こういう時は、発想をなるべくポジティブにした方がいいでしょう。
株価が下落、しかも、円高傾向となれば、ここは海外の米ドル建ての商品を買い始めるにはよい機会かもしれません。
私自身の場合でいえば、中国株が急落したといっても、それは単に9月末時点の状況に戻ったということであり、この急落時に、うまく売買していれば多少損失を減らすことはできたかもしれませんが、自分の運用スタンスでいけば損失を完全に回避することは不可能でした。
中国株運用は昨年末からの比較では現状でも+700万程度の含み益となっており、株価の上昇に従って順次売り上がるようなスタンスを基本にしているため、既に投資元本は回収し、利益を確定した範囲内で投資を行っている状況となっています。つまりは、いかなる状況になっても、ここから新規に多額の買いを入れるようなことがなければ、通算の絶対額では中国株投資で損失が出る可能性はありません。
この含み益によって、今年の資産運用全体の成績もプラスを維持しています。
日本株についてはだるい状況が続きますが、これもこれまでの投資の通算では利益を確定した範囲内での投資となっており、いわば、コスト的には現在保有している日本株はすべて「ただ株」と言うこともできます。
資産運用全体のPFは不必要なまでに現金ポジジョンが大きくなっている点は課題と認識していますが、逆にそれゆえ、常に余裕のあるポジジョンとなっており、いつでも買おうと思えば買える状況、いっぱいいっぱいの投資ではない状況が通常の形となっています。
さわかみ投信のおじさんがいつも「ごきげんで買いを入れ」とコメントしていますが、いわばこれと同様な発想が可能ということです。
重要なことは目標、方針、方法を明確にしておくことでしょう。
さて、ここからどうしますか。