AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

手元にあって欲しいもの

2017-10-02 08:03:00 | スタジオ
昨日はスタジオで個人練習。
スタジオ練習は先週も入ったワケだが、個人で入るのは2週間ぶりくらいか。

ただ、ここ一週間はオレ含めた周囲が少しごたごたし始めてきたのもあり、前回のライヴまでに張りつめていたものがピークに達したかのように、ほぼ身動きしきれない状態だった。
精神的にやられていた感じだったね。

それでも。
ドラムを今の自分から取ったら何があるんだよ?という気持ちが変に沸き立ち、ようやっと練習にまた取り掛かろうという意欲に駆られた。
断捨離第二弾の取引も、スタジオで行う約束だったので、丁度良い機会だった。

その際、スタジオに入るのであればと、持ち込んだシンバルがある。



PAISTE ALPHA 14" Sound-Egde HiHats。

以前にココで書いたが、ALPHAは先月を以て廃盤となった、オレの愛用しているシリーズ。
パープルカラーのチャイナを最後の記念にと思っていたが、バカなもので、最後の最後で結局購入に踏み切った(苦笑)。

どこの場所でも、もうALPHAは在庫が無くなってきている。
ただ、せめてハイハットはあともう一つ手元にあって欲しいと思い、Rock HiHatsとどちらかを考えた結果、Sound-Edgeにした。

へヴィスペックで、見た目にもRockはブリリアントフィニッシュが冴えわたるのだが、現在ハイハットに求めるのはキレ味。
ハイハットはドラムで特にリズムを刻む上で多用されるシンバルなので、使うのであれば自分にとってストレスにならない響きを持つものであるべき。
今のオレには、キレの良さが特に右手のストレス軽減に繋がる。

あまりにも低域重視であったり、アタック音が鈍い、感触として硬質過ぎるのはオレには向かない。
以前、久しぶりにUFiPのTiger 13" HiHatsを使って思い知った。
サイズとしてキレは出るが、感触が硬い。特にクローズ時のチック音は粒立ちが良いが音量が縮小された感が強く、打感触とのチグハグは否めなかった。
あの時は個人/バンド練習で計6時間やったのもあるだろうが、右手の負荷の大きさは、間違いなくハイハットによるものだった。

昔は、ライドと対照的にハイハットは低い方が良かった(オープン時のシャンシャン鳴る音量を防ぎたかった)し、その上で重量級を求めていきがちだったのだが、今はそうではない。
ハイハットシンバルという機能性を考えた場合に演奏していて求めているのは、結果としてオープン/クローズ時のキレの良さであった。

現在、ハイハットを持ち込んで使用しているものは、必ずしもへヴィスペックではない。
演奏していて音のキレが心地よく聴こえてくるかどうか、という判断の下で使っている。

あと、やっぱりボトム側の形状ね。アレが正直言って好きなんだよね。
シンバルメーカー各種で名称は違っているが、PAISTEでSound-Edgeと言えば、ボトム側のシンバルの縁がウェーブ状になっているのが特徴。
これにより、クローズした際にも内側の空気がちゃんと通るようになり、所謂安っぽい「カツッ」とした鳴りではなく、「シャキッ」としたキレの伴う鳴りが出てくれるようになる。
そういった仕様により、一般的には「ある種サウンドコントロールされた鳴り」と言われるが、その分音量増幅にも貢献し、クローズ時は勿論、オープン時もかなりの音量が引き出される。

見た目と音の響きが、オレの中で当て嵌まったのがSound-Edge。
ALPHAで所持しているハイハットは、一つを除いて全てがこの形状になる。

今メインで活躍しているのはMetal-Edge HiHats。
ALPHAの中では最重量級のハイハットだが、音抜けとキレ味は抜群。
何よりも、耳に痛くない明るさで余裕のある響きが、いかにもALPHAらしい「上品さ」を醸し出す。
最後の一枚として手に入れる事になったSound-Edgeは、そのMetal-Edgeよりも軽量になる。
確かに重厚さは落ちるものの、演奏していて心地よさは大差ないと感じたし、やはりこのハイハットである故のキレの良さが、演奏を楽しくさせる。
これが結果的に、ストレスを軽減させてくれる。

一番最初に手に入れた初代Sound-Edgeは、13"にしてしまった為今では使いどころがなくなってしまったが(苦笑)、それ以外のALPHAのハイハットはどれも十分に使える。
もしかしたらMedium HiHatsが一番優秀なのかもしれない(笑)。
上品な明るさで音量が過剰ではない。その上オープン/クローズの反応がかなり良い。

オールラウンド感は、やはりMediumが圧倒的かと思うが、ハイハットとして前面に押し出す鳴りとしては、PAISTEに於いてはやっぱり個人的にSound-Edgeに尽きる。

今回手に入れたSound-Edgeは重量もそこまでない(実はMediumよりも軽量)ので、今やっている各バンドで使用しても良いかと思っている。

E.O.D.だと、ライヴではバランス崩れるかな・・・?
とりあえず、練習内だけでも使用していこうかな。
そんな考え方をさせてくれるほど、使うのが楽しくなるハイハットである。

かつて、オレの中では究極の一枚として君臨していたPAISTE Twenty 13" HiHats。
敢えて使わないようにしてきて久しいが、今使ってみたらどんな感覚なのだろうか。

次の機会に、持ち出してみよう。

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