【Sh2-220】
赤経:04h00m38s 赤緯:+36゚37' 02"
星座:ペルセウス座
視直径:320'
他カタログNo.:NGC1499
ニックネーム:カリフォルニア星雲
南中日時(@東京):10月02日03時,11月17日00時,1月1日21時 ※あくまで目安です。
撮影日時:2019/12/28 21:04
撮影地:山梨県北杜市
撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC(F2.8),ASTRO LPR Type2フィルター使用,
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+PHD Guidingにより恒星ガイド
撮影条件:ISO1600,露出5分×8コマ
画像処理:Digital Photo Professionalにて現像,ステライメージVer.8,PhotoshopCS3にて処理
メモ:ペルセウス座南部にある巨大な散光星雲です。カタログに記載のデータでは視直径が320'と
なっており、これは満月10個分以上に相当しますが、一般的には140'程度とされ、焦点距離
500mm程度のレンズ/望遠鏡+35mm判フルサイズフォーマットのデジタルカメラで程良く
写野に収まります(南東方向に広がる淡い部分もフレーミングするなら300mm程度が妥当)。
名称はカリフォルニア州の形に似ていることに由来していますが、日本人にはあまりピンと
来ません。この星雲は、上の写真で中央から右下寄りに写っている輝星(ペルセウス座ξ星)
が発する紫外線エネルギーを受けて電離した水素ガスが発光しているものですが、いわゆる
HⅡ領域と呼ばれる輝線星雲であり、ヒトの眼では感じ難い波長帯域の光を放っているため、
写真写りは良好ながら、眼視で確認するのは望遠鏡を使っても困難です。
星図:
AstroArts社ステラナビゲータにて作成