富田元治のブログ

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熊本地震 8

2016年05月08日 | 熊本大地震

 

☆ みなし仮設住宅 ☆

熊本市が、民間賃貸住宅を借り上げて被災者に無料で提供します。

【みなし仮設住宅】です。

ところが、この民間賃貸住宅=みなし仮設住宅の申込が少ないそうです。

一方、

熊本市営住宅の入居者抽選会は、平均15倍の激戦です。

中央区の物件は、なんと90倍の激戦です。

民間賃貸住宅と熊本市営住宅のこの人気の差は・・・・・・?

 

指定された避難所に置いてあった

【平成28年熊本地震被災者支援制度】の小冊子を読んで納得でした。

この小冊子に、人気の差を解く鍵が書いてありました。

人気の差は、後で書きます。

 

【平成28年熊本地震被災者支援制度】 知りませんでしたね。

熊本市広報・市政だより5月号の配布もありませんでした。

【熊本地震・被災者支援制度】 支援制度があるのです。

被災者支援制度を知っているのと、知らないのでは大違いですよ。

結論から言いますと、

被災された方は、【罹災証明書】を入手するべきですね。

私は、この小冊子を読むまで、【罹災証明書】など、必要無しと思っていました。

 

 

女房が自宅にかけている保険は、県火災の新型火災保険でした。

年間数万円で、事故が少ないと掛け金の一部が戻ってくる保険です。

地震保険も家財保健もついているようです。県火災に電話してみました。

【半壊以上の損害でないと地震保険、家財保険は対象になりません。】の返事でした。

しかも、半壊以上でも微々たる金額しか出ません。

 

大渋滞の中を熊本市役所まで行き、又、駐車場に入れるまで並び、

さらに、罹災証明書の受付に並ぶ、こんな一日がかりで、

罹災証明書などいらないと思っていました。

手に入れても使い道が無いと思っていました。

 

ところが、

【平成28年熊本地震被災者支援制度】の小冊子を読んで、考えが変わりました。

【罹災証明書】は必要です。

苦労してでも、手に入れるべきです。

税金などが減額される可能性があります。

政令指定都市で、トップクラスの国民健康保険税、高齢者介護保健税、

自動車税、市県民税、固定資産税などが減額される可能性があります。

【罹災証明書】は、入手するべきです。税金を減額するためにです。

 

さてさて、

みなし仮設住宅の民間賃貸住宅と熊本市営住宅の人気の差でしたね。

この人気の差は・・・・?

熊本市営住宅は、住宅が一部損壊の被災者でも入居できます。

しかし、

民間賃貸住宅は、住宅が全壊(取り壊し前提の大規模半壊を含む)の被災者となっています。

 

これです。この差です。

民間賃貸住宅に入居して、罹災証明書で全壊と証明してくれないと、

家賃は自己負担になります。

この差ですね。

熊本市営住宅と民間賃貸住宅の人気の差は、一部損壊と全壊の差でした。

 

小冊子をもらった避難所に支援物資が山積みされていました。

赤飯のパックが山積みされています。

【この赤飯を一つ頂けませんか?】と言ってみました。

【避難者の方ですか?】

【いいえ、傾いた家で寝泊りしています。被災者です。】

【避難者以外の方はダメです】

指定された避難場所に避難していないと、恩恵がありませんね。

 

山積みされた支援物資は、破棄される運命ですね。

地震発生当初、大量のおにぎりが破棄されているのをTVニュースで見ました。

下の画像は、避難場所で配布されていた【被災者支援制度】の小冊子です。

 

全く知りませんでした。

【熊本地震被災者支援制度】があるんですね。

避難場所以外の公園・空き地で、車中泊されている被災者は知りませんね。

支援物資の恩恵にもありつけません。(私がそうです)

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