タラは夏が美味い!!
魚に雪と書くから
確かに鱈は冬の魚に違いないが、それは白子やタラコの話。
珍重されるのは、体重の1/3ほどもあろうかと思われるあの巨大な白子。
だから、体力は皆、白子に行ってしまうから。その分、身はやせ細る。
真鱈の身は、夏が美味いのが当たり前の話なのだが、これは余り知られていない。
鱈は夏だよ!!と言ったら、もうこれは魚通として通る。
タラは、タラチリ・湯豆腐だけのものではない。
白身にタラは、淡白な味わいで、煮ても、焼いても、揚げてもホクホクとした
独特の食感が心地よい。粕漬けにしても上品な味わいとなる。
それなのに、安い!!
これも大いに気に入っているゆえんだ。
魚の面白いところは、安いからまずい、高いから美味いとは必ずしも一致しないところだ。
ただし、タラは鮮度に気をつけなければいけない。
鮮度が悪いと、独特のアンモニア臭を発するからだ。
というわけで、夏ダラに挑戦!!
美味い、安いはいいけれど、下ろすのはちょっと手こずる。
軟らかくつかみどころのない魚体に加えて、細かくしつこいウロコ、表面を覆うヌルヌルの
体液を落とさなければならない。流しはすぐ詰まってしまう。これには参る。
その苦労に報いてくれるのがタラだ。 これを、1尾丸ごと買い込むのは酔狂かもしれない。
さて、このデップリとした腹中に、いまの時期、何が入っているのだろうか?
プロ(仲買人)も???。 胃袋かあるいは空気(深海魚だから)かも知れないと言う。
答えは、巨大な肝臓と胃袋でした。
つまり、夏タラはフォアグラでありました。
もちろん、これも美味しくいただきました。
胃袋には、20センチほどのヒラメが3匹詰まっていました。
さすが、鱈腹と言われるだけあって、すごい食欲ですね。3尾丸呑み。
もっとも、よく噛んで食べる魚なんて聞いたことがない。魚はみんな丸呑み。
貝や海藻を食べる魚以外は。
折角腑分けしたのだから、計量してみました。
総体重 7.2kg
身 3.6
アラ身 0.4
内臓(ほとんど肝臓) 1.0
可食部 5.0kg(70%)
頭・骨・尻尾ほか 2.0
胃袋(ヒラメ3尾) 0.2
非食部 2.2kg(30%)
身の1/3を、お客さまとシェアし、残りはフライ・ソテー・塩焼き・煮つけ・
そぼろ・粕漬け&フォアグラ?の甘辛煮にして胃袋に。食べでがありました。
魚に雪と書くから
確かに鱈は冬の魚に違いないが、それは白子やタラコの話。
珍重されるのは、体重の1/3ほどもあろうかと思われるあの巨大な白子。
だから、体力は皆、白子に行ってしまうから。その分、身はやせ細る。
真鱈の身は、夏が美味いのが当たり前の話なのだが、これは余り知られていない。
鱈は夏だよ!!と言ったら、もうこれは魚通として通る。
タラは、タラチリ・湯豆腐だけのものではない。
白身にタラは、淡白な味わいで、煮ても、焼いても、揚げてもホクホクとした
独特の食感が心地よい。粕漬けにしても上品な味わいとなる。
それなのに、安い!!
これも大いに気に入っているゆえんだ。
魚の面白いところは、安いからまずい、高いから美味いとは必ずしも一致しないところだ。
ただし、タラは鮮度に気をつけなければいけない。
鮮度が悪いと、独特のアンモニア臭を発するからだ。
というわけで、夏ダラに挑戦!!
美味い、安いはいいけれど、下ろすのはちょっと手こずる。
軟らかくつかみどころのない魚体に加えて、細かくしつこいウロコ、表面を覆うヌルヌルの
体液を落とさなければならない。流しはすぐ詰まってしまう。これには参る。
その苦労に報いてくれるのがタラだ。 これを、1尾丸ごと買い込むのは酔狂かもしれない。
さて、このデップリとした腹中に、いまの時期、何が入っているのだろうか?
プロ(仲買人)も???。 胃袋かあるいは空気(深海魚だから)かも知れないと言う。
答えは、巨大な肝臓と胃袋でした。
つまり、夏タラはフォアグラでありました。
もちろん、これも美味しくいただきました。
胃袋には、20センチほどのヒラメが3匹詰まっていました。
さすが、鱈腹と言われるだけあって、すごい食欲ですね。3尾丸呑み。
もっとも、よく噛んで食べる魚なんて聞いたことがない。魚はみんな丸呑み。
貝や海藻を食べる魚以外は。
折角腑分けしたのだから、計量してみました。
総体重 7.2kg
身 3.6
アラ身 0.4
内臓(ほとんど肝臓) 1.0
可食部 5.0kg(70%)
頭・骨・尻尾ほか 2.0
胃袋(ヒラメ3尾) 0.2
非食部 2.2kg(30%)
身の1/3を、お客さまとシェアし、残りはフライ・ソテー・塩焼き・煮つけ・
そぼろ・粕漬け&フォアグラ?の甘辛煮にして胃袋に。食べでがありました。