地底人100物語

相手にとって不足なし

北野天満温泉「学問の湯」

2017年08月01日 | 長野の地底人
北野天満温泉「学問の湯」

津南方面の温泉めぐりとセットでやってきたのが北野天満温泉「学問の湯」。
場所は宮野原温泉「宝山荘」の脇の県道507号をグイグイと上ったところ。
南は信濃、北は越後に挟まれた、北野天満宮の谷に位置します。
北野天満宮は菅原道真公ゆかりの神社で、8月24日の祭りには多くの露店が立ち並ぶそうです。

この学問の湯、古民家風の外観が特徴的ですね。

受付で料金を払い館内の浴室へ。

男湯の紺の暖簾をくぐった脱衣所は細長い造りで、四角い棚がずらりと並んでいます。

では裸になったら浴室へ。

浴室も細長い造り。

窓に沿った細長い湯船には淡く若竹色がかった透明湯が満たされています。
逆からみるとこんな感じ。

洗い場も十分用意されていますね。
お湯は湯口からドカドカ投入され、浴槽底面からの注入もあります。
が、溢れ出しなしの寸止め状態。

湯船を大きく造りすぎちゃったかなぁ~。

体を洗ったら入浴しましょう。
湯船に身を沈めると、その分の溢れ出しがあります。
そして肌ざわりは硬質オイリーなスベスベ感。
これは気持ちいい。
メタケイ酸84.6mgが効いているのかな。
ほんのり甘塩味で、ほぼ無臭ながらも少し薬品系の臭いがあったかも。

充分に体が温まったら、のぼせる前に露天風呂でクールダウン。

楕円形の湯船に、こちらもドカドカ投入。

内湯と同じく、通常は寸止め、人が入った分の溢れ出しの仕様。
吹き抜ける風に体が冷えたら湯船に身を沈め、
温まったら湯船の縁に腰掛けクールダウン。
無間地獄に陥りそうです。

朝イチの訪問のためか貸し切り状態。
湯の汚れもまったくなかったのがよかったです。


最後は広間で休憩。
吹き出した汗が止まらず、そのせいか湯上り後は少しベタつく感じとなりました。

北野温泉
ナトリウム-塩化物温泉
42.5℃ pH7.64 湧出量100L/分 成分総計2893mg/Kg
分析年月日 平成20.11.21

長野県下水内郡栄村大字堺14655
TEL 0269-87-2892


2016年4月の入浴メモより

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島温泉「島之湯旅館」

2017年05月16日 | 長野の地底人
島温泉「島之湯旅館」

今回は長野県へ出撃してまいりました。
旅の始まりは北陸道の糸魚川IC。
インタを降りたら国道148号を南下。
姫川温泉、湯原温泉のあたりでトンネルを出たり入ったりを繰り返し…
あっ!と思ったら通りすぎてしまいました。
道の駅小谷でUターン。

現在の国道からそれた脇道の中、山を背後に静かにたたずんでいます。
以前は目の前が街道でにぎわっていたことでしょう。

玄関から声をかけ、入浴をお願いします。
「はいはい、どうぞ」と案内されたのは、玄関入って左手、廊下の突き当り。

緑の絨毯部分までが宿泊棟、その奥が浴舎でしょうか。
廊下をズンズン進むと途中にタイル張りのレトロな洗面台。

欠けもひび割れもなく、いい仕事ぶりですね。
さぁ、この扉の向こうが浴場です。

裸になったら浴室へ。
小さな浴室はタイル張り。
温泉の成分でクリーム色や褐色に染まっています。
採光が明るく、壁のツートーンのガラスブロックがいいアクセントになっています。
シャワー付きのカランで体を洗ったら、湯船に入りましょう。

クリーム色にこってりとしたコーティングされた蛇口からドバドバの投入。

湯に身を沈めると、肌に馴染む温めの湯。
「はぁ~」と声が出ちゃいます。
この温度は体が溶け出る脱力系。
さてこの温泉、最初はスベスベの肌触りだったものが、いつの間にやら脱脂されたかのようにキシギシに。
不思議な感覚です。弱酸性に近いからなんでしょうか。
湯口の湯も痺れるような炭酸味でした。

長湯にけじめをつけて立ち上がるんですが、おかわりっもう一杯っ!てな調子の無間地獄。
また湯船に身を沈めるのでありました。
湯上りはさらりとしたもので、肌もさらさら。
体の芯に温かさが残りました。
初夏から初秋にかけて訪問したい湯ですね。

浴舎の外観はこちら。


島温泉
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
39.7℃ 20.5L/分(掘削自噴) pH6.3 成分総計2424mg/Kg
調査及び試験年月日 平成19年7月11日


長野県北安曇郡小谷村北小谷1889
TEL 0261-85-1013

2015年9月の入浴メモより。

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野沢温泉

2013年12月08日 | 長野の地底人
野沢温泉外湯
□ 外湯名 (源泉) 源泉湯温
□ 真湯 (真湯) 61.2℃
□ 松葉の湯 (大釜) 83.2℃
□ 十王堂の湯 (大釜混合) 78.2℃
□ 秋葉の湯 (大釜) 83.2℃
□ 新田の湯 (茹釜、下釜混合) 81.9℃
□ 横落の湯 (茹釜、下釜混合) 81.9℃
□ 熊の手洗湯 (熊の手洗湯) 43.3℃
□ 上寺湯 (丸釜) 82.4℃
□ 大湯 (大湯) 66.2℃
□ 河原湯 (河原湯) 64.1℃
□ 麻釜湯 (下釜) 86.2℃
□ 中尾の湯 (大釜) 83.2℃
□ 滝の湯 (滝の湯) 78℃



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湯原温泉「猫鼻の湯」

2011年10月10日 | 長野の地底人
湯原温泉「猫鼻の湯」

今回旅人が訪れたのは長野県小谷村にひっそりと湧く秘湯の一軒屋。
かつて猫鼻温泉や蒲原温泉などが姫川沿いに点在していたものの、1995年7月の水害で源泉が消滅。復旧した国道も迂回するような長いトンネル道となり、世間から忘れ去られた温泉地となった。

旅の始まりは北陸自動車道糸魚川IC。
国道148号を白馬方面へ南下すること30分くらい。
姫川温泉や蓮華温泉への分岐口をやり過ごし、2つ目のトンネル。
硫黄臭の漂う「湯原トンネル」を抜けるとこの看板。


逆「K」字型に下るわき道は、7時の方向でも10時の方向でも、どちらからもたどり着くことができるようだ。今回は10時の方向へ。
細いながらフラットな砂利道を下っていくと開けた砂利の広場。
ポツリとたたずむ一軒屋が今回の目的地、湯原温泉だ。
手造り感溢れる仮設風建物、2011年5月8日創業の新設日帰り温泉です。
湯銭400円を愛想のいいオヤジさんへ払い、さっそく温泉へ。
男女別に露天風呂がひとつづつ。

雨に濡れる山々と立ち昇る雲、姫川の流れを眺めながらの入浴。
自慢のお湯はりんごジュースのような黄土色半濁、最初はスルスルとした肌触りがいつしかギシギシに。

岩の湯口からは源泉がザコザコ投入、金気と塩臭の混じる41℃弱の入り心地のいいお湯は尻に根っこが生えてくるようです。
味は時間とともに変化があり、金気甘味をベースに酸味が強弱。
時々舌の先に金属系の痺れるような刺激も感じられます。
吹き抜ける風を感じながらの湯浴みは、時の経つのを忘れさせてくれます。
続いて「個室風呂(シャワー付き)」へ。

いわゆるユニットバスへ源泉が掛け流し。
湯船に比して投入量が多くできるので、最凶の湯を味わうことができます。
実際からだの温まりが半端なく、3分と入っていられませんでした。

風呂上りに待っていたのは、またもオヤジさん。
さささ、こちらでお茶をとご案内。
お客さんが来るだけでうれしそうです。

男湯脱衣所下にある源泉施設と裏のタンク。



こちらは女湯。
男湯以上のドバドバの源泉投入。



個室風呂には木桶風呂。雰囲気はこっちがいいなぁ。
でも蛇口からはあまり湯がでないのが残念。

源泉名 (未定)
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
54.7℃ 105L/分(掘削動力揚湯) pH7.0 成分総計1353mg/Kg 
試験日平成22年4月16日


長野県北安曇郡小谷村大字北小谷字道筋3634番2
TEL 0261-72-3545
携帯09026667455

2011年6月の入浴メモより

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