魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

魚たちの顔立ち・・・目は口ほどにものを言う

2011年03月10日 | 魚の姿
 魚たちの表情を追ってみたいと思う。
 目は口ほどにものを言うっていうけれど、本当にそうなんだ。喜怒哀楽、
水族館で泳いでいるのと違って、市場の魚はみんな運命を背負っているんだ。
非情にもその運命で品定めをしようって言うんだから、わが身が怖ろしい。

 この冬市場でお目にかかった魚たちを紹介しよう。


1.たら(鱈)
   

  鱈腹食べるたらは、大口のわりには細かな歯がまばらに生えていて、オジサン顔? あどけないところが好ましい。

2.すみいか(墨烏賊)

     

  東京湾でこの朝獲れたばかりのすみいか婦人は、漆黒の瞳をしていました。

3.めじな
   

  相模湾佐島で出会ったこのメジナ君、まっくろで何とも地味な衣装。ストロボ一閃、宝石のようなブルーアイが輝いた。
  魚は見かけによらないって、このことなんですね。


4.さわら(鰆)
    

  三浦三崎は松輪産の朝揚げさわら少年は、釣り上げられたのが如何にも無念な面持ち、しっかりと口を結んでいました。
  キミ、美味かったよ!!


5.赤地かれい(鰈)
    

  常磐の海から来たカレイ君、まだ眠気まなこでした。

6.さより(細魚)
      

  鎌倉に遊びに来て、悪い男に騙されて捕まってしまったの。腰越沖辺りを泳いでいるときに。その上
  市場に売られてしまったの。安いお金で。・・・でも、いい人に助けてもらってよかった! 美人だからかしら。/font>

7.ほんます(桜鱒)
    
  
  青森県は津軽半島の突端、大間の定置網にうっかり捕まってしまったんだ。残念無念!
  目が小さいからだって、、、うるせえ! 



8.やりいか(槍烏賊)

   

  こども扱いされて悔しいんだけれど、軟らかくって、美味いんですって!!

9.めじまぐろ(鮪)
   
  
  銚子沖まで泳いできたとき、疲れちゃって、流れてきた縄を掴んだら釣り上げられちゃったんだ。
  大間の大叔父は今年の正月、三千万円で買われちゃったんだ。築地っていうところは怖いところだ。


10.けがに(毛蟹)
   

  止めてくれよ、釜茹でするつもりなんだろ? ゴメン許してくれ・・・


 この続き、「春篇」を予定しています。

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