絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

読み聞かせ

2006年01月16日 09時44分04秒 | ボランティア
うちの小学校では、スクールサポーター(お手伝い)の
一つに、本の読み聞かせをとりいれている。
八時半から10分の「朝の読書」の時間に、保護者が教室に行って
絵本を読むのだ。(詩の場合もある)

読み聞かせのおばさんたちは、毎週どこかの学年に入っている。
明日は、自分が6年生のクラスに行く日だ。
低学年、4年生くらいまでは、どんなファンタジーでも
喜んで聞いてくれる。(まだ、半分そういう世界を生きている、とも言える。)
しかし、5,6年ともなると、話は別だ。
礼儀として静かにしているのと、本当に集中しているのとは違うのである。

10分という限られた時間で、高学年にも読み応えのある本を
探すのは結構大変。サポーターの方も、逃げがちだ。
(自分で行きたい学年に入る自主申告制なので)

しかし、思春期の入り口にたった子どもたちに
何かしら、「あっ、そうなんだ・・・そういうことだったんだ」と思う
ヒントになるような、メッセージ性のある本を提示するのは
貴重な機会のように感じる。
(とくに、友達関係については、なにか関係作りがうまくいかず
悩んでおり、それをまた、誰にも言葉に出しては相談できないで
苦しんでいるように思える。)