土曜日の夜に西伊豆方面まで☆撮り遠征してきました。
2月中に3度目と、我ながらよく飽きずに出掛けるもんだと思ってしまいます。
この日は、夕刻に西の低空で明るくなっているエンケ彗星を狙おうと早めに出発し
西伊豆スカイライン沿いの某所に18時前には到着しましたが、
残念ながら雲が多くてまともな画像は撮れずじまい。
その場所はクルマの通行が結構多くて、そのまま他の彗星を狙うには厳しい感じだったため、
もう少し静かなところを目指して南下し、西天城高原まで足を延ばしました。
で、最初に狙ったのはコレ↓
【タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
総露出時間24分(3分×8コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),中型赤道儀使用,
トリミングあり
2月5日未明に撮影した時よりも明るく大きくなって、彗星独特の青緑色のコマがはっきり写ってます。
地球最接近は4月1日ごろで、その頃の予報光度は約7等。もっと明るくなって欲しいものです。
続いて狙ったのはコレ↓
【本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間72分(3分×24コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),中型赤道儀使用,
トリミングあり
こちらは地球最接近を過ぎましたが、深夜に天頂近くまで昇り詰めるようになって、
観測好期が続いてます。明るさはさすがに低下してきたものの、写真では太めの尾が
捉えられるようになりました。
ところで、この彗星を連写して得られた画像群の一つに、こんなのがありました↓
飛行機が見事に撮影対象を切り裂いてます。真夜中に天頂付近を飛んでいくとはねぇ・・・
移動する彗星を相手にした場合、これ以降の画像が加算用に使えなくなってしまうんですよねー。
伊豆方面ではこういうことが結構あるので、玉に瑕って感じです。
さて、気を取り直して最後に撮ったのはコレ↓
【ジョンソン彗星(C/2015 V2)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間60分(3分×20コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),
中型赤道儀使用,トリミングあり
これも2月5日未明に撮影してますが、その時より少しだけ成長しているでしょうか。
最盛期まであと3ヶ月ぐらい。これからも追跡していきたいです。?
何となく昨年あたりから新たな彗星発見の報が少なくなってきたような気がしてます。
2010年代も終盤に突入する中で、一般の方が感動するような大彗星の出現もしばらく無いんで、
大物登場を待ちわびる日々が続いてます。