goo blog サービス終了のお知らせ 

中嶋、ピケを抑える

 ロータス・ホンダを駆る中嶋悟が、ウィリアムズ・ホンダのネルソン・ピケを上回るタイムを出した、と言うわけでは勿論ない。

 ヘレステスト初日(ウィリアムズとレッドブルにとしては2日目となる)、ルノーをドライブするネルソン・アンジェロ・ピケの1'19.660に対し、ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴がコンマ059上回る1'19.601を記録したというニュースである。(元ネタはこちら

 2世ドライバーが活躍する近年のF1だが、フジテレビが全戦中継を開始した1987年からF1を見てきている身としては、中嶋、ピケと言う名前を聞くと、どうしても悟や父ネルソンを思い浮かべてしまう。当時は、中嶋悟がピケやプロストと同じトラックを走る事が、まるで奇跡のように思われたが、その息子はそれが当たり前のことであるかのように疾走する。本田宗一郎や中村良夫がこの様を見たら、さぞや驚くことだろう。

 ホンダだけであった日本のチームが3つになり、日本人ドライバーも3人。ホンダ第一期挑戦から数えると44年、ターボエンジンを引っさげてホンダがF1に戻った1983年から25年。F1の世界に「日本」がようやく根付いて来たかに見えるが、次の目標は表彰台の一番高いところに日本人が上がることだな。それを成し遂げるのは果たして中嶋一貴世代なのか、夢は更に次の世代に託されるのか。
 
 例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、雪をのせた柿の老大木。写真はトトロの切り通し越しに撮影したものです。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )