本日7月12日で、工房開窯6周年です。(パチパチパチ・・・わー、ありがとうございます)
そういえば、はじまりのあの日も暑い火曜日だったなー・・・
思い起こせば、ここにいたるまでいろいろとありました。
リーマンショック、世界金融恐慌、そしてこのたびの東日本大震災・・・と、「この工房(くらし?日本経済?世界?)、どうなってしまうんやろ?」と深刻に思いわずらわされる事態がたびたび。
が、時代が危急を叫べば叫ぶほど、マインドの減退を言い立てれば言い立てるほど、ヒトビトはますますわが工房に足を運んでくださり、ますますおいしいビールを求め、あるいは言葉の交わりを求め、またあるいは土いじりを求め(これ中心に求めろ!)たりもしてくださるのでした。
今やわが工房は会員さん168人をはらみ、そのヒトビトは時の厄に断固と後ろ砂をあびせつつ、自由気ままに創造性を遊んでくれてます。
ぼくはね、つくづくと胸突かれるのですよ、この超然とした態度に、ふところの深さに。
教えられます、ええ。
みなさん、生きる時間をこそ創造していきましょ。
作品をつくるってのはね、自分を写し取る、ってことなんですから。
ぼくはこれからも、つか、いつまでも、みなさんの工房を(だらしないながらも)あずからせてもらいます。
「ありがとうございます」なんて言ってもらうと身の縮む思いがするけれど、こちらこそほんとに「ありがとうございます」。
いつも窯神様に祈ってるように、7年目のこの日も祈るよ。
どうかたくさんのみなさんがたくさんのしあわせを手にしてくださいますように。
陶芸教室/森魚工房・杉山佳隆