平成となる前後数年間、私は千葉県柏市に住んだ。
その時「ホッケ」なる魚料理を知り、それ以降よく食するようになった。
先日も、夕食にと買い求めた。
2006年に二度目となる、北海道ツーリングをした時に、北海道・道の駅「知床・らうす」で買い求め、宅配したホッケが美味しかったことを想い出していた。
2005年の北海道ツーリングは、舞鶴から小樽までフェリーで行ったが、この時(2006年)は、自宅から、日本海側(鳥取県鳥取市~青森県青森市まで)を一般国道で五日間を要し北上した。
青函フェリーで函館市へ。
太平洋側を知床半島の羅臼まで北上し、北海道(地図上)の下半分を周遊する計画であった。
北海道に上陸した最初(2006年7月27日)の野営地は、長万部で野営し、北海道での最初の朝を迎えた。
洞爺湖を周遊し、室蘭市白鳥大橋を渡り、地球岬へ。
天気も良く”地球はまるい”と実感する光景である。
7月28日、苫小牧市で野営し、襟裳岬から根室市へ。
襟裳岬には「風の館」なる施設があり、ここから目を凝らすと、岩場に”黒いもの”が沢山見えて、よくよく見ると動いている。
アザラシとのことであった。
風の館は、風を避ける様な佇まいで、残念ながら写真に収めていない。
ネットで「風の館」を検索してほしい。
襟裳岬から琵琶瀬展望台にバイクを走らせ、琵琶瀬展望台からは、霧多布湿原と太平洋が遠望が出来て、その雄大な景色を楽しんだ。
霧多布から根室市の間に「北の国から」で気になっていた「落石」という地名の場所を訪ねたが、TVドラマの風景には遭遇しなかった。
根室市では、野営が続いたのでホテルを探し宿泊した。
翌、30日に納沙布岬から野付半島・竜神崎灯台を周遊し、知床半島・羅臼へバイクを走らせた。
羅臼で”ホッケ”を買い求め、宅配便で送った。 私が帰宅する前に息子宅に着くのだろう、と思いながら今日の宿泊地・屈斜路湖のキャンプ地へ。
前年と同じく屈斜路湖・和琴半島湖畔キャンプ場で野営する。
7月31日、屈斜路湖から富良野市の手前の美瑛町へ。 美瑛町で野営する。
8月1日、小樽市の市場で”蟹”を買い求め、宅配便で送る。
昨年、買い求めた安心感からか、遠回りではあるが自然と身体が動いた。
この日、札幌市郊外で野営する計画であったが、訪ねたキャンプ場が意に添わず札幌市でホテルを探し宿泊する。
カーナビの情報が威力を発揮した。
結果的には大通り公園での「札幌夏祭り」も体験でき良かったと記憶している。
8月2日、岩内から日本海側を江刺・松前方面に向かい、熊石町青少年旅行村で最後の野営をする。
8月3日、函館港から青森県大間へフェリーで渡り、帰路についた。
そして、八戸自動車道でアクシデントが発生した。
大間から八戸市に到着したのは18時頃であった。
宿泊しようと宿を探したが、東北祭りで、訪ねるホテルは尽く”満室”と断られる。
仕方なく「行ける処まで行け!」と意を定め、八戸自動車道にのった。
20時頃、八戸自動車道・浄法寺ICを過ぎたところで、エンジンが停止した。
再起動を試みるがセルが回らない。
レスキューを手配し、さんさ踊り期間中の盛岡市で、レスキューが手配したホテルに宿泊することとなった。
但し、さんさ踊りの踊り時間を経過していたので見物は出来なかった。
アクシデントの詳細は「バイク旅行中の出来事 その1」を参照して下さい。
8月4日、バイクの修理工場でバイクを受取り、金沢市で一泊後、無事に帰宅することが出来た。
波乱万丈、人生の縮図の様な旅行(ツーリング)となった。
一人旅行では、アクシデントが発生すると心細いが、同行者に迷惑を掛けずに処理出来る事が”良”とするところでしょうか?
今日の絵日記の絵(写真)は、四枚である。右から写真1~写真4とする。
写真1:男鹿半島「北緯40度」のモニュメント
写真2:室蘭市・地球岬
写真3:襟裳岬
写真4:美瑛町の風景
写真を観ていると、再度行きたいとの思いがこみ上げてくる。