AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

機能性に依る変化か

2025-01-09 01:53:57 | ドラム

去年から四苦八苦しながらとりあえず一つの答えに辿り着いた感じか。

YAMAHAのDFP9Cだが、一時はコンディションがテメェの中で落ち着いたと思っていたので、かれこれ3年くらいはその状態で使っていた。

ただ、去年に入ってからその状態に対してかなり違和感を覚えた。
これまで出来ていたと思っていた演奏の一部が、うまくこなせていないと感じる様になってきてしまった。

単純にオレの踏み方が悪いのかと考え、何度か引っ張り出して使いこなせるようにしたんだが、全く解消できずに去年のスタジオ練習が終わってしまった。

ただ、煮え切らない状況だったんで、大晦日に自宅で「こうした方が良いんじゃなかろうか」と感じたコンディションへと変更させてみた。

で、今年初のスタジオ練習で実際に試す。
先ず、ビーターの角度を調整。
これまではアホみたいに鈍角にしていたのを、ほぼほぼ標準的な角度へ。

FP9に関しては、踏み込んでからの反動が強く返ってくるモデルでもあるんで、この角度でも強い打感を持続させるに充分だったりする。
正直、今まで足の甲に当たるレヴェルの傾け方だったんで(苦笑)、2打目から気を使って踏み込まなきゃいけなかった。

反動あっても踏み込みが軽い所為で、演奏に支障が出ていると感じるのは、やはりスプリングテンション。
踏み込んだ時に一定の抵抗力があった方が良いってのは、これまで使ってきたペダルのコンディションを創り上げてきた際に理解はしていたんだが、何かこのペダルだけはデイヴ・ロンバード的なコンディションを意識してしまい、それで操作できる気になってやっていた。

いつの間にかソレが違和感となってしまったんで、手応えというか踏み応えを実感できるよう、写真の様にテンションは最大まで上げる事に。
装着しているスプリングはTAMAのヘヴィテンションなので、純正スプリングよりもキツめのテンションがかかるようになっている。

その辺も、練習用として仕立てているコンディションと同じなんだよね、結局(笑)。
行きつくところはそこかい、と。

ただねェ、
この状態にした分だけ、一定の成果は得られた。

こちらの踏み位置の調整を交えて、これまで踏み込みに違和感を覚えた演奏に関しては、やれていると実感できる程度までに音と打感触を得られるようになった。
スピードプレイに関しても、このコンディションの方が安定して踏み込みを持続できていると感じる。

一先ずはこの状態が正常となるんだろうな。
一番の理想が、現在でもメインで使っているDFP9310のコンディションなので、アレに追随するものとしてある程度近い仕様に仕立てていったつもりだったんだが、やはり根本的な機能性の差から、調整する程度の違いは出てくるモンだなと改めて知った。
FP9系がロングボードであるというのも見落としてはいけない点で、踏み込む距離感をしっかり押さえておかないと、スタンダードボードと同様の動きを得られなくなってしまうから注意だな。

ま、あとは・・・左足側の固定力だろうかね。コレも最近になって気になってきた。
FP9はストッパーが4点あるので、より安定力の高い固定を望める様に設計されてはいるんだが、オレの感覚では今ちと不安を感じる。

昨今のツインペダル全般に言えるんだが、左足側にはバスドラムのフープに噛ませるフープクランプが取り付けられていないものが多い。
まァそもそもにしてシングルペダルを2個ジョイントで繋げるという構造になってない代物だから、要らんものは省いてしまおうというのがメーカーとしての判断なのだろう。

だが、ソレも意外に裏目に出てるんじゃねェのかなという疑念は過るんだよね。
フープクランプにアンカーを噛ませるという一つの固定策は、実際かなり役に立つ。
実際、オレはDFP9310を使う際には、保険的な役割として、左足側にアンカーを取り付けてライヴに臨む事が殆ど。
ステージ環境に因るところも大きいが、そーいうセッティングが可能/不可能の差は安心感が違ってくるんだよな。

踏み込み方が悪いんじゃねェのかと言われればそれまでだが、反動の強い踏み込みを好むドラマーにとっては、ケッコー起こり得る現象ではないかとオレは思う。

ペダルの構造上、強力なストッパーを用意するってのが出来ないからこそ、アンカーを取り付けられる構造にしてもらえるのは有難いんだよね。

ならアタッチメントとかでハイハットスタンドと連結させれば、とも考えたが、恐らくスタンドと共に動いていく未来しか思い浮かばん(苦笑)。

悩ましいところだが、この辺りは最早ステージ環境が合致してくれる事を祈るしかなさそうなんだよな。

ともあれ、DFP9Cはこれで当面は使っていこう。



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