富田元治のブログ

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袴田事件、再審開始決定を取り消し。

2018年06月29日 | #あ~人生

『江川紹子の視界良好2018』 が、今日(29日)の熊日新聞に載っています。

”時間要する冤罪救済・再審請求審の迅速化を”。

江川紹子氏の今日の意見です。

 

静岡地裁が再審を決定した”袴田事件”を検察側が即時抗告し、

それを受けた東京高裁が、静岡地裁の再審開始決定を取り消しました。

再審開始決定を取り消しましたが、袴田巌氏の釈放は認めたままです。

この奇妙な再審決定取り消しに関する江川紹子氏の意見です。

 

第一に、ひとたび再審開始決定が出たら、検察側の異議申し立ては許さず、

そのまま再審を開くべきだ。

検察側の主張は、やり直しの裁判の中で十分に展開し、

それで、有罪立証が尽くされたら、再審有罪とすればよいのである。

 

第二に、捜査機関が保存している証拠の開示を義務付けることだ。

通常審では、かつてに比べて幅広い証拠開示を認めており、

検察の手持ち証拠のリスト開示も行われるようになった。

ところが、再審請求審では、捜査機関は今も証拠を出し渋る。

・・・・・・(中略)。

どんな裁判官に当たっても、

通常審と同程度の証拠開示が認められる制度にするべきだろう。

この二つで、再審請求審はかなり迅速化するはずだ。

(以上、熊日新聞から抜粋)。

 

 

※ 第一に、ひとたび再審開始決定が出たら、検察側の異議申し立ては許さず、

そのまま再審を開くべきだ。

検察側の主張は、やり直しの裁判の中で十分に展開し、

それで、有罪立証が尽くされたら、再審有罪とすればよいのである。

全く、その通りです。再審決定が出たら、即、やり直し裁判を開くべきです。

 

法律を作る議員の先生方は、法律には全く興味が無く、

国会に通勤し、与党の先生方は出来上がって来た法律に無条件に賛成、

野党の先生方は条件反射的に反対する為だけに国会に通勤しています。

与党でもない、野党でもない国民民主党は、

国民が支持するはずもなく消えさる運命にあります。(断定)。

 

1966年(昭和41年)、52年前に起きた袴田事件です。

この事件は冤罪ですね。証拠捏造、権力の横暴です。

起訴した事件は99.9%の確立で有罪に持ち込む検察は、

起訴した以上、裁判途中に出てきた証拠物件も認め、有罪にするしかないのです。

裁判途中に出てきた警察が捏造した証拠を、検察は有罪の証拠にしました。(断定)。

袴田事件(NHKクローズアップ現代) ←クリック。 (26分間です)。

元捜査員(刑事)のコメント ←クリック

 

 

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