あの１６歳少女と、お釈迦様、デカルトの共通点！

　いくら考えても私には彼女を責める気にはなりません。　彼女にとって自分は唯一の存在であり、絶対の存在であったに違いないのです。

　”天上天下唯我独尊”を唱えた、お釈迦様や、”我思う故に我あり”と記したデカルトの思想の究極が彼女ではないのでしょうか？

　観念的に言えば、正しい考え方です。　存在するものは全て、自と他しか無いのです。　他を認識する自分が居てこそ存在していると言う自覚が生まれる。　自分が居なければ、他も有り得ないのは事実です。

　自分が絶対な彼女にとって、したい事をして何が悪いのでしょうか？　法律や常識など人間が後付けで付けた決め事です。　今、世界で好き勝手に振舞っているアメリカと何処が違うのでしょうか？

　天井天下唯我独尊という言葉も、言葉の意味としては、この世に在るのは存在を認識する私が在るからと受け止めるのも仕方がない言葉です。

　我思う故に我あり、と言うのも存在の中心は自分であると受け止められます。

　日本政府が勝手な思いで、先走っているのも、この考え方の延長です。

　こういう時代です。　彼女が自分の想いのままに遣りたいように遣って何がいけないのか？　自分が絶対な彼女にとって人の迷惑や悲しみなど何の価値も無い他人事です。

　生い立ちや環境次第で、こういう子供が育っても不思議ではありません。　アメリカが言う自由と言う観念と同じです。

　ただ、彼女のように想いのままに行動する人が多いかと言えば、少ないでしょう！

　日本人のように多くの人がしないから、しては駄目だとは言えません。　教育する側が出来る事は、社会には作り上げた法律や決め事があって決まりを破れば罰せられると教えることくらいです。

　その意味で、彼女の両親や周囲には良き指導者が居なかったというだけの事ではないでしょうか？　被害者の少女には大変、お気の毒なことですが交通事故と同じです。　あなたの巻き込まれると言う運命です！

　ご家族の方も気の毒ですが、憎しみや恨みを持ち続けるのも不幸です。　加害者の少女にも哀れみを持って許して挙げるのが残された方の幸せの道だと思います。