Yumingは化け物


 10月に入手してから二カ月と少し、何十回と三枚のディスクを繰り返し聴いた結論。Yumingは化け物ですね。

 時代の一歩先、いや、半歩先を表現したリリックとサウンド。一歩先を行ったら「出る杭は打たれる」。きっと叩かれたことだろう。時代を半歩だけ先んじる「物語」と音作りが良かったのだろう。Yumingと同世代の郷秋<Gauche>的に沁みるのはやはり70’から80’の名曲の数々ですが、それ以降も常に時代を半歩先んじて来た作品の数々にはまったく頭が下がる思いです。

 今年、文化功労者としてYumingが顕彰されました。彼女が文化功労者とはまったくもって驚き以外の何物でもないのですが、そう云う時代になった、Yumingを文化功労者にと推す人たちが出てきた、そんな時代になったのだと感心至極の郷秋<Gauche>です。

 合唱をしていた人間としては、喉をつぶして「え(に濁点)〜〜〜」と云う発声はなんとも違和感山積ではあるのですが、今回の50周年記念のアルバムに収められた51曲を繰り返し聴けば、これがYumingの個性でありこの声、この発声で時代を作ってきたのだと認めざるを得ませんね。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月18日に撮影した写真を5点掲載しております。初冬、小春日となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/440131394d5cf85b4c1b1e22d1f2a2cd

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#荒井由実 #松任谷由実 #Yuming #文化功労賞 #時代を引っ張る #ユーミン

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

Hi-Fi Set Sings Yuming


 「Hi-Fi Set Sings Yuming」(Alfa 32XA-128/1984.10.25)。Yumingから提供された楽曲とカバー楽曲のみを収録したアルバムです。

 四日前に久しぶりにYumingを聴いたら(Click here)、やっぱりHi-Fi Setで聴きたくなりました。音楽は丸いものをくるくる回しながら、Yuming作品はHi-Fi Setで聴くに限ります。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月9日に撮影した写真を5点掲載しております。秋本番を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#Hi-FiSetSingsYuming #ハイファイセット #シングス・ユーミン #Alfa 32XA-128 #荒井由実 #松任谷由実 #山本潤子

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

今どきですが、くるくる回る・・・

 今どきですが、くるくる回して聴く物を買ってみました。CD3枚+DVDです。
 Yumingは同世代(正確には彼女が1歳年上)ですので、彼女の音楽は現在形進行形で聴いて来たはずですが、あらためて51曲を通して聴いてみると、馴染みのない曲がたくさんありました。

 考えてもみるとそうなのです。どうなのかと云うと、私はずっとYumingをシンガーとしてではなくソングライターとして捉えていたのです。彼女自身が歌ったものはあまり(はっきり云えば、ほとんど)聴かず、彼女の作品のいくつかをHi-Fi Setで聞いていたのでした。ですからYuming の曲っていいな、Hi-Fi Set(もっと云えば、山本潤子)の歌っていいなと、ずっと聴いていた訳ですので馴染みのない曲があっても不思議ではない訳ですね。
 
 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月1日に撮影した写真を5点掲載しております。稲刈り時を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/3b09836a48f1b7f8cf71e950197601c7

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#ユーミン #荒井由実 #松任谷由実 # Hi-Fi Set #ハイファイセット #山本潤子

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

弦楽合奏団に復帰


 コロナ禍で休団しておりました弦楽合奏団に本日、復帰いたしました。今月から月二回の練習再開ですが、二年間のブランクは如何ともし難く四苦八苦。でも楽しかった! 個人レッスンも今月末から再開ですので、これで合唱ができるようになれば私の音楽生活はコロナ以前に完全復帰です。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは6月11日に撮影した写真を7点掲載しております。梅雨の間、曇り空の下の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/2bb7ef9970867c5d2aea2fd559f43a16

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#コロナ禍による自粛解除 #コロナ以前の生活に少しずつ戻る #弦楽合奏団 #弦楽アンサンブル #合唱

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

チェリスト・長谷川陽子、デビュー35年の重み

 1987年、17歳でデビュー・リサイタル。翌4月、桐朋学園大学入学。その年の10月にファースト・アルバムを録音、翌1月発売。クラシック・ヒット・チャート1位(チェロで初)を獲得し広く注目を集める。フィンランドのシベリウス・アカデミーへの留学(アルト・ノラスに師事)を経て本格的な演奏活動を始める。その後の活躍振りは周知の通り。

 昨夜(2022年5月19日)、チェリスト・長谷川陽子のデビュー35周年を記念するリサイタルが開催された。17歳でのデビュー以来35年の重みを確かめに、まったく久しぶりとなった上野文化会館に私は足を運んだ。

 一夜でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5曲を演奏しようと云う意欲的なプログラム。いかに人気のチェリストと云えども、オール・ベートーヴェンと云ういかにもマニア向けのプログラムでの演奏会だと云うのに満席。その長谷川は全5曲を弾き終わって「もっと上手くなりた。今日の演奏に首を傾げた方がおられたら、ぜひ40周年のコンサートを聴きに来てください」と云ってのけた。私はこれを彼女の35年間の重みと受け止めた。今から5年後のコンサートが楽しみである。


 今日の一枚は目に見える、分かり易いチェリスト長谷川陽子の35年分の重み。手前が1989年のデビューアルバム「珠玉のチェロ名曲集」、奥がデビュー35周年記念アルバム「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ&変奏曲全曲」。そして積み上げた23枚がその間の成長の記録。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは5月12日に撮影した写真を7点掲載しております。田植え間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/a0b4071594bee6230bcbed1cc9c2f3ad

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#長谷川陽子 #Yoko Hasegawa #デビュー35周年 #桐朋学園大学准教授 #ベートーヴェン #チェロ・ソナタ #チェロのための変奏曲

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

尽くしたる年寄、勤めなん幼子

「村のために 国のために つくしたる我らの年寄の歩みやすかれと・・・」
「村のために 国のために つとめなん我らの幼児(おさなご)の歩みやすかれと・・・」
 「村の道ぶしん」(葛原しげる作詞、簗田貞作曲、岡本敏明編曲)の歌詞です。
 注:簗田貞(やなだ ただし。「城ケ島の雨」「どんぐりころころ」の作曲者。

 唐突に何故この歌詞をご覧いただいたかと云うと・・・

 電車内で泣き止まない乳幼児とその親が「うるさい、静かにさせろ」と怒鳴られた、スーパーマーケットのレジで財布からお金を出すのに手間取っていた高齢者に「もたもたするな、早くしろ!」との罵声が浴びせらたとの報道を、短い間に複数回目にしたからです。


 葛原しげるの詩にある通り、年寄は「村のために、国のために尽くしてきてくれた方」、そして幼子は「これから村のために、国のために尽くしてくれる宝物」。どちらも大切にしなければならない人たちです。その人たちに罵声を浴びせるって、どう云うことなのでしょうね。

 あなたは幼子であったことはないのですか? あなたは年寄になることはないのですか? と問いたいのです。誰しも通って来た道、そして通る道にいるのが幼子とお年寄り。繰り返します。誰しも通ってきた、そしてこれから通る道ではありませんか?

 そう云いながらも、満員電車の中で隣の幼子が泣きだしたら、あるいは急いでいるスーパーのレジでもたついているお年寄りがいたら、それでも泰然と構えていられるのか。いや、難しいかも知れないと思う自分への、今日の漫文なのでありました。

 なお、画像は玉川学園の愛吟集(改訂1刷 1997年4月)より。郷秋<Gauche>は、玉川学園で出来た歌かと思っておりましたが http://bunbun.boo.jp/okera/w_shouka/t_sinsaku/t8sh_mura_michi.htm によれば、この歌ができたのは玉川学園創立の1929(昭和4)年の2年前。しかも玉川学園に伝わるのは2節までですがオリジナルは3節まであり、詩も多少異なっております(1〜3節の詩を合わせて2節にした?)。これ以下は郷秋<Gauche>の勝手な想像ですが、玉川学園の教育(生活音楽)に取り入れる段になって玉川学園に合うように改変したのではないかと思うのです。教育のためには、良いものであれば何でも取り入れるのが小原國芳の流儀ですので(著作権に対する認識も低い時代でもありました)。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは5月12日に撮影した写真を7点掲載しております。田植え間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/a0b4071594bee6230bcbed1cc9c2f3ad

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#乳幼児と高齢者を大切に #玉川学園愛吟集 #村の道ぶしん #葛原しげる作詞 #簗田貞作曲 #岡本敏明編

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

チェロ好き爆増?!

 昨夜はコロナ以降初めて、コンサートホールに出かけてきました。二年以上振りのコンサートホールと云うことになります。

【上野通明 チェロ・リサイタル】
2022年4月3日(日) 18:30開演
ミューザ川崎シンフォニーホール
チェロ:上野通明  ピアノ:阪田知樹

J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番 D Dur BWV1028(Vc & Pf版)
パウル・ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタ op.25-3
フランツ・リスト:悲しみのゴンドラ S.134
フランツ・シューベルト:ロンド ロ短調 op.70 D895(原曲:Vn & Pf)
-----休憩-----
武満徹:オリオン
ベンジャミン・ブリテン:チェロソナタ C Dur op.65
アンコール:フランク・ブリッジ:春の歌(原曲:Vn & Pf)

 驚きました。2000席近いミューザ川崎が、ステージ裏手の席に少し空席があるだけでほぼ満席です。いつの間にチェロのファンがこんなに増えたのか!

 しかもですよ、最初に書いた通りプログラムのハードルは相当高い。私的には、安心して聴くことができるのはバッハくらいで、あとはちゃんと予習をして「聴くぞ!」と気合いを入れないと最後まで聴き通せない程難しいい曲が続きます。

 上の写真は当日配布されたプログラム(刷物)ですが、フライヤーも同じデザインで「上野通明 チェロ・リサイタル」と銘打ちながらも刷物はほとんど「デュオ・リサイタル」の体で、ピアノの阪田知樹さんのファンの来場も狙っていることは明らかです。

 上野さんの2021年ジュネーヴ国際音楽コンクールのチェロ部門優勝のみならず、阪田さんも昨年の「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のピアノ部門で4位入賞しております。有名コンクールで上位入賞を果たすと途端にチケット価格は上昇し、それでもあっと云う間に完売と聞きます。昨日のコンサートもその類なのだとしたら、ちょっと残念な気もします。それでも、ピアノやヴァイオリンと比べると決してメジャーとは云えないチェロに興味を持つ方が増えるのは良いことかも知れませんが・・・

 蛇足ではありますが、昨夕のプログラム(刷物)に、バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ」の曲目解説にこんなことが書かれておりました。

「ヴィオラ・ダ・ガンバはイタリア語で『脚のガンバ』を意味する通り」(後略)

 gamba(ガンバ)は「脚・足」の意味、Viola(ヴィオラ)は現代のヴィオラ(ビオラ)のことではなく16〜18世紀においては擦弦楽器全般を指していましたので、Viola da gambaは「脚で支える擦弦楽器=脚のヴィオラ」と云うことになります。「脚のガンバ」では「脚の足」になってしまい、意味不明ですね。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは4月2日に撮影した写真を6点掲載しております。花盛りとなった森様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/bf2f0a2930719d58dd37d3e1d761a9bf

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#上野通明 #阪田知樹 #チェロ・リサイタル #ジュネーヴ国際音楽コンクール優勝 #ヴィオラ・ダ・ガンバ

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

Peace, peace, peace

The birds in the sky, in the space, sing, "peace, peace, peace"  <Pablo Casals>
このところ、毎晩弾いて祈っています。

横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月13日に撮影した写真を6点掲載しております。季節が一気に進んだ森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/a92b98a06bc690ed78a510cc97f01c2f

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

# Peace, peace, peace #パブロ・カザルス #鳥の歌 #Song of birds

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

チェロ・ハードケースの補修

 12月にレッスンを再開しその初回、師匠のお宅にお邪魔してレッスン室でケースを開けた途端に楽器が手前に倒れ込んで来たのでちょっと焦りました。ネックの部分を止めるベルクロ(マジックテープ、普通名詞では面ファスナー)が傷んでほとんど貼り付かなくなってしまっていたようです。さっそく近所のSeriaで補修用のベルクロを買ってきて本日、チクチク。

 郷秋<Gauche>のチェロ・ケースはスイス製の(白いのに)ブラックケース(Brack-Case)と云う不思議なケース。今は軽量なカーボン製が一般的ですが、30年近く前のグラスファイバー製(らしい)で3.5kg程と重めですがめっぽう丈夫です。サイズもやや大きめですのでゴフリラーやモンタニャーナ型の楽器も入りそうです。

 元へ、補修の話でした。ベルクロ部分を良く見るとループ側はしっかりしているのにフック側がボロボロで芯材に縫い付けてある糸も切れかかっており、手で引っ張るだけできれいに取れてしまいました。芯材が結構硬いのでチクチクも大変でしたが20分程で修理完了、我ながら上出来。これで安心です。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは1月2日に撮影した写真を7点掲載しております。今年最初の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/c749acb81d741fa8739f1e4b86ff4757

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#チェロ・ケース #ゴフリラー #モンタニャーナ型 #楽器のケース修理 #ブラックケース #Brack-Case #ベルクロ #マジックテープ #面ファスナー

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番 Op.96

 ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番 Op.96。つまり「アメリカ」です。プロの演奏家の演奏を聴くのは二年ぶりでした。音楽は生で聴くに限ります。ほんと、良かったです。リクエストしていたプッチーニの「菊」も聴くことができましたし(^^)  ありがとうございました。

 比較的近い、地元とも云っても良い町田でのコンサートでしたが、コロナ以降一年振りに電車に乗って出かけました。町田は二年振りでしたが、車中と云い町田の商店街と云い、その賑わい人出にはびっくりしました、と云えばこの二年間郷秋<Gauche>がどんな隠遁生活を送っているのかお分かりいただけるでしょうか。

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#コンサート #生演奏 #ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番Op.96  #ドヴォルザーク #弦楽四重奏曲アメリカ #コロナ禍下のコンサート

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

冬の散歩道

 自分で「冬の散歩道」と書いておきながらなんですが、まだ葉っぱが残った枝がたくさんありますから「冬」じゃなくて「初冬」ですね。でもね、郷秋<Gauche>世代はついつい「冬の散歩道」と書きたくなってしまうのですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=I9A3JWacZAY

 初めて聞いた高校生の時には何の疑問もこたなかったけれど、いまになってみると「冬の散歩道」と云う邦題が輪をかけている訳だが、何とまあ詩と旋律がチグハグだこと。まだ二十代半ばだと云うのにポール・サイモンはやたらと「分かった風」な、別の云い方をすればじじ臭い詩を書いて、それでいてリズムはロックにすり寄って。

 八十になったポール・サイモがこの詩に今の自分に合う旋律を付けたものを聞いてみたいけれど、あの詩では恥ずかしくてとても書けないし歌えないかも知れないね。叶わぬ願いとは知りつつも、まさに「人生の冬」を迎えている彼が、いま書く詩で、いま描く旋律とリズムの「冬の散歩道」を聞いてみたい気がする。

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#サイモン&ガーファンクル #Simon & Garfunkel #冬の散歩道

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ショパン「24の前奏曲」第7番イ長調(A-Dur)

 昨日に続いてショパンの「24の前奏曲」、4番ホ短調の3曲後の第7番イ長調のお話。

 この第7番イ長調、胃腸薬「太田胃散」のCMで使われておりましたので30代以上の方なら聞き覚えのあるメロディーかと思います。このCM、2011年頃までで終わっていたんですね。郷秋<Gauche>は知りませんでした(^^;

 それにしても、胃腸薬のCMにショパンの前奏曲、しかも短くも親しみやすいメロディーの「イ長」調の第7番を選んだ音楽的センスとユーモアセンスの良さには感服です。

 と云う訳で今日の一枚は、ショパンの「24の前奏曲」第7番イ長調を20世紀前半に活躍したチェリスト・作曲家、ガスパール・カサド(1897-1966。日本における国際的ピアニストの嚆矢、原千恵子のご夫君)が「チェロのための七つの変奏曲」に編曲した作品の自筆手稿譜(ファクシミリ版)のテーマと第一変奏の部分。
 チェロ用編曲にあたりヘ長調(F-Dur)に改められておりますが、これはイ長調で胃腸の調子が整うとFも快調と云うカサドのユーモア?

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月15日に撮影した穏やかな秋の日の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/998c7b080953a19ce12e63b722b68680

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#フレデリック・ショパン #24の前奏曲第7番 #胃腸薬「太田胃散」 #イ長調 #胃長調 #チェロ用にヘ長調に転調 #ヘ長調はF Dur #Fはへ

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ショパン「24の前奏曲」第4番ホ短調

 テレビを見ない郷秋<Gauche>には珍しく、昨夜はEテレの「ショパンコンクールのレジェンドたち」を見ていた。2時間の長い番組の中程でポリーニの演奏(2002年サントリーホール)による24の前奏曲全曲が放送された。一番から順に演奏されたその第4番ホ短調が聞こえて来た途端に私の思考回路は一気に四十数年を遡った。

 それは当時、深夜のFM東京で放送されていた油井正一の「アスペクト・イン・ジャズ」のテーマ曲であったのだ(毎週火曜の番組であったようだ)。おいそれとLPなど買うことができない貧乏学生は、流行りのジャズはこの番組で聞いてかつエアチェックするのが常であったのだ。

 Jazz番組のテーマ曲であるからショパンそのままのそれである訳はなく、それはGerry Mulliganの噎ぶようなバリトン・サックスの4番でした。そして今日、その懐かしい旋律を聞くことができたのでした。
https://www.youtube.com/watch?v=v3Jj3BgW-Ks
 半世紀近く前に狭い四畳半の安アパートで何やら鬱屈したものを抱えながら聞いていたGerry Mulliganを45年後に聞くことができるとは、なんとまぁ便利な時代になったものですね。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月15日に撮影した穏やかな秋の日の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/998c7b080953a19ce12e63b722b68680

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#Gerry Mulligan Sextet #ジェリー・マリガン #アスペクト・イン・ジャズ #油井正一 #フレデリック・ショパン #24の前奏曲第4番

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

MILES & MJQ

 先日、ホームセンターにメダカを買いに行った時にレジ近くのワゴンに並んでいたCDです。どれでも一枚500円。それぞれ10曲入っていて一曲目に ‘Round Mid nighitとDjangoが入っていましたので一枚500円なら騙されてもいいかと連れて帰ってきました。帰ってきて確認したらMade in Taiwanでした。

 ちゃんと音が出ました。でも‘Round Mid nighit、Django共に聴き慣れたテイクじゃないんですね。もちろんライナーノーツなどは入っていないので確認のしようがないですが、著作権などなきがごときの赤い国のインチキものではなく、オリジナルレーベルでは使われなかったテイクを集めたものかな?などと想像したりしておますが、久し振りに聴くMILES & MJQはご機嫌で、ついついハイボールのお替りが・・・(^^)

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月9日に撮影した暑さがぶり返した森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/9aadd95d2d2a490db61643354f1f0d79

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)comType "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#MILES DAVIS #MODERN JAZZ QUARTET #MJQ #怪しいCD #著作権

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

これがチェロという楽器なのですか?

 昨日の朝日新聞文化欄の記事です。
 三年に一度開かれる「国際弦楽器製作コンクール(アントニオ・ストラディバリ記念製作コンクール)」において、チェロ部門に参加した千葉県出身の根本和音さん(30歳、クレモナ在住)が優勝した。日本人の優勝は、1982年の園田信博さん以来39年ぶり、とのこと。

 しかしですよ、この写真、根本和音さんと思しき方が手にしている楽器が、チェロにしては随分と小さいような気がして・・・

 先に記した記事に添える写真として相応しいのは、当然根本和音さんが、アントニオ・ストラディバリ記念製作コンクールにおいて最優秀と認められた自作のチェロを持ったものであろうと思うのですが、朝日新聞的常識はちょっと違うようです。

 件の記事と写真を、弦楽器についてお詳しくない方がご覧になられると、根本和音さんが手にされている楽器がチェロだと勘違いされてしまうのではないかと心配している郷秋<Gauche>なのであります。心配のあまり今夜は眠れないかも・・・・。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月2日に撮影した台風一過の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/9aadd95d2d2a490db61643354f1f0d79

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#根本和音 #国際弦楽器製作コンクール #アントニオ・ストラディバリ記念製作コンクール #チェロ #ヴァイオリン #バイオリン

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ 次ページ »