はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

住宅ローンの保険

2016-06-02 11:15:37 | 日記
みなさんこんにちは。

さて、今月のフラット35の金利が発表されたのでお知らせします。

利用者が最も多い、返済期間が21年以上35年以下で、借り入れる額が住宅の購入額の90%以下の場合、今月は最も低い金利が、先月より0.02%上がって年1.1%となりました。

金利の引き上げは8か月ぶりです。

今回金利を引き上げた理由について、指標となる長期金利の低下が、このところ鈍化していることを受けたものだとしています。

さて、フラットの金利にさらっと触れたところで、今回はまたまた保険のお話し。

住宅ローンの金利引き下げ競争は、限界まできているため、最近はどこの銀行も「病気を保障するローン」で独自性を出そうとしています。
「がん、心筋梗塞、脳卒中になったら住宅ローンはゼロ」、「8つの重大疾病も保障する住宅ローン」などといったキャッチコピーを目にした人も多いでしょう。
「疾病保障保険」は、住宅ローンに付帯する任意のオプションです。
各行の独自商品であるため、仕組みや商品性はそれぞれ異なり、利用者が比較検討するのは簡単ではありません。
そもそも保険料というコストをかけてまで付けるべきなのか、付帯するなら選択のポイントはどこにあるのかを整理しましょう。

銀行は、住宅ローンの契約者が返済中に死亡した場合のリスクを「団体信用生命保険(団信)」でカバーします。
銀行ローンの場合、団信の加入はマストで、保険料は金利に含まれているため、契約者が別途支払う必要はありません(フラット35は任意加入、保険料は別途支払う)。

一方「疾病保障保険」は、契約者が病気でローン返済が困難になったときをカバーするものです。
保険料は原則として契約者が負担します。
種類はいろいろですが、「がん保障タイプ」、がんに加え脳卒中、急性心筋梗塞が対象の「3大疾病タイプ」、糖尿病や慢性腎不全などを加えた「7~8大疾病タイプ」に大別されます。

保障する病気が増えるほど、保険料は高くなります。
銀行にもよりますが「がん保障タイプ」だと無料~金利+0.2%、「3大疾病タイプ」は金利+0.3%、「7~8大疾病タイプ」は+0.3~0.4%の水準です。

銀行の担当者から「住宅ローンの返済中に病気になったら心配ですよね」のひと言で疾病保障保険を付ける人は多いようですが、果たして保険料に見合う保障と安心は得られるのでしょうか。
金利+0.3%前後の保険料は、決して安いとはいえません。

保険料は30年間で170万円!

たとえば、3000万円を金利2.5%、30年返済で借りるケースなら、0.3%の疾病保障保険を付帯すると、保険料は170万円にもなります。
しかも、保険料が上乗せされた金利が契約書上の金利になるため、オプションの保険とはいえ、途中解約することはできません。
保険金の支払い要件は、ハードルが高いことも知っておきたいです。
「3大疾病タイプ」の保険金支払い要件は、次の通り。

「がん」→はじめてがん(悪性新生物)と診断されとき
「急性心筋梗塞」→発病してから60日以上働けない状態が継続したとき
「脳卒中」→60日以上神経学的後遺症が継続したとき

「がん」は、悪性であれば要件を満たすので、わかりやすいです。
あとの2つは、その病気になっただけでは保険金は支払らわれず、病状の継続が要件となります。
厚生労働省の平成26年度患者調査によると、住宅ローン返済世代である35~64歳の患者の心疾患の平均在院日数は9日、脳血管疾患が46.9日。
要件を満たすのは簡単ではありません。

7~8大疾病保障となると、保険料は200万円超!

最近の販売の主流は「7~8大疾病タイプ」です。
銀行にしてみると「数多くの病気を保障する保険」のほうが、勧めやすいのでしょう。
前述の3大疾病に4つないし、5つの生活習慣病(肝硬変、慢性腎不全、拡張性心筋梗塞、慢性閉塞性肺疾患、突発性間質性肺炎)を加えたのが「7~8大疾病タイプ」です。

商品性は、銀行によって2つのタイプに分かれます。
ここでは便宜上、タイプA」と「タイプB」とに分けて仕組みと保険料を見てみましょう。

「タイプA」は、就業不能を重視する商品設計となっています。
対象となる病気にかかり、30日間(免責期間)を超えて入院などで働けない状態が続くと、ローン返済額相当の保険金が毎月支払われます(1つ目の保障)。
その状態が1年継続すると、ローン残高分保険金が支払われ残高がゼロになります(2つ目の保障)。
2段階で返済リスクをカバーする仕組みです。

「タイプB」は、前述の「3大疾病タイプ」と「タイプA」を組み合わせた商品です。
3大疾病で要件を満たすとその時点でローン残高がゼロになり、その他の特定疾病の場合は、タイプAのように「免責期間を過ぎた1年間は毎月のローン返済額をカバー、1年継続した時点でローン残高がゼロになる」という仕組みです。

なにやら書いていて頭がこんがらかってきました

気を付けていただきたいことは、必要な保証か!?返済が免除される条件は!?金利に上乗せされると途中でその保険は解約できない。です。

保険って何百万円も払うものなのにローンを組む段階になって流れ作業的に組む方も多く見られます。

プランを検討している頃くらには考え始めてほしいですね。

ご相談お待ちしております

コメント
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