なんと!真っ白になってました↓
すっかり雪化粧して、早くも冬本番って感じ。ここまで白くなるのは昨年比で1か月ほど早いです。
なんと!真っ白になってました↓
すっかり雪化粧して、早くも冬本番って感じ。ここまで白くなるのは昨年比で1か月ほど早いです。
4日ぶりに見えた姿は山頂付近が雲隠れ状態でした↓
5合目付近まで薄っすら雪化粧したのが分かります。この先は白くなる一方でしょうか。
間が空いてしまいましたが、8日の夜から9日明け方にかけての☆撮り成果の続きです。
この夜に撮影した彗星の画像を3点ほど紹介します。
1点目は、この曲者↓
【シュワスマン・ワハマン第1彗星 29P】
総露出時間45分(3分×15コマ,彗星の動きに合わせて加算合成,等倍トリミング)
今から90年ほど前にドイツの天文学者2人が写真で発見した短周期彗星です。
木星の公転軌道の少し外側で、ほぼ円に近い公転軌道を周回しています。周期は15年弱。
常に遠方にいるため、通常は光度16等以下の暗い彗星ですが、時々アウトバーストを起こして
10~12等級ぐらいまで急増光することがあって、見掛けの姿も点像から面積体に変化します。
最近では9月20日ごろに新たなバーストが発生し、明るくなっているとのことで狙ってみました。
彗星核からの物質放出でカタツムリみたいな姿の面積体になっているのが分かります。
個人的には初めて撮影しました。変貌ぶりの確認には通常時の姿も撮らないといけませんね。
2点目は、周期が比較的長いこの彗星↓
【ステファン・オテルマ彗星 38P】
総露出時間30分(3分×10コマ,彗星の動きに合わせて加算合成,トリミング)
1867年にフランスの天文学者が最初に発見。2公転後の1942年にフィンランドの天文学者が再発見し
連名の彗星になりました。火星軌道から天王星軌道の間を廻る楕円軌道を38年ほどで周回してます。
前回の近日点通過は1980年というので、自分はまだ十代でした。ようやく出会えた彗星です。
今回の回帰は来月11日ごろに近日点を通過した後、12月初旬に最大光度になる見込み。
太陽に最も近づいても火星軌道の外側ですから、明るくなっても9等止まりでしょう。
いつか見たいと思ってきた彗星ですが、どうやら眼視で楽しめるものではなさそうです。
最後は、師走に明るくなると期待されているこの彗星↓
【ウィルタネン彗星 46P】
総露出時間30分(3分×10コマ,彗星の動きに合わせて加算合成,トリミング)
1948年に米国の天文学者が発見した短周期彗星です。公転周期は5年半ほど。
その楕円軌道上の近日点が地球の公転軌道に接近していて、12月中旬に地球へ大接近することで
明るくなると見込まれてます。まだ遠いので10等台の明るさで、コマの広がりも小さいですが、
最大光度は3等台に達するとの予想もあり、空の暗いところでは肉眼で楽に見えるかもしれません。
とりあえず再来月が楽しみです。
共通撮影データは次のとおり。
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO1600,
中型赤道儀使用,口径25mmガイド鏡にてオートガイド
さて、これらの彗星を撮り終えたところで時計は9日の2時半をまわっており、メインディッシュの
10月りゅう座流星群を迎え撃とうと赤道儀から望遠鏡を下ろし、広角レンズを装着したデジイチを
代りに載せたんですが、西から急に雲が押し寄せてきてほぼ全天を覆ってしまいました。
残念ながら撮影続行不能な状況となり、夜明けまで粘ってみたものの全く好転せずダメでした。
肝心の流星群活動の方はどうなのか、電波観測のwebサイトをチェックすると平穏な状況だったんで、
とりあえず悔しい思いをせずに済みました。ちなみに事前予想どおり日本時間9時台に流星群活動が
ピークを迎えたらしく、ヨーロッパ方面で1時間に100個近い流星出現が観測されたとのことです。
但し、暗い流星が多かったようなので、ピークが前倒しになって日本で観測できたとしても
写真では捉え難かったかもしれません。
霞んでいて見難いですが、白くなった姿が確認できました↓
初冠雪は先月26日に発表済みでしたが、麓の富士吉田市では昨日「初雪化粧」宣言がありました。
ウチから雪化粧した姿を拝めたのも今シーズン初です。中腹まで一気に積もっていて驚きました。
9日は10月りゅう座流星群(旧称ジャコビニ流星群)の極大日でした。
母天体であることが判明しているジャコビニ・チンナー彗星が地球に接近したばかりで、
その濃密なダストの流れに地球が遭遇するかもしれず、流星群の活動にも注目が集まっていました。
事前予想によると日本時間AM9時が活動ピークとされ、国内での眼視観測は困難とみられるものの
この流星群は過去にきまぐれな活動をみせており、ピークが数時間ずれることもありうるので、
その時間帯が前倒しになれば明け方に多くの流星が見られる可能性もゼロではないんです。
ということで、実は有休を取得して6日から4連休としていたのでした。
ちょうど新月期にあたっていて、他の天体撮影にも好適だったこともあり、8日は早めに出撃し、
20時頃には目的地の伊豆稲取某所に到着。天気はほぼ快晴で天の川が綺麗に見えてました。
ゆっくりと機材をセットアップしていると、北の空にフワっとした感じの遅い流星を目撃。
その軌跡を逆に辿ると、りゅう座頭部付近に行きつくので、特徴的な流れ方も含めて目的の流星群に
帰属されるものと推定しました。もしかして半日も前倒しになるのか?と期待感が高まります。
しかし、電波観測のリアルタイムデータを公開しているサイトを見ると全く静穏な状況でしたので、
とりあえず夜半までは一般天体を撮影しようと思って、いつもの主砲を赤道儀架台に載せました。
まずはこの夜に撮影した星雲星団の画像を2点ほど紹介します。
1点目は銀河系内の星雲↓
【オオサンショウウオ星雲 LDN437】
総露出時間80分(5分×16コマ加算合成)
はくちょう座とアンドロメダ座の間にあるマイナーな星座「とかげ座」の南部にある分子雲です。
周辺に広がっている赤くて大きな散光星雲Sh2-126(通称鷹の爪星雲)の北西端側にあります。
単独で狙われることはほとんどないような地味な天体で、特にニックネームなども付いてませんが、
色・形が何となくオオサンショウウオに似てる感じなので、勝手に名付けてみました。
ちょっと露出アンダーだったんで、いずれ再挑戦したいところです。
2点目は、うお座あるこの銀河↓
【NGC660】
総露出時間60分(5分×12コマ加算合成)
これもマイナーな天体です。画像では左上から右下の斜め方向に銀河回転面があるようですが、
腕は縦方向に伸びるという奇妙な姿をしています。こういうのを「極リング銀河」と呼ぶそうで、
過去に起きた銀河同士の衝突によって特異的な姿が形成されたと推定されています。
これも残念ながら露光不足って感じになってしまいました。
透明度の高い夜にじっくり撮り直したいですね。
これら以外に彗星も撮ったんですが、処理が終わり次第、別な記事にまとめたいと思います。
共通撮影データは次のとおり。
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO1600,
中型赤道儀使用,口径25mmガイド鏡にてオートガイド,トリミングあり
6日の夜、台風が日本海を進む中、何故か晴れると予報されていた新潟方面へ☆撮りに出掛けました。
目的地到着は21時台で、南天を除けば予報通り晴れ間が広がってました。
すぐに機材をセットアップし、最初に狙ったのはこの天体↓
【スイフト・ゲーレルス彗星 64P】
総露出時間48分(3分×16コマ,彗星の動きに合わせて加算合成)
太陽を廻る楕円軌道を9年半ほどで周回している短周期彗星です。
1889年にアメリカの天文学者L.A.スイフト氏が発見し、長い間行方不明となっていましたが、
1972年にアメリカの別な天文学者T.ゲーレルス氏が再発見して、連名の彗星となったようです。
以降は回帰ごとに順調に観測されていて、今年は11月初旬に太陽最接近を迎えることになってます。
この撮影時の光度は約11等。彗星特有の青緑色のコマが広がってますが、尾は確認できません。
月末ぐらいに最大光度となる見込みですが、このままだと10等台止まりで終わるでしょう。
フォトジェニックな感じでもないので、個人的には再度撮影するかどうか微妙です。
続いて撮影したのは、このペア銀河↓
【NGC185&147】
総露出時間50分(5分×10コマ加算合成)
カシオペヤ座南部に並んでいる2つの矮小楕円銀河です。個人的には初めて撮りました。
有名なアンドロメダ大銀河の伴銀河だそうですが、大銀河からはかなり離れた天域に位置してます。
明るさはどちらも9等級台ですが、写真だと光度差が結構あるような印象を受けます。
視直径はそこそこ大きいものの、ほぼ無構造なので見映えがイマイチですね。
さらにもう一天体狙ったんですが、残念ながら途中から曇られ、最終的にはベタ曇りとなって
コマ数が稼げずに終わったため、結局この夜にちゃんと撮れたのは2天体だけでした。
共通撮影データは次のとおり。
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO1600,
中型赤道儀使用,口径25mmガイド鏡にてオートガイド,トリミングあり
今日は秋晴れで、キレイに見えてます↓
昨日、台風が熱気を持ち込んだせいで、新潟県では猛暑日を記録したところもあったとか。
東京では熱帯夜となり、今日の日中は夏日になる予想が出てます。
今朝は視界不良で見辛いです↓
明日から天気は下り坂で、週末には台風が近づいてくるため、しばらく拝めそうにありません。
2日連続でクッキリ見えてます↓
最寄りの八王子アメダスの昨日の最高気温は32.1℃でした。10月に真夏日を記録するとは驚きました。
今日は秋の陽気に戻り、過ごしやすい天気になるとの予報が出てます。
朝から台風一過の晴天となり、とっても綺麗に見えてます↓
台風24号は雨・風ともに物凄くて、ガラス窓を破られるんじゃないかと心配になるほどでした。
次の台風25号が後を追って来てるのが気になります。