石井淳蔵著「ビジネス・インサイト」に面白いミスコミュニケーションの会話が例示されていました。
↓
お父さん「雨が降ってきたようだね」
(雨が降ってきたということを言っただけ。出かけたくないと思って、雨の話を切り出したわけではない。)
お母さん「行くの、やめましょうか?」
(お父さんは出かけるのは嫌なのではないかと配慮し、お父さんの気持ちを打診する。)
お父さん「・・・そうしようか・・・」
(お母さんの行きたくない気持ちの表れだと思って、受け入れる返事をする。)
お母さん「ええ」
(やはりお父さんは行きたくなかったんだと思い、受け入れる返事をする。)
お父さんとお母さんは、ともに外出したいと考えていたのですが、相手の発言をことどとく反対の意味に取り、結局外出しなかったという例です。
発話の意味を決めるのは発話者の意図ではなく応答者の応答であること。
コミュニケーションとは、個人の心理や内面には還元されない社会的プロセスだと言っています。
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お父さん「雨が降ってきたようだね」
(雨が降ってきたということを言っただけ。出かけたくないと思って、雨の話を切り出したわけではない。)
お母さん「行くの、やめましょうか?」
(お父さんは出かけるのは嫌なのではないかと配慮し、お父さんの気持ちを打診する。)
お父さん「・・・そうしようか・・・」
(お母さんの行きたくない気持ちの表れだと思って、受け入れる返事をする。)
お母さん「ええ」
(やはりお父さんは行きたくなかったんだと思い、受け入れる返事をする。)
お父さんとお母さんは、ともに外出したいと考えていたのですが、相手の発言をことどとく反対の意味に取り、結局外出しなかったという例です。
発話の意味を決めるのは発話者の意図ではなく応答者の応答であること。
コミュニケーションとは、個人の心理や内面には還元されない社会的プロセスだと言っています。