10年前は 「これが私の生きる道」 と思った。
好きな道を歩みたいと、PC関係で飛び出したが、時代は目まぐるしく変化していった。
10年経って 子供たちが成長し、両親が高齢化。 もちろん、自分も。
環境が一変した。
養ってくれる人のいない身は、自分が先に立って働かなければ生活していけない。
両親ももちろん惜しまぬ協力をしてくれるが、自分の考えを確定させなければ子供たちにも迷惑をかける。
実際、これまでに大変な迷惑をかけてしまった。
生まれ育ってきた環境に戻り、日々身体を動かして働き、周りを見ながら生活をしている今。
自分にとって何が一番大切かを考えた時、それは 「自分の勝手」 ではなく、自分を見守り大切にしてくれた人たちだったことに気づく。
両親を助け、子供らに助けられ、これからを生きていく。
そのために、またひとつ階段をのぼる。
だって、人生って一度だけなんだものね。