真夜中に出発して、朝イチで攻撃してきたんさ。

まずは「たつみ荘」に声かけて。
したら女将さんから「これ持ってる?」って、「ゆき湯」いうガイド本もらったんらて。
奥会津7町村のこだわり温泉が25湯も載ってんねっか。
しかも巻末はスタンプラリーときたもんだ。
スタンプマニアの心、ワシ掴みさ。

で、露天風呂。
たつみ荘さんの敷地をくるりとまわってさ、トントントンと階段を降りてさ。
土手の中段っつうの?
扇形のコンクリ造りの湯船だけらて。
そのへんで適当に裸になって…

あっ!ちょ、ちょっ!
オヤジぃ!危なぇ~なぁ~、もぅ。
もうちっとで○○○が写っちまうとこだったて。

あ、ちょっとごめんなさいね。
このボコボコの吹き出し、すっげぇ~ろぉ。
体が浮くみてぇさ。

けっこう透明感のある褐色にごり。
人肌のぬくもりがうれしいねっか。
燻したような金気炭酸臭で肌触りがギシギシ。
らろも炭酸のアワアワがヒンヤリして温まねんらて。
結局一時間くれぃ過ごしたっかなぁ。
来ていかったぁ~。

ゴールデンウィーク前後にだけ現れるこの季節限定の露天風呂。
聞くところによると
雪解け水が地下に浸透して、温泉の水位が上がるためとか
雪解け水で川の水量が増加し、地圧が増加し温泉の水位が上がるためとか
なんだそうだ。
その年によって現れる時期・期間も異なるところが自然の摂理。
インターネットで噴出状況を確認してでかけましょう。
シーズンオフはこのとおり空っぽです。


2008月4月の入浴メモより。

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押立温泉「住吉館」

2012年04月23日 | 福島の地底人
押立温泉「住吉館」

録画しておいた「秘湯ロマン」を観ていたら、住吉館では春と秋の季節限定ながら「濁り湯」という自家源泉を利用していると紹介されていたので行ってみた。

まずは初夏の季節に行ってみたがすでにシーズンオフ。
独自源泉の利用は終了。
内湯も露天も表磐梯2号井の無色透明湯がザコザコの掛け流し状態。
泉質は単純温泉。




最初はトロリとしながらもだんだんペタッとはりつくような肌触りとやや甘の喉越し。
適温ながらもあたたまりが強い。最初にタマゴっぽい甘い臭いを感じた気もする。
露天風呂は新緑に覆われ目に優しく、紅葉の季節も期待がもてる。

表磐梯2号井
単純温泉 48.5℃ 537L/分 昭和62.4.15

2010年6月の入浴メモより



ということで初秋の10月半ばに再訪した。
今回はオンシーズン。
内湯に独自源泉が掛け流しで利用されている。


ややベージュに色づいた半透明。
金気よりは酸味の効いたギシギシの肌触り、臭いはすっぱい金属臭。
ちょい熱めに加温されている。
もう少し温くしてもいいのになぁ~。
一方の露天風呂。
こちらは変わらず透明湯の表磐梯2号井。
紅葉にはまだ少し早かったが吹き抜ける風が気持ちいい。

源泉はこの露天風呂の少し上、観音様の足元にあるという。

今シーズンの濁り湯の利用は11月25日で終了を予定。
シーズンオフには露天もあわせて浴室を改装し、年中独自源泉を利用できるようにしようかと考えているとおっしゃっていた。
攻撃にあたっては事前に確認すべし。

押立温泉
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 34.5℃ pH6.5 38.5L/分(掘削自噴)
成分総計1972mg/Kg 平成22.8.25


ところで、ここの温泉ワンコ。自分で玄関の引き戸を開けて出入りするんですから。
ビックリです。

2010年10月の入浴メモより


福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根字佐賀地2556
TEL 0242-65-2221

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押立温泉(福島)

2012年04月16日 | 福島の地底人
押立温泉(おったておんせん)

会津磐梯山の麓からちょっと登ったところにある3軒の宿からなる温泉地。
二又に分かれた道の奥に一軒宿風の「住吉館」
もう一方の道の奥に「さぎの湯旅館」、その裏に「山形屋旅館」がある。
温泉地名こそ「押立温泉」だが、使われている源泉は「表磐梯2号井」。
猪苗代リゾートからの引き湯だ。

「はしご湯のすすめ」によると、山形屋旅館に本来の押立温泉と思われる源泉が残っているが、泉温が低いため利用されていないという。



住吉館


さぎの湯旅館


山形屋旅館

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