富田元治のブログ

メール:ganto1950@yahoo.co.jp

ヒナノキンチャク

2012年10月14日 | 九州の山歩きと山野草

熊本市立博物館の植物同好会に参加してきました。

今月の観察会は、北九州市の平尾台です。

九州百名山の一座、貫山、大平山が鎮座するカルスト台地です。

ここカルスト台地の平尾台で、

名前を聞くのも、目にするのも、初めての【ヒナノキンチャク】を見てきました。

花丈、10㎝前後。花径、2mm前後の小さな花です。

観察会に同行しないと、小さすぎて見落としますね。

 

カルスト台地の遊歩道

 

カルスト台地・左端に大平山、正面に貫山が見えています。

 

大平山を背にハバヤマボクチ。

 

ヒナノキンチャク(初めて見ました)

 

ヒナノキンチャク

被子植物・ヒメハギ科  環境省・絶滅危惧IB類

形態と生育環境

一年草。原野や山麓に生える。

全草ほとんど無毛。葉は卵円形~楕円形、側脈は1-2対、縁に細毛があり、

基部は急に細まり、葉柄に流れる。花は7-10月。

総状花序で、花は黄色がかった淡紫色。さく果に翼がない。

 

被子植物。一年草。側脈。葉柄。総状花序。さく果。翼。

植物用語が出てくると、何のことかさっぱり分かりません。

図鑑の植物用語解説とにらめっこです。(笑い)

 

コメント (2)

キセワタ

2012年10月14日 | 九州の山歩きと山野草

環境省と熊本県の絶滅危惧Ⅱ類の

ムラサキセンブリは見つかりませんでしたが、

なんと、環境省と熊本県の絶滅危惧Ⅱ類のキセワタが咲いていました。


 

キセワタ・・被子植物 シソ科 環境省・絶滅危惧Ⅱ類

形態と生育環境 

山や丘陵の草地に生える多年草。茎は直立し、高さ60-100cm。

葉は卵形または狭卵形、長さ5-9cm、

欠刻様のあらい鋸歯があって、1-5cmの歯柄がある。

花は8-9月、数個ずつ上部の葉腋につき、紅紫色で長さ25-30mm。

萼は長さ15mm、5浅裂して裂片は刺状にとがる。

花冠は唇形で外面は密に白毛があって白く見え、

下唇の中央裂片は下に曲がって紅紫色である。

(環境省)


熊本県のレッドデーターブックから転載。

キセワタ: 被子植物 シソ科 絶滅危惧Ⅱ類

形態と生育環境

県内では、阿蘇、菊池市、熊本市、水俣市、人吉市など

各地で記録されているが、現在生育が確認されているのは、

阿蘇地域のみである。高森町などの各地に点在するが、

どの生育地も数個体が生育する程度である。

野焼き・採草などの中止による遷移の進行のため、個体数が減少している。

 

キセワタ (撮影日:10月13日)

絶滅危惧Ⅱ類ですから、なかなか見れない花かも~?です。

 

 

 

 

 

コメント (2)