がんぼのぶらり紀行

北海道オホーツク遠軽で、昭和時代のお茶の間みたいな食堂 やってる おばちゃんです。

停電の夜の走り書き

2018年09月09日 15時43分11秒 | 徒然

平成30年9月6日午前3時8分に起こった 平成30年胆振東部地震による停電は、遠軽町で約24時間。

日中は何やかやと忙しく走り回り、真っ暗になってから ようやく腰を落ち着ける。

その夜、ロウソクを灯して走り書きをする おばちゃん・・・

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午後11時、1本のロウソクを残し、他の3本を吹き消す。

9月6日午前3時に起こった北海道地震で、全道が停電。

星がきれい・・頭上に天の川が見える。

これから何年生きられるかわからないが、きっと 生まれてからこちら 最初で最後の 素晴らしい星空。

店(実家)は、19時まで開けたら、娘の友人が来てくれた。

5時間後には夜が明ける。23時 まだ眠れない

パートも休み、自宅待機。

ロウソク1本の灯りは文字を書くには暗すぎる・・・

夕方まだ外灯りのある間に、自宅へ戻ってトイレ掃除、冷凍冷蔵庫の掃除。

無駄なあがきと解っているが、食材は段ボールに詰め地下室に下ろした。

少なくとも1階部分より2~3℃低い。

娘のチビ冷凍庫は、思いがけずの大規模な ”霜取り作業” となった。

床は水浸しになるのでバスタオル4本が敷き詰められている。

ロウソクを使うという不安。倒れたら火事。

23時30分現在、大きな火事サイレンはない。

真の暗闇。初めての経験。時折家の前を通る車のヘッドライトのみ。

トイレの臭気塔がストップしてしまい、匂いが充満しつつある。

まる一日止まっているので、そろそろ室内に匂いが漏れ出してきたのが気になる。

電池ランタンとか懐中電灯でも灯りはともせるが、数あまりない在庫電池がもったいないので、あえてロウソクを使う。

少し賢くなって、使用済みアルミ缶(ネコ缶(笑))の底に100均の丸磁石を置き、ロウソクのお尻にねじを回しいれ、立たせると立派にロウソク立て。

底部が安定しているので倒れる心配もない。

垂れたロウも受け止めてくれる。

たくさん作れる。(笑)

ペットボトルに飲料用予備の水を入れたのだが、ロウソクの回りに立てたら水に光が反射して広範囲が少しだが明るい。

これも、ちょっとした知恵。

クルマは4日前に給油したのだが、スマホの充電にエンジンをかけることもあり。

無駄遣いしたくないのでなるべく走り回らぬようにした。

豊里方面のホクレン給油所は、店頭から200メートルほど車の行列が午後22時過ぎまで続いていた。

午前0時。婿さんが学生時代に作ったというお手製トランジスタラジオからの情報は、北海道のごく一部で電気が供給され始めたという。

北海道全道が通常に戻るまでは一週間を要するそうだ。

明日以降、停電の対応はどうしたもんか。

ああ、それと、落ち着いたら少ない単三電池で長時間使える 携帯ラジオを探して手に入れよう。

それから、停電が夏ばかりとは限らない。カイロも用意しておかなくては。母の分もね。

水、保存のきく食料、ロウソク、カイロ、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、乾電池、磁石・・

再度、ローリングストックの中身を吟味しよう。


内容掲示

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