ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

松竹梅湯島掛額

2009-09-24 23:57:43 | Weblog
松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)

木曽から源範頼が攻めてくるというので、吉祥院には「紅長」の愛称で親しまれている紅屋長兵衛(吉右衛門)、八百屋久兵衛の娘お七(福助)、母おたけ(東蔵)、下女お杉(歌江)、丁稚長太(玉太郎)などが逃れてきます。お七は吉祥院の小姓吉三郎(錦之助)に心を寄せていますが、母おたけや、やってきた吉三郎の若党十内(歌昇)に恋が叶わないことを告げられます。落ち込むお七を紅長が慰めるところへ釜屋武兵衛(歌六)と共に長沼六郎(桂三)がお七を範頼の愛妾にするため訪れますが、月和上人(由次郎)がお七は寺に来ていないと言います。紅長はお七を欄間へ隠して...「吉祥院お土砂」

暫く後の冬の夜。吉三郎の元へ向かうお七ですが、町の木戸が閉じられています。木戸は火の見櫓の太鼓を叩けば開かれますが厳罰に処されてしまいます。それでも吉三郎に会いたい一心のお七は...「櫓のお七」

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九月大歌舞伎 夜の部「松竹梅湯島掛額」は、笑劇・喜劇で、わかりやすく、可笑しく、面白かったです。

現代に作られた演目かと思いましたが、江戸時代のものです。

役者のサインを求めてスーツを着た観客の男性(本当は歌舞伎役者だと思います。)と、「お客さん困ります。」と言って、男性を追いかけてきた歌舞伎座の案内の女性が舞台に登場し、「お土砂」をかけられ倒れてしまうという場面は、特に笑えました。

また、繰り返し使われたフレーズ、「あっちへ行こうか。こっちへ行こうか。 ええい、身体が二つ欲しいわい。」も、私も日頃使ってみたいと思いました。

歌舞伎をはじめて観るひとも、これが歌舞伎の定番だと思われてはいけませんが、楽しめる演目だったと思います。

お七(福助)の人形振りは、美しかったです。

しかし、人形振りよりも、人間になったお七の方が、活き活きとして、魅力的でした。
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