Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/24 土星の環が消失(見掛け上)

非冷却CMOSカメラASI585MCでの試写【ディープスカイ撮影編-5】

2024-05-16 00:03:50 | 撮影機材

先週木曜日の深夜にもう1つこの銀河を撮影しました。


【ソンブレロ銀河 M104(おとめ座)】
 ZWO ASI585MC+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,Gain240,
 総露出時間120分(6分×20フレーム,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,山梨県山梨市にて

おとめ座南部にある比較的有名な銀河です。ニックネームはメキシコの鍔広(つばひろ)帽子に似ていることに由来します。
これも若干トリミングしてますが、レデューサー(短焦点化レンズ)を使用しても画角が狭くて結構大きく写せたんで、
等倍トリミングは不要ですね。この拡大率のレベルなら横に走る暗黒帯の濃淡とかが分かるはずだと思うんですけど、
残念ながら細部は描出できず仕舞い。やはりシンチレーションが大きかったことが影響したのかな?って感じ。
ということで、これもいずれ再撮影してみたいところです。
(まだつづく?)


今朝の富士山(2024/05/15)

2024-05-15 11:17:16 | 富士山

上空は薄曇りですが、富士山を遮る雲は無く、スッキリ見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:10.1℃  富士山:-0.7℃ 

昨日の八王子アメダスの最高気温は22.4℃と、あまり上がりませんでした。
今日は10時台に23℃に達し、夏日になりそうな感じですが、午後から天気は下り坂となり夜には雨が降る見込みです。
明日は天候回復が早ければ夕方に富士山が見えるかもしれません。


今朝の富士山(2024/05/14)

2024-05-14 11:18:01 | 富士山

早朝は雲隠れ状態でしたが徐々に姿を現し、10時過ぎにはクリアに見えてきました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:12.2℃  富士山:-4.5℃ 

昨日はずーっと雨降りで気温が上がらず、最高気温は約20℃と低めで肌寒い一日でした
ウチの地域の今日の予想最高気温は23℃となってますが、昼頃から日差しが戻るようなので上振れするかも?
さらに今週半ば以降は初夏の陽気になるとみられており、特に土日は27℃まで上がる予想が出てます。


非冷却CMOSカメラASI585MCでの試写【ディープスカイ撮影編-4】

2024-05-13 00:10:01 | 撮影機材

木曜日の深夜にCMOSカメラで再びこの星雲を狙ってみました。


【環状星雲 M57(こと座)】
 ZWO ASI585MC+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,Gain390,
 総露出時間30分(2分×15フレーム,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,山梨県山梨市にて

今回は長焦点望遠鏡を用いて撮影しました。焦点距離は前回撮影時の500mmから1760mmに伸びて拡大率がアップ。
若干トリミングしてますが、画角は500mmで撮った際に示した等倍トリミング画像とほぼ同等って感じです。
ここまで大写しできたら細かいところまで確認できるだろうと思って、今回の画像も等倍トリミングしてみると・・・

どうもシャキッとしないイメージで、星雲の細部がよく分からない写りです。これじゃ拡大率アップの意味無いなぁ。
ピントが甘かったようにも思いますが、撮影した晩は寒気が入っていたせいか現地の気流の状態が良くなかったようで
シンチレーション(大気の揺らぎ)が大きかったことが悪さした可能性があります。透明度は良かったんですけどねぇ・・・
いずれ再々撮影してみたいと思います。

(まだつづく)


今朝の富士山(2024/05/12)

2024-05-12 10:55:57 | 富士山

今日は雲間から一部が見える程度でした。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:15.6℃  富士山:-4.5℃ 

今朝は気温が高めでしたが、曇天のため気温上昇ペースは緩やかな感じ。
昨日は長野で31℃台の最高気温を記録するなど、内陸部や北陸で真夏日となった所がありました。
天気とは直接的な関係はないですが、頻発した太陽フレアに伴ってオーロラが国内で観測されたとのこと。
愛知県でも写真で捉えられたようなので吃驚です。


今朝の富士山(2024/05/11)

2024-05-11 10:50:20 | 富士山

今日も綺麗に見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:9.9℃  富士山:-3.5℃ 

今日の八王子アメダスの最低気温は僅かながら10℃を下回り、3日連続で1桁台ということになりました。
日中は全国的に気温が高くなる見込みで、北陸や東北で真夏日になる所があるとの予想が出てます。
好天でお出掛け日和ですが、熱中症には十分注意しないといけませんね。


今朝の富士山(2024/05/10)

2024-05-10 06:50:01 | 富士山

今日は快晴で割とクリアに見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:5.7℃  富士山:-9.1℃ 

八王子アメダスの最低気温は昨日・今日とも10℃以下となり、季節が逆戻りした感じ。
それでも日中は24℃まで上がるとの予想が出ており、寒暖差の激しい1日となりそうです。


今日の太陽(2024/05/09) ※巨大黒点群出現中

2024-05-09 15:08:58 | 太陽

1週間ぶりに太陽を撮影。


EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!) 

右下部分に中小の黒点が寄り集まったような大きめの黒点群があり、日食メガネ越しに肉眼で確認できました。
この群は1週間前の撮影画像で左端やや下方に淡く写っていたものですが、自転で移動してくるとともに大きくなり、
昨日あたりから肉眼で見えるレベルのサイズになったようです。


みずがめ座η流星群2024

2024-05-09 06:08:28 | 天文現象

毎年GW終盤の頃に活動ピークを迎える「みずがめ座η流星群」を自宅ベランダから狙ってみました。
機材はCMOSカメラ+Cマウントレンズで、5日未明から明け方にかけて2時間ほど撮影を敢行。
今回もカメラメーカーであるZWO社の純正アプリASIMeteorCapの流星自動検出&動画記録機能に頼りっ切り。
その結果はと言うと、予想ピーク日時より早かったせいか、捉えた流星数が数個程度と寂しい収穫となりました。
その中で一番明るかったのがコレです。

自動保存された動画の全フレームを比較明合成すると・・・

割とハッキリ写ってました。狙ったのは南西の空で、東から飛んで来たので、恐らくみずがめ座η群の流星でしょう。
その他に捉えた群流星の比較明合成画像2つを以下に示しておきます。

いずれも空が白み始めてから流れたせいもあり、コントラストがイマイチだったのが残念。

ちなみに電波観測によると、今年の同群の活動ピークは日本時間7日の夜明け頃に迎えたようです。


スマホで夏の天の川を撮ってみた!

2024-05-08 08:17:01 | 実験クン

3月下旬に西伊豆某所にて冬の天の川をスマホで撮ったことがありましたが、夏の天の川も狙ってみたくなって、
先日の乗鞍高原遠征時に撮影してみたら、こんな画像が得られました。

狙ったのは銀河系中心方向に相当するいて座からさそり座付近の天の川です。銀河系は渦巻銀河と判明してますが、
その中心から離れた僻地に位置している地球ではそれを真横から眺めることになります。画像中央に確認できる
天の川の幅の広い部分は「バルジ」と呼ばれる膨らみで、比較的古い星が集まってできていると考えられています。
川の中州のような暗くなった部分は星が無いのではなくて、星間物質がひと際濃くなった暗黒星雲の密集部であり、
遠くの星の光を遮っている箇所です。全体像としてはいわゆるエッジオン銀河(NGC4565等)の中心部みたいに見えます。

前置きが長くなりましたが、以前に冬の天の川を撮った時と同様にスマホ用三脚ホルダーにて普通の三脚に固定して
撮っただけで、これほどキレイに撮れるとは驚きました。撮影に要した時間は4分で、今回は空の暗い場所だったので
感度が自動でISO4586まで上がってました。で、中心付近を等倍トリミングすると・・・

星が横方向に少し流れているのが分かります。これは地球の自転に起因した日周運動によるものなので、固定撮影では
避けられませんが、4分間に16秒露出で15連写した画像を位置ズレ補正して自動的にスタックしたもののようなので、
1フレームの16秒露出分の星の軌跡に抑えられているとみてます。拡大しなければ星はほとんど点像で写ってるように
見えるので、許容できるレベルということでしょう。なお、このトリミング画像の中には赤い散光星雲が捉えられて
いる
はずなんですが、残念ながら長波長の光はフィルターでカットされているようで、ハッキリとは確認できません。
これは一般用途のコンデジやデジイチでも同様なので、致し方ない仕様ではあります。

その後、北東天に昇ってきた夏の大三角も撮って、得られた画像がコレです。

この辺の天の川は薄くなりますが、それなりに写ってくれた感じ。画像中央から左寄りのはくちょう座の付近には
北アメリカ星雲を筆頭に赤い散光星雲が散らばってるんですが、やはり分かり難いです。逆にそれらがハッキリと
写るようだと、一般撮影で赤味の強い写真になってしまって支障が出るでしょう。画像処理的に赤い星雲を強調する
ようなアプリとかが出てくると☆撮り屋が喜ぶかもしれませんけど、ニッチ過ぎて手掛けにくいかな?