Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/24 土星の環が消失(見掛け上)

今朝の富士山(2019/12/14)

2019-12-14 08:50:25 | 富士山

上空は快晴ですが視界は少し悪く、紗がかかった見え方です。

今夜から明日明け方にかけて、ふたご座流星群が活動ピークを迎えます。
明るい月に邪魔されるのが残念ですが、天気は味方になってくれそうです。


令和元年最後の満月(2019/12/12)

2019-12-12 22:02:53 | 

東天で高度を上げてきた満月をEOS Raで撮影。


 キヤノンEOS Ra+EF400mm F5.6L USM,ISO100,F8,露出1/1000秒,手持ち撮影,
 連写した16画像を加算コンポジット+自動レベル補正+シャープフィルター処理,
 等倍トリミング

クリアな空のお蔭で、そこそこ綺麗に撮れたかも。


今日の夕空(2019/12/12)

2019-12-12 18:32:55 | 星景写真

夕方までスッキリ晴れていたんで、夕空をEOS Raで撮影。


 キヤノンEOS Ra+タムロンSPAF28-75mmF2.8XRDiLDアスフェリカル(@75mm),
 ISO1600,F8,露出8秒,三脚使用

一番目立っている星は金星で、その右隣に土星が並んでました。
両者が最接近して見えたのは昨日でしたが、曇っていて撮れずじまい。
今日は富士山のシルエットとともに写すことができました。


EOS Raで撮ってきた!

2019-12-08 23:29:09 | 遠征日誌

昨晩(というか今日の未明)、晴れてる所まで行って、EOS Raの試写をしてきました。
まずはカメラレンズによる星野撮影結果。


【冬の大三角】
 キヤノンEOS Ra+タムロンSPAF28-75mmF2.8XRDiLDアスフェリカル,F4,ISO1600,
 総露出時間30分(5分×6コマ加算合成),タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,
 ノートリミング,長野県富士見高原にて

写ってる範囲をシミュレーションすると・・・


(AstroArts社 ステラナビゲータによるシミュレーション 四角枠内が写野)

プロキオン・ベテルギウス・シリウスを結んでできる「冬の大三角」の真ん中に天の川が写っていて、
その流れの中に赤い散光星雲が点在しているのが分かります。でも、右寄りのオリオン座の辺りの方が
エンゼルフィッシュ星雲やバーナードループといった大型の星雲が多くて赤い領域が目立ってますね。
月が沈んだ2時半頃から撮影したため、オリオン座は西に大きく傾いてしまい、地上の光害の影響により
フレームの右下辺りが緑色にカブってしまったのが残念。レンズの周辺減光も大きくて嘆かわしい画像に
なってしまいましたが、赤い星雲の描写力は十分確認できる結果が得られてます。

次いで望遠鏡直焦点撮影に切り替えて、先日EOS60Daで撮ったのと同じ星雲を狙いました。


【ばら星雲 NGC2237】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO800,
 総露出時間60分(6分×10コマ,加算平均コンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
 若干トリミング,長野県富士見高原にて

さすがにフルサイズだけあって、写野が広いことを実感しました。ただ、上下の端にケラレっぽい影が
少し出てしまったんでトリミングしてます。原因ははっきりしませんが、鏡筒とマウントアダプターとの
相性みたいなのが影響している可能性が考えられます。
撮影条件は60Daの撮影時と同じにしており、星雲の写り自体はあまり変わらないような気がします。
ばら星雲は明るいんで、もっと暗い対象を狙った時に描写力の差が出てくるかもしれません。
今回の試運転で操作の方はだいぶ慣れてきました。まだ十分使いこなせてるとは言えませんけどね。


EOS Raがやってきた!

2019-12-07 15:11:38 | 撮影機材

結局、入手してしまいました。

入っていた箱にデザインされている赤い星雲はペルセウス座にある「カリフォルニア星雲」です。
箱のどこかに記述があるのか未確認ですが、使用レンズはRF70-200mm F2.8 L IS USM あたり?
メーカーのブランドサイトにはEF400mm F2.8 L IS III USMによる同星雲の作例が掲載されてますけど、
星雲の色合いが違うし、輝星の写り具合が異なるんですよねー。或いはどこぞの望遠鏡使用かなぁ?

余計な詮索はさておき、キヤノンの天体撮影専用機を手にするのは、EOS60Daに次ぎこれで2台目。
個人的にレンズ交換式カメラとしては7年ぶりの購入となりました。もちろん「鏡無し」は初めてです。
Rシステム純正のRFレンズはさすがに手が出なかったんで、手持ちの現有レンズ資産を生かすために
EF-EOS Rマウントアダプターも一緒に購入しました。これが無いと望遠鏡に取付けられませんしね。
で、諭吉さんの総動員数はナント約30人。EOS60Da購入の時の倍以上の人手が掛かってしまいました。
キャッシュレス決済で5%ポイント還元のあるショップから購入したんで、実質的な値段はもうちょっと
低くはなりますが、半年くらい待って実売価格が下がってから買った方が良かったかな・・・

それはそうとベースモデルのEOS Rの機能が多過ぎて、取説を見ながら当面必要な操作の習得に格闘中。
EFレンズ以外のマニュアルレンズを装着したらシャッターが反応せず、カメラ側の設定変更によって
問題解消するのに手間取ったりして、出鼻を挫かれました。EOS60Daとボタン配置が全然違っていて、
慣れるまでかなり時間がかかりそうです。EOS60Daで使用中のサードパーティ製タイマーリモコンが
接続できることが分かり、問題なく動作してくれたんで、とりあえずこれで☆撮りはできそうな状況。
今夜にも試写をやってみたいところですけど、関東・甲信・東海で晴れる場所があるのかどうか?


恒星間天体「ボリソフ彗星」撮り納め?

2019-12-06 21:42:22 | ほうき星

話題の恒星間彗星を4日ぶりに撮影。


【ボリソフ彗星(2I)12/04】
 キヤノンEOS60Da+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,
 総露出時間60分(3分×20コマ,メトカーフコンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
 トリミングあり,静岡県東伊豆町稲取にて

光度は前回の撮影時とあまり変わらず15等台とみられ、どうやらこの辺で頭打ちになりそう。
ただ、今回は光害の少ない地での撮影で、さらにISO感度と撮影コマ数を2倍に上げたお蔭もあって、
これまでにないコントラストで写すことができました。右下の輝星はコップ座δ星(光度3.6等)で、
これと重なっていたら彗星像がかき消されていたかもしれず、少しずれていて助かりました。

さて、この彗星の近日点通過(太陽最接近)は8日ですから、ここ数日間が最盛期と言えるでしょう。
但し、だいぶ南天の低いところまで移動してきており、今後も観測/撮影条件は悪くなる一方なんで、
この週末に天候が良くないと、もう撮影チャンスはないかもしれません。