絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

「鴛鴦」

2006年01月26日 18時41分28秒 | 一絃琴
今、一絃琴で習っている曲は
「鴛鴦(おし)」と「四季の曲」の二つです。
一般的に、50曲ほどの古曲を習うようですが、
この曲にくるまで、私の場合ですと2年と4ヶ月かかりました。
これが、速いのか遅いのかはわかりません。
一ヶ月に2回しかお稽古がないわけですから、
どんなに急ごうとしても先にはなかなか進めません。
また、うちの先生の場合、そんなに完璧になるまでやりません。
ある程度弾けたらもう次の曲に入り、演奏会の前にまた復習するといった形です。
これがいいのか悪いのか、よその場合を知らないので
なんともいえないです。
また、指導者数も極端に少ないですから、
ピアノ教室のようには選んだり出来ませんね。

馬に乗って矢を射る「流鏑馬(やぶさめ)」の人口が
2千人弱だそうですが、一絃琴は、とてもそんなにはいないと思います。
せいぜい多くて何百人でしょう。
もっとも「流鏑馬」は神事と関わる職業的な部分がありますから
同じ土俵では語れないかも・・・


気分一掃!

2006年01月26日 15時54分31秒 | Weblog
テンプレート代えてみました。
1月も終わりに近づき、冷気のなかにも
「光」の春を感じますね~~。

運気が停滞した時は、丹田(へその下)に力を込め
「ああ~~~~~~」と長く大きく声を出すと良いらしいですよ。
《邪気》を祓うおまじないだそうで・・・
(古神道の行を極めた人から聞きました。)
ま、ものは試しと言いますから、憂鬱な人はやってみてくださいな

「気」が大事

2006年01月26日 08時31分49秒 | 子ども
先週から、自身のことでこまごまいろいろなことがあり、
少々、気が滅入っている。
どうでもよいことばかりなので、流してしまえばよいのだが
こころの中に小さいとげがひっかかっているように
感じるときもある。

占いの嫌いな自分だが、「気」については少々「気にする」。
「風水」の異常に好きな友人がいるが、それほどではない。
「病は気から」とか「気合い」とかいろいろ使われるが
運気の向上している人には一種のオーラのようなものを感じるのは
誰しも経験することだろう。

先週、小学校の読み聞かせに行った。
6年生のクラスで、この日程が決まったのが直前だったので
じっくり選書できなかったが、2冊本を読んだ。
一つは「おれはなにわのライオンや」
もう一つは「ちいさなきのねがい」

「おれは・・・」の方は、さねとうあきらの作品で
大阪の動物園の動物が戦時中毒殺された話だ。
最後は悲しいが、ライオンと飼育係のやり取りを通じて
日々精一杯生き、愛されていたことが切々と伝わってくる作品である。
それだけに戦争のむなしさが胸にぐっとくる。
語り口はとても軽快なので、聞いてもらうのに適していると思う。
子どもたちは、とても真剣に聞いてくれた。
この集中している静けさというのは、「ピーン」と張り詰めた感じで
読み手と聞き手の間に一つの「気」が生まれる感じがする。
読み終わると一気に緊張がとけ「ほ~~」という雰囲気になる。

これだけでは、あまりに朝から辛いので、
緩和する一冊「ちいさなきのねがい」を読んだ。
これは、外国の作品だが、詩のように短い絵もかわいらしいものだ。
ちいさな木が、草花のすぐ花をつける様子をうらやましく思うのだが、
時間がかかっても、自分だけの花をさかせたいんだ、と願い
最後にたくさんの花を咲かせるというものなのだ。
もうすぐ卒業していくこの子たちが、それぞれの花を咲かせてね、
という気持ちをこめて読んだ。
そうすると、不思議なことに、聞いてくれる子どもの口元も微笑んでいる。
読み終わったわたしも、にっこりする。
穏やかな一日の始まりとなった日であった。
(そんな日ばかりじゃないけどね・・・)