Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
2/9夜 火星と月が大接近

昼下がりの富士山(2019/12/23)

2019-12-23 12:38:19 | 富士山

朝は完全に雲に隠されてましたが、昼には見えてきました。

明け方に東京西部で降雪があったようで、今朝は小仏峠付近がフロスティな感じでした。

八王子市街でも若干の積雪があったみたいですが、多摩川を挟んで北側のウチの界隈は雨で済みました。


今年2度目の部分日食

2019-12-22 01:38:22 | 天文現象

26日の午後に全国で部分日食が見られる・・・はずなんですが、週間予報では天気がどうも思わしくなく、
今のところ見られそうなのは沖縄方面だけって感じ。東京は例年なら冬晴れの日が多い時期ですけど、
今年は好天が長続きしないような気がします。もし晴れたら食の最大時にこんな風(↓)に見えるんですが・・・


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

ちなみにシンガポールやグアムでは金環日食となります。
そう言えば、欠けた太陽は今年の初めにも見たなぁ。GAZOOブログの頃に書いた撮影記事がこちら
この時もしばしば雲に邪魔されて、ちょっと不満の残る撮影結果でした。
もし1年に日食を2度撮影できれば個人的に初めての記録になりますが、どうやら叶いそうにないか・・・


令和元年最後の熱海海上花火大会(2019/12/15)

2019-12-17 00:00:01 | 花火

熱海海上花火大会は1シーズンに最低1回は開催されていて、今年の冬の予定は12/8,12/15の2回でした。
ということで、令和元年最後となる12/15開催の花火を見物・撮影しに行ってきました。
EOS Raでの動画撮影テストが主目的で、場所はいつもの伊豆スカイライン・滝知山園地です。
撮影結果はどうだったかというと・・・

やっぱりこの場所からの眺めは素晴らしく、夜景とともに見下ろす花火にはいつも感動してしまいます。
残念だったのは強風のため動画に記録された風切音が物凄くて、花火の音が捉えられなかったこと。
あまりにも耳障りなので、音は完全に消去しました。動画再生時に何も聞こえないのはそのためです。

さて、得られた映像については、さすがにフルサイズの写野は広いなぁーってことをまず感じました。
これまで使ってきたEOS60Daでは85mmレンズで一部の大きな花火がフレームアウトしていたんですけど、
今回はそれより焦点距離の長い105mmレンズを使ったというのに一番高く上がった大輪までギリギリながら
収まってくれました。被写体としての輝度差が激しい夜景と花火の両方を諧調豊かに写す能力についても
EOS60Daよりアドバンテージがありそう。今回はカメラ側の設定項目にある「HDR動画撮影」機能はOFFで
撮ってますが、これをONにすれば夜景がもっと明るめに映るかもしれません。
次の開催は来年4/18の予定で、チャンスがあればまた撮りに行こうかと考えてます。


ふたご座流星群の夜(2019/12/14)

2019-12-15 10:31:36 | 天文現象

昨夜は三大流星群の中でも活動レベルの最も高いふたご座流星群の極大夜でした。
今年は満月を過ぎたばかりの明るい月に一晩中邪魔される悪条件ということで、
自分は遠出を控えて、自宅ベランダからカメラ任せの撮影で迎撃しました。

撮影時間帯は21時半過ぎから25時前まで。使用コンデジ搭載アプリのタイムラプス撮影派生機能を使って、
1秒露出をひたすら繰り返して得られた動画で、実際のタイムスケール換算で約74倍速になります。
点線状に写ってる移動光跡は飛行機で、流星は瞬間的に光るように写ってるんで区別できると思われ、
自分が確認した範囲では4個程度捉えてるようです。14秒くらいに写ってるのが一番分かりやすいかな?
なお、月明かりに照らされた富士山が下の方に確認できます。意外とハッキリ写ってビックリでした。
西の外れとは言え、光害の影響が避けられない都内からの撮影なんで、捉えられただけで満足です。


EOS Raのダークノイズチェック

2019-12-14 13:39:09 | 撮影機材

デジカメによる天体撮影では、長時間露光時に発生する「ダークノイズ」がどうしても気になります。
ダークノイズとはセンサーに光を全く与えない真っ暗な状態で撮影しても、素子の熱上昇などによって
感光したかのうように薄明るく写る現象のことで、拡大するとRGBの輝点ノイズが多数見えたります。
特に露光時間が長くなるほどノイズが増えていきますので、秒単位以上の露光時間で撮るのが当り前の
☆撮りでは避けられない問題になり、このノイズのなるべく少ないカメラがもてはやされたりします。
で、入手したEOS Raについて、ダークノイズ量はどの程度なのか調べてみました。
調べ方は簡単で、ボディキャップをした状態でバルブ撮影により分単位の露光時間で写すだけです。
ただ、カメラの設定項目の中にある「長秒時露光のノイズ低減」機能が働いている状態だと
本質的なダークノイズチェックができないので、それをOFFにして撮影します。
まずはISO3200、10分露光でダーク画像を撮影。比較用としてEOS 60Daでも撮ってみました。

上がRa、下が60Daの撮影結果で、室内温度は23℃、3回連続撮影した最後の画像になります。
得られたRaw画像ファイルをまずはキヤノンDigital Photo Professional4ソフトウェアで現像処理し、
16bitのTIFF形式で保存。処理条件中のノイズ低減フィルター機能はOFFまたは最低値に設定しました。
その後、Photoshop CS3にて読み込み、リサイズ(800×533)、8bit変換してPNG形式で再保存しています。
一見して真っ黒な画像ですが、リサイズ前の画像から中央部(800×533)を切り出すと・・・

これも上がRa、下が60Daの画像です。RGBノイズ輝点が見えてきました。
これを見ると、Raの方がノイズが多い感じです。受光センサーサイズが違うので、こういう直接比較の
妥当性はどうかという疑問もありますが、実践でノイズ除去処理を積極的に使うべきなのかもしれません。
ただ、ノイズ量は環境温度が低いほど少なくなる傾向があるんで、冬場のフィールドにおける☆撮りでは
あまり気にならないレベルになると思われます。

ついでに、カタログスペック上の最高常用感度ISO40000でも10分露光のダーク画像を撮ってみました。

上がリサイズ後の全体像、下がリサイズ前画像から中央部を切り出した画像です。
赤系統のノイズが目立ってる感じで、全体像には僅かながらムラが出てるような気もします。
まぁ、個人的な☆撮りにおいて、こんな感度で10分も露光するケースはまず無いと思いますが、
参考用として載せておきます。甚だディープなオタクネタをご覧いただきありがとうございました。