絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

「初春」「今様」「須賀」

2006年01月14日 10時09分02秒 | 一絃琴
この3曲が今回の発表です。
全部、合奏です。(ハモリません、歌も琴も)
「今様」だけは、前奏は合奏、あと部分を独奏です。

一絃琴は原則独奏なので、もし合奏のみをお聞きになった方は
それを一絃琴とお思いにならない方がいいと思います。
合奏には全く不向きな楽器であり、
本来の良さもかき消されます。
(時間の制約がある場合は致し方ないのですが)

関西のほうでは、1オクターブ低い琴(箱型の一絃琴)を合わせ
演奏しているところもあるようですが
はたして、どうなんでしょうか。

「今様」はわたしたちが高校の音楽で習ったような
「梁塵秘抄」からとった『遊びをせんとや、生まれけん~』
というのではなくて、
『春の弥生のあけぼのに~』で始まる「四季今様」と
呼ばれるものです。
これは、自分の人生を四季になぞらえて歌う、
なかなか味わいのある曲なんです。