絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

冬枯れ

2006年01月21日 23時22分25秒 | Weblog
昨日、今日とこの地方は雪の予報だったが
結局、冷たい風がひゅーひゅーと吹いただけだった。

冬枯れの庭には、暖かい色は「くろがねもち」の赤い実だけだ。
2,3日前から「えご」の樹あたりで、明らかに
すずめじゃない鳥の鳴き声がする。
「どこにいるのかな。なんという鳥?」などと思い、
硝子戸をあけてみるが、わからない。でも、鳴き続けている。

「ツツピー、ツツピー、ツツピー、ツツピー、ツピーツピー」
などと、かなり長く同じフレーズを繰り返し
それを、延々と鳴いていた(20分くらい)。

そこで何という鳥か庭に出て確かめることにした。
ずっと樹に近づいても、鳴きやまない。
高い枝の上のほうにいた。
頭が黒く帽子をかぶっているような感じの
腹部は白っぽい、すずめより小さいくらいの鳥だ。
下から見上げても、かまわずずっと泣き続けていた。
群れからはぐれたのか。
それとも、誰かを呼んでいるのかな。。。

あとで野鳥図鑑で調べたら「コガラ」という鳥らしかった。
鳴き声がまるで歌っているようで、不思議な感じがした。

一絃琴で今「鴛鴦(おし)」という曲をやっている。
「おしどり」の鳴き声がわからなくて、曲のイメージがなかなか
つかみにくかったが、何か、ヒントになるような気がした。

帯結び

2006年01月21日 10時32分12秒 | きもの
現在出版されている着付けの本では、
帯は、「結ぶ」のではなく「折り上げ」る方法が
ほとんどではないでしょうか?(振袖用以外)
このやり方ですと帯を痛めないので、とても良いと
思います。
(昔はしっかり結んでいたと聞きます)

「茶席のきもの入門」はわたしの大好きな本ですが
全く最初からこれで着ようとすると、それはなかなか
困難です。ある程度、慣れてから読んだほうが
「あ、そうか!」と思えます。
(これこそ、省略が多い本なの)

何回も何回も、失敗しては「なんで~~~???」と
また、いろいろな着付けのものを読み直します。
そうすると、同じことが書いてあっても
以前はわからなかったことが、あるとき「そうなんだ!」と
瞬時に理解できる、そういうことがありますね。

だから「経験知」が大事、ということになるんでしょうね。
(いろんなことに言えるかもね~)