魚のアトリエ”うおとりえ”

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 「魚っ食いの365日

もう献立に困らない その2ー献立フリー

2018年07月13日 | 主夫の台所考
”もう献立に困らない” その2ー献立フリー 

11.献立フリーは経済的

 節約を狙って始めたわけではないが、家計簿の結果は以前と比べて2割くらい
 節約となった。食材を使い切るから、無駄がでないということらしい。
 その分析は後述することにしよう。

12.縄文人になったつもりで買い物に行く

 狩りに行くつもりで買い物にゆく。釣り人はその日何が釣れるかわくわくする
 ものだ。買い物も狩りの気分で行けば目線も変わる。当然おいしそうな食材に
 目が止まる。美味しそうな食材が出来れば、献立の按配は出来たようなものだ。
 素材が良ければ料理も美味い。料理がおいしければ食欲も出る。美味しければ
 食べ残しがない。これも家計節約の要因に違いない。

13.縄文人らしく買う

 ”縄文主夫”は魚が大好きだから、魚は卸市場(横浜中央卸売市場)に買いに
 行く。その日、カツオの上物があればカツオを1本買う。新鮮なアジがあれば
 1kgほども買って干物をつくる。市場に行くのは週1回と決めている。縄文
 人だって毎日海に行ったわけではない。海が時化れば魚は獲れない。だから、
 その時、良いものがあれば買っておく。

14.保存食を考える
 
 縄文式・献立フリーのやり方で、絶対必要なのは保存食を考えることだ。縄文
 人は保存方法に知恵を絞ったに違いない。現代人のわれわれは、冷蔵庫がある
 からはるかに易しい。

15.カツオを1本食べ尽くすには

 初日は、刺身かたたきで食べることにしよう。2日目、塩焼きかステーキにす
 る。3日目は、肉の料理を考えておこう。4日目、なまり節にしてきゅうりと
 和えて酢の物にでもすることを考えておこう。残ったカツオは角煮を作って
 おくことにしよう。こんな目安をつけたら、買ってきたその日のうちに、始末を
 つけてしまう。1/4を生で、1/4を塩焼きかステーキ用に、1/4をなまり節
 に、1/4を角煮にしてしまう。なまり節は冷蔵で5日、冷凍も出来る。
 角煮は冷蔵で2週間、冷凍も出来る。

16.そんなこと、出来るわけがない!!

 と、お叱りがありそうだが、誰でも簡単に出来ることなら紹介する意味がない。
 このやり方で、もう10年以上やってきた。それなりの努力はしなければなら
 ない。努力は必ず報われる。

17.保存食をつくることが、献立フリーの基本

 なまり節と角煮、これさえあれば「今晩何にしよう?」なんて悩むことはない。
 カツオにかぎったことではない。アジなら干物にできるし、イワシだって甘辛く
 甘露煮ふうに煮ておけば保存食になる。いつも何かの保存食を常備しておけば、
 急な買い物に行くこともない。外出で遅くなった時も全く心配しないで済む。

18.総菜を買わない!

 紹介した、なまり節・角煮・甘露煮・干物はすべて総菜・加工食品として売ら
 れている。これを買い置きしておくことの方が簡単で便利かも知れない。わた
 しは初めからそうしなかった。一つひとつ、出来ることを覚えていった。幸い
 現役リタイアした時だから、時間もあったからできたことで、時間がなければ
 出来ないことと断っておこう。


19.努力は報われた!!

 老々二人、いつの間にか花粉症が治ってしまった。悩まされ続けた便秘症も軽
 くなり、風邪もひかなくなった。おそらく食生活がよかったことと信じている。
 野菜・魚・肉のバランスがよく、いずれも加工食品に頼らず素材から調理した
 結果と思っている。加工食品に頼らないことは必然的に安上がりになった。
 素材から調理するからレパートリーもふえた。デパ地下で美味しそうなものを
 見つけたら、自分でつくってみる。


20.手づくりは、美味しくて安上がり

 アジの干物は自分ではつくれないと思っていたが、やってみて美味しくできた
 のでびっくり。味を占めていろいろ工夫をしてみた。開いたアジに塩をふり、
 水洗いしてよく拭い、そのまま冷蔵庫に2日も入れておけば程よく乾燥する。
 詳しくは後述する。ともかく、素材からつくれば人件費がかからないから安上
 がりは当然だ。

 【その3に続く】

  





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