地底人100物語

相手にとって不足なし

岩室温泉「割烹旅館 松屋」

2024年11月19日 | 新潟の地底人
岩室温泉「割烹旅館 松屋」


この松屋さん、普段は日帰り入浴をしていませんが、「冬妻ほたる祭り」の期間は温泉パスポートを利用して日帰り入浴をすることができます。
ただし2つの浴室をそれぞれ貸し切りで利用するので、事前に予約が必要となります。

さて予約の時間が近づいたので松屋さんに向かいましょう。
玄関先には行灯のような物が置かれ、そこには創業江戸時代と書かれています。

岩室温泉には「松」のつく温泉宿がいくつかありますが、一番シンプルな屋号の松屋さんが本家なのでしょうか。
機会があれば聞いてみたいですね。

帳場でパスポートを繰り出し温泉へ。
この廊下の先に浴室があります。

手前の階段を下りると家族風呂。
奥の階段を下りると霊雁湯。
今回は霊雁湯を利用させていただきました。
女将さんの言葉を借りれば、「源泉ヒャッパ!の湯だから」(源泉100パーセント!の意)
黒い湯華が今日は沢山出ているようで、手のひらや足の裏、お尻が真っ黒になるので気を付けてくださいね、とのアドバイスに期待が高まります。


円形でやや小ぶりな湯舟には暗緑色の透明湯が満たされ、フチから湯がさわさわと溢れ出ています。
浴室内には硫黄の香り。
温泉にキターーーーーーっ!てな感じで、テンションアゲアゲ。

湯舟に4人くらいは入れそうに見えますが、写真をよ~く見てください。
手すりのある辺りにL字型に段が設けられているのです。
なので実際は2人くらいでいっぱいになりそうなくらい。
深いところで肩まで身を沈めガッツリと温泉を味わい、火照ってきたら段のところに腰かけて半身浴の繰り返し。
なにしろ貸し切り利用なので、他人を気にせず(でも時間は気にして)温泉を堪能できます。
しかし食塩泉のパワー、体の温まりが半端ない。

円筒形の浴室の窓は開かないので、外気でクールダウンもできず、この季節は非常に厳しい。
晩秋~冬の空気がひんやりとしてくる頃が入り時かもしれません。

そして湯の花。
もう一度湯舟の写真を見てください。
湯舟の底のタイルが見え隠れしていますよね。
このタイルが隠れて黒くなっているところに黒い湯の花が沈んでいるんです。
女将さんのアドバイス通り、手・足・尻、いずれも墨がついたように真っ黒くなっちゃいました。

もう一つの家族風呂を見せていただきました。
大人2人がやっとかなくらいの大きさ。
こちらもしっかりと黒湯。

そう言えば、湯口のフクロウの置物がガチャピンに似ていると一部で話題となっていました。


湯上りには玄関入ってすぐの広間で暫し休憩。
冷たい麦茶をいただきました。
ごちそうさまでした。

料理もいいらしいので、今度は宿泊して心置きなく撃沈したくなりました。


岩室4号源泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
54.3℃ pH8.0 142L/分(動力揚湯)
成分総計10,890g/Kg
調査及び試験年月日 令和5年7月7日


新潟県新潟市西蒲区岩室温泉605番地
TEL 0256-82-5120


2024年6月の入浴メモより

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西方の湯温泉「西方の湯」

2024年08月30日 | 新潟の地底人
西方の湯温泉「西方の湯」

西方の湯がプチリニューアルしたらしいと聞き、偵察に行ってきました。
外観に変化はないようです。
館内にはいると入浴料の券売機は相変わらず稼働していないものの、飲料の自販機が設置され稼働していました。
ホールのお宝は少し減っちゃった感じかな。

受付で入浴料を支払い浴室へ。
ここからは変化のオンパレード。
まずは浴室前にスリッパ棚が新設。

というのも、脱衣所への入口がスロープに変更されたため、スリッパを脱ぐスペースがなくなっちゃったからですね。
スロープ化されたということは、バリアフリーに配慮したということなんでしょう。
脱衣所もスッキリした印象です。


カーペットを張り替えたほか、エアコンが常時稼働していましたよ。
湯上りのクールダウンに効果大です。
そしてレトロな扇風機に代わって、サーキュレーターが。

脱衣所をチェックしたら浴室へ。
浴室内も変化が見られました。

まずは壁と天井が奇麗になっていました。塗りなおしたみたいです。
またビーチチェアーって言うんでしょうか、椅子も置いてありました。

強力な液状兵器からの体力回復に役立ちそうです。
実際、液状兵器の凶暴さには変化はなく、戦いを挑んでは水風呂→椅子で体力回復待ちの繰り返しとなりました。


また温い方の湯口にあったサザエのようなオブジェ。
あれが無くなっていました。撤去する理由があったんでしょうか。

なくなるとちょっと寂しいですね。

2024年8月の入浴メモより

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久しぶりに西方の湯に行ったところ、少し変化がありました。
脱衣所から更衣ロッカーの一部が撤去され、広々としています。

密を回避するためなのかな。
温泉分析所も更新されていました。
前回の分析から10年経過していたんですね。

源泉名::N12-1
ナトリウム-塩化物強塩泉
.78.9℃ pH7.7
成分総計 28124mg/Kg
調査年月日 平成30年11月15日

新潟県胎内市中村浜2-29
TEL 0254-45-2550

2020年11月の入浴メモより

---------

ここは毎年、年に数回は通っている、実は何気にお気に入りの温泉の一つなんです。
数年前から源泉が変わっているので、改めて報告したいと思います。

まずは親鸞さんにご挨拶から。
今日もよろしくお願いいたします。


建物玄関はこちら。


湯銭はこのカウンターで支払います。

館内に足を踏み入れたロビーの様子。

雑然としていますが、以前よりは片付いた感じかな。
このロビーの左右に、浴室への通路があります。
右手が男性浴室への近道。

途中には休憩所や、

物置と化した立ち入り禁止の部屋。


左手が女性浴室への近道。

こちらの途中には、箱庭風の一角や、

厨房跡。


いろいろ見物しながらたどり着いた男性浴室。

脱衣所はガランとしていますが、そこそこ広さはあります。
○○健康ランドからのお下がりのロッカーに脱衣を突っ込み浴室へ。

浴室に入ると、鼻を突き刺す臭い!
この薬品のような臭い、ヨード臭かな?
熱気もムンムン。


窓を開け放し、まずはかぶり湯から。
お湯はご覧のように黒くはありません。
見た感じは伊香保温泉「露天風呂」のような薄い褐色。
…なんですが、湯に体を沈めると沈殿していた茶色の湯花が湧きあがり濃いめの褐色に。
さらにお湯を通して見る我が体はヨーチンを塗ったような赤紫色!
激熱の湯に体がジンジンと痺れてきます。
うぅ~っとガマンに我慢。
限界に来たら、飛び込む水風呂。
こちらは冷たくてシビレるぅ~。
一息ついたらまたも熱湯!
この温冷交互浴が天国モード。

グダグダになったところで、海風が気持ちよさそうな露天風呂にも行ってみた。

2つの湯船のうち一方は利用していないようだ。
利用しているこちらもまだ湯貯め中。

垣根の向こうには静かな日本海。
親鸞さんを仰ぎながらありがたくいただきました。



源泉名:N12-2(変更後)
ナトリウム-塩化物強塩温泉
60.7℃ pH7.5
成分総計 35950mg/Kg
調査年月日 平成20年11月18日

新潟県胎内市中村浜2-29
TEL 0254-45-2550

2016年9月の入浴メモより


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黒く見えるほどの濃いこげ茶色不透明の湯。
便所臭を期待していたが強い石油系のアブラ臭に拍子抜け。
露天風呂で侮っていたら、鼻先をかすめるアノ臭いにウェップ!!



内湯熱湯と水風呂の繰り返しに天国モード、クラクラ。




ナトリウム-塩化物強塩温泉
成分総計31,880mg/Kg

新潟県胎内市中村浜2-29
TEL 0254-45-2550

2006年5月の入浴メモから

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三島谷温泉「永久荘」

2024年08月15日 | 新潟の地底人
三島谷温泉「永久荘」

昨年の暮れに地底に帰っていった三島谷温泉。
その地底人が最近帰ってきた、との情報を察知したのび太はすぐに現地へ急行した。

たどり着くとさして変化はないよう・・・

否っ!新たな誘導電波が敷地入口にはりめぐらされ、あっという間に取り込まれてしまった。

受付周りも変化はないようだが、(私からみるとけっこう)若そうな管理人。
入浴料600円を支払うと、勝手知ったる地底人の秘密基地内を進み液状兵器格納庫へ。

脱衣所も変化なし。

浴室内も変化なし。

利用客が少ないのか、液状兵器は抜群のコンデション。
湯汚れがないうえに油膜が見られ、それに伴うドーム状の泡も見られた。

洗い場で気合バリア装着。
一気に液状兵器に身を沈めると、これが39~40℃くらいか。
おまけにヌルヌルの肌触り。
体の緊張がときほぐされ、気合バリアが溶けていくではないかっ!

早くも撃沈の様相。
これはまずいと湯舟から這い出し、源泉カランをプッシュし、冷鉱泉をアビルマン。

液状兵器とアビルマンの攻防を繰り返すなか、ふと感じる違和感。

この違和感、何だろう。
薄れゆく意識の中閃いた。
窓ガラスが奇麗に磨きあげられているのだ。
さらに窓の外の木々も枝打ちされ、下草も刈られていたのではないだろうか。

そう言えば館内も明るくなったような気がする。

帰ってきてから以前の写真と見比べてみて判明。
以前は赤い絨毯だったものが、今はベージュがかったグレーのものに張り替えられていたのだ。

脱衣所に掲示されていた分析書も令和6年5月に取り直している。
新しい管理人さん頑張ってるなぁ~。
また利用させてもらいますYO!

三島谷温泉
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
20.2℃ 20.5L/分(掘削自噴) pH7.9
成分総計1356mg/Kg
調査及び試験日 令和6年5月14日

2024年7月の入浴メモより

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小雨の降る中、三島谷温泉へやってきました。
というのも、この12月で閉館するとの情報があったからです。
毎年、年に1回は通ったかなぁ~。

スリッパに履き替え、フロントで湯銭を払い浴室へ。


脱衣所には閉館のお知せの貼紙。

昭和35年から63年間。
お疲れ様でした。

それではひとっ風呂いただきましょうか。

この黒湯、東京の温泉銭湯でもなかなか味わえない濃さですよねぇ。
ましてや新潟に代替となる温泉はないですからね。
残念でありますが、いい湯をありがとうございました。

2023年12月24日閉館


2023年12月の入浴メモより

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長岡市街から郊外にむけ国道8号線を移動中、突然!強力な誘導電波に捕獲されてしまった!


誘導されるがままにたどり着いたのは、長岡市街を取り囲む丘陵地の一角。
車を降りて辺りを見回すと、木立に囲まれた地底人の秘密基地。

バブル前の昭和の雰囲気だ。
さらに導かれるままに、玄関をピンポ~ン。

館内からは法事でもやっているのか、賑やかな音が聞こえてくる。
出てこられたご宿の方に日帰り入浴をお願いすると、浴室まで案内いただきました。
親切に感謝です。

浴室前はちょっとした広い空間。

ソファなんかが置いてあり、湯上りの一休みにグッドですね。

引き戸を開けて入った脱衣所は、簡素ながら余裕の広さが確保されています。

では、裸になってお風呂へ参りましょう。

狭い浴室の床は細かいタイル張り。

壁面は煉瓦風のタイルとガラスブロック。
そう言えば、脱衣所や男女の仕切りもガラスブロックでしたね。
このガラスブロックはシルエットがモザイク状に透けるのでドキドキものです。


湯口からガンガンと注がれているものの溢れ出さずの寸止め。
とは言え、適温で入りやすいです。
そして投入され、湯船を満たしているのは黒湯。

それも濃い醤油色の本格派。
蒲田・川崎・横浜あたりでよく目にする、あの黒湯ですよ。
いゃ~、久しぶりだなぁ。
黒湯好きにはたまりまセブン。
そうそう、この肌触り!
ぬるぬる、すべすべ。
ウナギになったようなんです。

さらにトドメはカラン!
源泉そのままと思われる冷たい黒湯が噴出するのですから。

当然、アビルマンで締めたのは言うまでもありません。

三島谷温泉
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
21.5℃ 25.9L/分(掘削自噴) pH8.1
成分総計1319mg/Kg
調査及び試験日 平成21年10月26日

新潟県長岡市大積三島谷町147-1
TEL 0258-46-2258

2016年5月の入浴メモより。

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岩室温泉「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々-hoho-」

2024年08月06日 | 新潟の地底人
岩室温泉 旧「ほてる大橋 館の湯」

2023年3月21日から「ほてる大橋館の湯」が施設名称を変更した「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々-hoho-」。

立ち寄り湯で入って来ました。
外観等に大きな変更はなさそうでした。

浴室で変更されていたのは、内湯の奥にあった寝湯とジャグジーが板張りで覆われ、寝転び場と整い椅子?スペースとなっていました。


露天風呂には暗緑色の透明湯が満たされ、サラサラと溢れ出していましたが

溶岩風の湯口からの投入はありませんでした。

適温の湯と吹き抜ける風が気持ちいいです。
利用者も多くないので、静かに過ごせるのがポイントです。

大きな変更点は中庭エリアでしょうか。
ウッドデッキが設置されキャンプ用の焚き火台やチェアが置かれています。

そして庭の奥の方からメェ~~と鳴き声。
石伝いに庭に入っていくといました。
2頭の羊、顔が黒いタイプです。毛を刈ったばかりなのかな。
ハムハムと草を食んでいます。

本館的な小屋もありました。

ほっこりした気持ちになりますね。

2024年6月の入浴メモより

ーーーーーーーーーーー

2023年3月21日から「ほてる大橋館の湯」が施設名称を変更したそうです。
新しい名称は「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々-hoho-」。
電話番号に変更はないとのこと。
温泉の利用方法とかに変更はあるのかな?気になるところです。

2023年3月のメモより

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何気に予約サイトを検索していて見つけたお安いプラン。
今年はまだ親を温泉に連れて行ってなかったので、利用してみることにしました。

お安いプランですが、女性は色浴衣が自由に選べるのがうれしいですね。

ウチのばあさんも喜んで浴衣を選んでいました。

部屋で一息ついたら温泉へ。

この暖簾の先が男女別の浴場です。
いつもは手前が男湯なのですが、今回はこの橋の奥が男湯でした。

いつもと違う浴場にはいれるのはラッキーと喜んだのですが…
実は浴室内の補修工事の準備中で、資材が組まれていたんです。
まぁ、内湯は温泉ではないのでスルーして、露天風呂に向かいましょう。


広いスペースに屋根掛けされた湯舟がひとつ。
造りはもう一方と同じ、木の縁取りに石板張り。
しかし、これまでの湯とまったく印象が違います。

暗緑色透明、だいろの湯の庭園露天風呂の湯のような色てす。
さっそく入ってみましょう。
適温で入りやすいですが、ガッツリ感があります。

湯尻からはこんこんと溢れだしがあります。
塩気のある苦味。
苦味を感じる硫黄臭。
ややツッパリ感のあるもののスベスベする肌触り。
以前より刺激感のある疲れる湯に感じます。
温泉の利用方法を変えたのかな。
より源泉に近い印象でした。

さて、今日はあと何回入ろうか。

岩室4号源泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
52.2℃ pH7.96 成分総計11,500g/Kg
温泉の分析年月日 平成26.3.22


新潟県新潟市西蒲区岩室温泉340甲
TEL 0256-82-4126

2020年2月の入浴メモより


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湯めぐりパスポートを利用して立ち寄り入浴をしてきました。

大型ホテルらしく、脱衣所は広々としています。
小さな鍵付きロッカーもあるので、貴重品の扱いも安心です。

裸になったら浴室へ。

左手には洗い場と、その奥にジャグジー。
洗い場は個々に仕切りが設けられています。

右手奥には寝湯と大浴槽。
手前にはサウナと冷水槽。

ジャグジーと寝湯は非温泉。
大浴槽はわずかに温泉を感じる程度の循環湯。
ということで、内湯はそこそこに露天風呂へ。

広いスペースに、屋根掛けされた湯舟がひとつ。

満たされる湯は明るい灰白色で、湯舟の底がかろうじて見えるくらいの透明感があります。
潮味で酸味硫黄臭。
さらさらと岩伝いに投入される湯。

通り道は白く色づいています。
湯尻の切りかけからは投入量と同じ程度の溢れ出し。

スベスベとした湯ざわりは入りやすく、適温よりやや温めの長湯モード設定。
吹き抜ける風も気持ちがいいですね。
色といい、臭いといい、温泉にキターーーーーーって実感できます。
入りやすさといい、万人受けする湯だと思います。
普段から日帰り入浴を受付ているので、皆さんも一度いかがでしょうか。

湯使い的には、加水あり加温ありかも。
循環併用のかけ流しと見ました。

2016年6月の入浴メモより

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蓬平温泉「和泉屋」

2024年07月25日 | 新潟の地底人
蓬平温泉「和泉屋」

久しぶりに長岡の奥座敷の蓬平温泉へ行ってきました。
今回訪れたのは「和泉屋」。
蓬平温泉にある3軒の宿のうち中間に位置する宿です。
立ち寄り湯は14時からとのことで、しばし駐車場で待機。


フロントで受付をし3階へ。
浴室は「月の湯」「星の湯」「風の湯」の3か所あり
この時は風の湯が男湯でした。(男女入れ替え制のようです)

脱衣所には鍵付きのロッカーもあったので、立ち寄り湯でも貴重品の保管に安心です。
裸に着替え、浴室に入ると…
八角形のドーム型。
右手が洗い場、左手が湯舟という構成。

湯口からはドバドバと投入。

浴槽内の注入もあり、窓際の排湯溝へ溢れ出し。

体感41℃くらいの適温湯。
これがヌルヌルの肌触りでインパクトあり。
ピリッとした刺激とともに粉っぽい甘さ。
これは予想外。

露天にでると岩風呂も寝湯もドバドバの投入と溢れ出し。


ちょうどいい湯温と肌触り。
吹き抜ける風を感じながらのマウンテンビュー、気持ちいいなぁ~

湯上りに建物を振り返ると、浴室を見上げることができました。

奥の尖がった部分が内湯の八角堂。
左の東屋が寝湯の部分。

源泉名 和泉屋3号井
アルカリ性単純硫黄冷鉱泉
16.5℃ ゆう出量(動力) 源泉157L/分 供給量100L/分 pH9.2 成分総計577.4mg/Kg
分析年月日 平成27年6月16日

新潟県長岡市蓬平町甲1508-2
TEL 0258-23-2231

2024年5月の入浴メモより

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上の原高原温泉「こぐりやま山荘」

2024年06月24日 | 新潟の地底人
上の原高原温泉「こぐりやま山荘」

南魚沼温泉郷お湯印帳に参加している上の原高原温泉の「こぐりやま山荘」。
予約をすれば日帰りでの利用もできるようですが、群馬からの帰り路、せっかくなで宿泊で利用してきました。

上の原高原の奥まった場所、お松の池を時計回りに回り込んだ先に建つロッジ風の建物。

これ、大手企業の保養施設だったって言うんですから、凄くないですか。
4階建にも見えますが、石積みの部分(玄関や駐車スペース)は地下1階だそうで、地上3階、地下1階建ということです。
1階は受付。
2階は客室。
3階はダイニング。

では受付でチェックインし、2階へ。
エレベーターを降りるとこれですよ。

暖炉のある吹き抜けのスペース。
繰り返しになりますが、これが元保養施設って言うんですから。
この右手の壁側に客室が並びます。
そして奥の階段を上がるとダイニング。
吹き抜けから見える景色はこんな感じ。


部屋で一息ついたら温泉へ。
温泉も2階にあります。
外から見た画像で、2階部分のエアコンの室外機が並ぶ窓が客室。
その左端の窓のところが浴室。
同じフロアにあるので移動が楽ちんでした。

男女別の浴室。
浴室には石造りの湯舟と洗い場。
天井・壁は木造り。
湯は奇麗な無色透明。

反対側から

岩の湯口は使用されてなく、湯は浴槽内注入。
なので味不明ですが、湯面からは湯の香りがはっきりと漂います。
41℃くらいの入り頃の湯温とスベスベの肌触りが心地よいです。
宿泊者も多くなかったので、のんびりと入れてグッドでした。

ところで、ここで利用している源泉が
・13号源泉
・六日町温泉 第15号井
の混合泉。
これって麓の六日町温泉が利用している源泉、例えば「日章館」と同じなんです。
聞くところによると、六日町温泉をここまで引いているんだとか。
断熱性のあるパイプを使っているので湯温はそれほど下がらないらしいですが、冬場はまま下がり、夏場は熱いままだそうです。
これからの季節は窓を全開にして、吹きこむ風で空冷。
加水・加温もなく源泉かけ流しで利用しているそうです。
長い距離を引き湯しているため、マイルドな湯に仕上がっているのではないでしょうか。

・13号源泉(730L/分)
・六日町温泉 第15号井(720L/分)
の混合泉。
ナトリウム-塩化物温泉
52.9℃ pH7.6 成分総計1252g/Kg
分析年月日 平成28年10月26日

新潟県南魚沼市小栗山2910-120
TEL 025-786-4170

2024年4月の入浴メモより

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津川温泉「清川高原保養センター」

2023年09月26日 | 新潟の地底人
津川温泉「清川高原保養センター」
「一粒で二度おいしい」というか、一軒で2種類の源泉を味わえるというので行ってきた。

建物は1号館と2号館からなり、渡り廊下でつながる構造だ。
手前1号館に1号井、奥の2号館に2号井が利用されている。

まずは新しい方の「2号井」へ。
建物の奥の方にあり、さっそく裸に着替えてドアを開ける。
木造の浴室はやや暗め。
奥にある湯口からコンコンと、また底面からも盛り上がるように注入され、
ザコザコとあふれ出た湯は洗い場を染め上げている。
貝汁系褐色半濁の透明がかった湯といい、これは好みのタイプ。

まずはかぶり湯をして入浴。
思ったよりあっさりしている。
見た目ほどの金気はなく甘味塩味。
しかしなぜだろう、体が痒くなる。
温まりがいいせいだろうか。
風通しがよくないのも辛いところだ。
汗がとまらない。
窓を開け放し、へばりつくように涼むがのが精一杯。

続いては旧来からの「1号井」の1号館へ。
白を基調としたタイル張り、2面採光の明るい浴室。
無色透明な湯がサワサワと溢れでている。

高台にあり眼下の見晴らしが気持ちいい。
窓を開け放すと風の吹き抜けもけっこうあって爽快な気分。
こちらでもかぶり湯をして入浴。
人が湯船に浸かる分だけザザーっと溢れでて洪水状態。
すぐに満水にもどりサワサワの溢れ出し。
おほっ!
これって、けっこういいじゃん。
それにこのヌルツルの肌触り。
見た目じゃ判らん入り心地の良さ。
こちらの方が感動ありだな。
下の画像は併設のちょっと見露天風呂風の岩風呂



■津川温泉1号井戸
アルカリ性単純温泉
40.3℃ 120L/分(動力) pH9.6 成分総計638.2mg/Kg (平成17.5.20)
■津川温泉2号井
ナトリウム-塩化物温泉
49.0℃ 62L/分(動力) pH7.7 成分総計9127mg/Kg (平成21.12.15)

新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851
TEL 0254-92-5530


2010年7月の入浴メモより


ーーーーーーーーーー

久しぶりに日帰り入浴に立ち寄りました。
以前は上記入浴メモのように1号館と2号館の2つの浴室が使え、それぞれで別源泉を利用していましたが、現在は1号館のみの利用となっていました。
なので入浴できる源泉も透明でにゅるにゅる湯の1号井戸だけです。
もっとも数年前から2号館も1号井戸の利用となってたんですけどね。

で、2号館はどうなったのかと言うと・・・
阿賀町の教育留学の拠点として、温泉施設を活用したまなびの森交流館「緑泉寮」となっていました。
寮のお風呂が温泉なんて、ちょっと羨ましいですね。

2023年9月の入浴メモより


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岩室温泉「濱松屋」

2023年05月21日 | 新潟の地底人
岩室温泉「濱松屋」


たまには親を連れて温泉宿へ。
遠出を避け、宿泊したのは岩室温泉「濱松屋」。
ちょうどこの時期は「冬妻ほたる祭り」開催中。
夕食後はほたる鑑賞にでかけました。

濱松屋は「ほてる大橋」の向かいにある和風旅館。
白壁の塀に囲まれた雰囲気のある宿ですね。
川沿いの小道へ回り込んで駐車スペースに到着。
木々に囲まれた通路の先が玄関です。


部屋で一息ついたら温泉へ。

まずは貸切り露天。
この暖簾の先が貸切り露天。

通常は40分2200円なんですが、今回利用した宿泊プランでは1回無料。
明るいうちに楽しむことにしました。
裸になって脱衣所をでるとこんな感じ。

やや小ぶりな岩風呂。
周りを囲まれていますが、圧迫感はありません。
さて湯舟を満たしている湯。
この角度では分かりづらいので別角度から。

けっこうな濁りがありますね。
黒湯というより墨汁のようです。
たっぷりかけ湯をして入浴。

体感で40℃くらいの温め仕様。
湯舟に触れた手・足・尻、墨がついたように真っ黒くなっちゃいます。
温めの湯に浸かり、硫黄の香りに温泉キター!って長湯ができそうなんですが
温まりが強く、長く湯に浸かってはいられません。
含硫黄-食塩泉のパワーなんですかね。
木製のベンチでクールダウンし、リトライしたいところでタイムアップ。
40分って短いなぁ~、


続いては内湯。
こちらは濁りが少なく、弱く白濁しているかな?という程度。
それでも甘さのあるしょっぱさと苦味、硫黄の香りは健在。
湯尻の湯が溢れ出している床部分は墨色に染まっています。



窓がはめ殺しで熱気がこもる室内。
長湯はせずに、何度も入りなおすのがよさそうです。


岩室4号源泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
52.2℃ pH7.96 成分総計11,500g/Kg
温泉の分析年月日 平成26.3.22


新潟県新潟市西蒲区岩室温泉328番地
TEL 0256-82-5533

2022年6月の入浴メモより

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月岡温泉「清風苑」

2023年03月13日 | 新潟の地底人
月岡温泉「清風苑」

今回は月岡温泉の「清風苑」にやって参りました。
バイパス側の高台にあります。

車で玄関に乗り付けると、宿の方に車を預けチェックインです。
宿の駐車場が少し離れているとかで、宿の方か回送してくださります。

館内は広くて豪華。

お部屋に荷を置き、一息ついたら温泉へ。
館内にお風呂は二ヶ所ありますが、片方は温泉ではありません。
月岡温泉が投入されているのはロビーの奥を左に進んだこちら側。

裸になったら浴場へ。
浴室に入るとまずは洗い場。

体を洗ったら湯に入りましょう。
内湯湯舟の白いタイルに映える淡いグリーン。

くるりと回り込んで別の角度から。

湯は「田介」と名付けられた石像からピューっと投入。

加水なし、ろ過あり、かけ流しの湯使い。
やっぱ湯が溢れ出すのは気分がいいものですね。
オイリーなスベスベ湯で、苦味・エグ味なところは他の月岡温泉と同様。
適温より気持ち熱めで、入りごたえ十分。

体が温まったら露天風呂へ。
こちらは木造なので月岡グリーンが映えません。


が、湯舟が小さい分、鮮度がいいように感じられました。
外気が気持ちよく湯温も熱くないので、ついつい長湯となってしまいます。

さて露天風呂から塀の外を見ると、なんか見慣れた景色。

これって浪花屋さん?
そうなんです。
この塀を挟んだ向かいは、浪花屋さんなどの並ぶメインストリート。
隣は源泉施設だったんです。
バイパス側に玄関があったので温泉街から離れた印象だったんですが、予想外の立地でした。

月岡5号井、月岡6号井
含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
泉温   月岡5号井 50.4℃   月岡6号井 49.5℃
湧出量  月岡5号井 440L/分   月岡6号井 141L/分
成分総計 月岡5号井 3510mg/Kg 月岡6号井 3461mg/Kg
分析年月日 平成25年7月4日

新潟県新発田市月岡温泉278-2
TEL 0254-32-2000


2022年12月の入浴メモより



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池の平温泉「ホテルアルペンブリック」

2023年01月30日 | 新潟の地底人
池の平温泉「ホテルアルペンブリック」

妙高高原温泉郷湯めぐりチケット」を利用しての温泉巡り。
最後の1枚をどこで利用するかは悩みどころ。
そこで参考にしたのが「妙高七五三の湯
「七」「五」「三」、どの切り口で攻めようかな。

で、今回は「三」を選択。
これまでに乳白色の燕温泉と赤褐色の関温泉は入浴済みなので、未湯の黒泥色の池の平温泉に入浴し、「三」をコンプリートしたいと思います。

黒泥色の湯に入浴できるのはホテルアルペンブリックなど一部の施設のみ。
ナビにホテルアルペンブリックをセットし、たどり着いたのは池の平温泉の最奥。
この先は池の平温泉アルペンブリックスキー場となっています。

妙高山を背景に、結構奥の方までゲレンデが広がっているのがわかるでしょうか。

ホテルアルペンブリックはリゾートホテル風。

フロントでチケットを繰り出し日帰り入浴をお願いします。
館内には3階の露天風呂と、1階の大浴場の2か所の温泉。

黒泥色の湯に入浴できるのは露天風呂のほう。

階段を上り、3階の客室の並ぶ廊下を突き当りまで進みます。
露天風呂入口はこちら。

青い暖簾をくぐって脱衣所へ。

リゾートホテルらしくないシンプルさ。
コロナ対策で脱衣籠はなく、用意されている使い捨てのビニール袋に着ている服をしまいます。


では裸になったらお風呂へ参りましょう。
露天風呂は正面が開け放された造り。

大き目の湯舟に黒泥色の湯が満たされています。
はやる気持ちを抑えて、まずは体を洗いましょう。


木の湯口からドバドバと投入。

湯の色が分かるかなぁ~。
別の角度からもう一枚。

溢れ出る湯は湯舟縁の切り込みから排湯口へ。


薄い墨色の透明感のある湯に、黒いつぶつぶが舞う感じ。
トロリとした感じですが、べったりとはり付く肌触り。
やや燻し臭も感じられますよ。
適温の湯で温まると、吹きこむ風が気持ちいい!
ついつい長湯になってしまいます。

正面からの見晴らしもいい眺め。
あそこに見えるのはいもり池かな。

さてこちらで利用している源泉は南地獄谷。
妙高温泉「香風館」と同じなんですが全然違います。
「露天風呂は源泉をそのまま入れております…」の張り紙にヒントがあるのかな。

ホテルのホームページを確認すると、
「妙高高原・南地獄谷の源泉は、温泉成分をたっぷり含んだ黒泥交じりのお湯。
ホテルの露天風呂は100%源泉掛け流しですので、珍しい黒色の温泉となっております。」
とあることから、源泉から黒泥をろ過しているかどうかの違いなんですかね。
手持ちの妙高温泉の温泉掲示を確認すると「南地獄谷 ろ過後」と記載がありました。
この差なんですね。


南地獄谷
単純温泉
70.5℃ 成分総計695.4mg/Kg
温泉の分析年月日 平成26年9月18日


新潟県妙高市池の平温泉2452
TEL 0255-86-3180


2022年9月の入浴メモより

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