道端で、昔・懐かしい光景が目にとまった。
「アブラゼミ」の羽化した名残りと思われる。
アブラゼミは、幼虫の時代を地中で6年程、過ごすらしい。
そして、地中から出て、羽化し成虫となる。
成虫での寿命は1~2週間という。
”儚い命”と思うが、昆虫の中では”長寿命”らしい。
昆虫の世界にあっては、幼虫期も含め、6年の寿命は永いと云う事の様である。
我家の周辺には、大きな木立や樹木が生茂るという光景はない。
以前は、砂防林があって風情ある風景を醸しだしていたが、今はない。
個建ての家の庭にある”庭木”くらいである。
毎年、夏になると遠くの山の木々を観るだけで、樹木による清涼感も無く、余計に暑さを感じさせられている。
しかし、この様な環境にあっても「夏だよ!熱いだろう!」と忙せなげに泣いている・・・但し、午前中だけ
今朝、6時過ぎであったと思うが”クマゼミ”と思しき鳴き声で、眼が覚めた。
私を目覚めさせたかと思ったら、居なくなった。
小さな木の木陰では”熱中症”になる危険性があるとでも思ったのでしょうか?
大きな木の大きな木陰を求めて飛び立ったと思われる。
今は、時々・通る車両の音と、扇風機の羽音が聞こえる程度で、静寂の中に居る。
しかし、熱い・暑いです。