みなさんこんにちは。
最近は注文住宅以外にも建売住宅の宣伝をよく目にするようになりました。
建売住宅の魅力はなんといっても(注文住宅と比べた場合の)価格のやすさ。
高価な買い物なので価格に目が行きがちですが今回は建売住宅の注意点を書きたいと思います。
以下都市部の事情が多く含まれています。
建て売りでは家の買い手は、建物が完成した後で初めて物件を見ます。
しかし構造的な問題は内外装で隠され、完成後に外から見ただけではわかりません。
ここに根本的な問題があります。
隠された構造的な問題が明らかになるのは、住宅を購入した人が、検査会社に検査を依頼した場合です。
建売業者はこのため、検査会社が介入することを嫌います。
欠陥のない住宅が欲しければ、建築の過程から外部の検査会社を入れてチェックさせるべきですが、建て売りでは難しいのです。
しかし最近は購入前に自ら検査会社に依頼する人も増えています。
そうした場合、建て売りでは8割方の家に、構造上の欠陥が見つかるのが実態です。
最近は大手ハウスメーカーも開発業者(不動産業)として建売事業に進出しています。
しかし、大手といっても施工するのは地場の工務店なので、中小に比べてとくに品質がよいわけではありません。
むしろ大手の現場監督は、経験不足から施工業者に足元を見られているケースが多く、手抜きがあっても発見できないとか、見つけても強く指導できずに欠陥をそのままにしてしまう場合があるので、むしろ注意が必要です。
よい立地に安価な住宅をつくるため、土地を小分けにして3階建ての建売住宅を売り出すケースもあります。
この種の建売住宅はとくに多くの欠陥を抱えています。
悪質な業者は、3階建てであっても2階建てと同じ基準で建物を建ててしまうからです。
また建売住宅の性質上何件かまとめて分譲されることが多いのですが、これもご近所トラブルを生む原因になります。
以下一例
◆購入額を値切ったせいで近所から見下される日々
今年3月、名古屋市東部の人気住宅エリアに念願のマイホームを購入した北山美和さん(仮名・37歳)。
手に入れたのは、一度に5軒の一軒家が建て売りされたうちの1軒。売り出されてから半年が経過したこともあり、結果的に500万円ほど値切って購入したという。
「正直、内見に行ったときからほかの4軒の住民からの値定めするような視線は気になっていたんです。けれど、まさか私たちが値切ったことを知っていたり、運び込んでいた家具のブランドまでチェックされていたなんて……」
新生活を始めてすぐに、ご近所からの干渉が始まった。
「ほかの4軒の方も購入する際に我が家を内見しているんですよね。“あのソファは、あの部屋に置いているの?”と聞いてきたり、“せっかくのマイホームに、あの家具は置きたくはないわよね”とご近所同士で聞えよがしにうちの陰口を言ってきたり……」
彼女も極力関わらないように過ごしていたが、嫌がらせはエスカレート。
「駐車場前の共有部分にちょっと自転車が出ているだけで烈火の如く怒って苦情を言われたり、面と向かって“お宅は安く買ったんだからゴミ捨ても別でお願い”なんて言われたり、子供が遊んでいてほかの家の敷地にボールが入ったときなんて、住民総出で30分以上説教ですよ」
最近は車で15分の実家で日中を過ごし、寝るために自宅に帰っているそう。値切った500万円はずいぶん高くついたようだった。
マンションでも言えることですが、値切って得をしたつもりになっていてそれが原因で住みづらくなるなんてこともあるようです。
自分が得!?(相手が損!?)をしたと思っても誰にも知られずに秘密にしておきましょう。
最近は注文住宅以外にも建売住宅の宣伝をよく目にするようになりました。
建売住宅の魅力はなんといっても(注文住宅と比べた場合の)価格のやすさ。
高価な買い物なので価格に目が行きがちですが今回は建売住宅の注意点を書きたいと思います。
以下都市部の事情が多く含まれています。
建て売りでは家の買い手は、建物が完成した後で初めて物件を見ます。
しかし構造的な問題は内外装で隠され、完成後に外から見ただけではわかりません。
ここに根本的な問題があります。
隠された構造的な問題が明らかになるのは、住宅を購入した人が、検査会社に検査を依頼した場合です。
建売業者はこのため、検査会社が介入することを嫌います。
欠陥のない住宅が欲しければ、建築の過程から外部の検査会社を入れてチェックさせるべきですが、建て売りでは難しいのです。
しかし最近は購入前に自ら検査会社に依頼する人も増えています。
そうした場合、建て売りでは8割方の家に、構造上の欠陥が見つかるのが実態です。
最近は大手ハウスメーカーも開発業者(不動産業)として建売事業に進出しています。
しかし、大手といっても施工するのは地場の工務店なので、中小に比べてとくに品質がよいわけではありません。
むしろ大手の現場監督は、経験不足から施工業者に足元を見られているケースが多く、手抜きがあっても発見できないとか、見つけても強く指導できずに欠陥をそのままにしてしまう場合があるので、むしろ注意が必要です。
よい立地に安価な住宅をつくるため、土地を小分けにして3階建ての建売住宅を売り出すケースもあります。
この種の建売住宅はとくに多くの欠陥を抱えています。
悪質な業者は、3階建てであっても2階建てと同じ基準で建物を建ててしまうからです。
また建売住宅の性質上何件かまとめて分譲されることが多いのですが、これもご近所トラブルを生む原因になります。
以下一例
◆購入額を値切ったせいで近所から見下される日々
今年3月、名古屋市東部の人気住宅エリアに念願のマイホームを購入した北山美和さん(仮名・37歳)。
手に入れたのは、一度に5軒の一軒家が建て売りされたうちの1軒。売り出されてから半年が経過したこともあり、結果的に500万円ほど値切って購入したという。
「正直、内見に行ったときからほかの4軒の住民からの値定めするような視線は気になっていたんです。けれど、まさか私たちが値切ったことを知っていたり、運び込んでいた家具のブランドまでチェックされていたなんて……」
新生活を始めてすぐに、ご近所からの干渉が始まった。
「ほかの4軒の方も購入する際に我が家を内見しているんですよね。“あのソファは、あの部屋に置いているの?”と聞いてきたり、“せっかくのマイホームに、あの家具は置きたくはないわよね”とご近所同士で聞えよがしにうちの陰口を言ってきたり……」
彼女も極力関わらないように過ごしていたが、嫌がらせはエスカレート。
「駐車場前の共有部分にちょっと自転車が出ているだけで烈火の如く怒って苦情を言われたり、面と向かって“お宅は安く買ったんだからゴミ捨ても別でお願い”なんて言われたり、子供が遊んでいてほかの家の敷地にボールが入ったときなんて、住民総出で30分以上説教ですよ」
最近は車で15分の実家で日中を過ごし、寝るために自宅に帰っているそう。値切った500万円はずいぶん高くついたようだった。
マンションでも言えることですが、値切って得をしたつもりになっていてそれが原因で住みづらくなるなんてこともあるようです。
自分が得!?(相手が損!?)をしたと思っても誰にも知られずに秘密にしておきましょう。